2007年03月

2007年03月31日

『文章の話(著・里見)』を読了!!

『<狐>が選んだ入門書』の流れで、里見氏の『文章の話』を再度読むことにしたのだが、それを読み終えた。



里見は有島武郎の弟で、父の名は有島武、母は有島幸子という。
この本のポイントのひとつになっている『誕生点』という考え方を説明するところ(P.88〜P.89辺り)で自らの誕生点を中心として横に線を引き、縦には3本の線を引いて説明を書いている。
縦の3本の線はそれぞれ、父、母と里見氏自身の生まれてから死ぬまでを表している。
当然のことながら、父母の線は線の末端があるが、この時点では里見氏は存命中であるから里見氏自身の線は誕生点から下に延びていてずっと続いていることになっている。
前に一度読んだときにここの部分で父の名が『有島武』と書いてあったので、『有島武郎』と血縁関係があるのだろうと思い調べて知った。

里見氏自身も作家であるが、無学な私はその作品を知らない。今回、再度調べてみて、『恋ごころ』、『秋日和』、『極楽とんぼ』、『潮風』、『道元禅師の話』、『多情仏心』等の作品があることをWikipedia経由で知った。

さて、『文章の話』というものであるが、本文225ページ中で147ページまでは『人間としての生き方』が書かれていた。後ろの1/3がいわゆる文章の話となる。

まずは前の部分2/3を読んでのまとめと感想。

『文章とは、言葉を、それの記号である文字に書き表したもの。』

つまり、文章とは言葉そのものであるということを、まず確認している。
次に言葉の定義などが書かれているが、ここでは省略する。
自国語はだれでも問題なく話せるわけで、結果的に『文章は誰にでも書ける』と結論づける。

『やさしいことはむずかしい』
『やさしいことのむずかしさを知ることはむずかしい』
呼吸をしたり、排泄したりすることは何でもないことだけれど、なんでもないことの有難味が分かってくる。
この本は『生きていることは素晴らしい』という、著者の人生賛歌でもある。

『人間はうそのつける動物である』

『誕生点』という考え方の説明。
自らの誕生点(いわゆる誕生日である『時点』)を中心として横に線を引き、縦には3本の線を引いて、里見氏は説明を書いている。
縦の3本の線はそれぞれ、父、母と里見氏自身の生まれてから死ぬまでを表している。
当然のことながら、父母の線には線の末端(両末端)があるが、この時点では里見は存命中であるから里見氏自身の線は誕生点から下に延びていてずっと続いていることになっている(現在の時点以降は点線で表現されている)。
父母の縦線も、里見氏の縦線も誕生線より以前のところは点線で上に延長されている。
誕生点より以前の、つまり誕生点より上の点線は本人の父母、その上の祖父母など、延々と繋がっている繋がりを重視して表現されたものらしい。

自他という部分での説明で、『自』は自分自身で生まれながらに持っている『性質』、『素質』、『魂』、『根性』などともいえるものをいい、『他』は後から受けた『外的刺激』、『経験』のことをいう。

自分の『誕生点』から発した縦の線のあらゆる時点で色々な『経験』をして、一人一人の個性、人格が作られているわけであるが、誕生点を含んだ横線、つまり、生まれた時点でのありとあらゆる環境も個人の人格形成に大いに影響していると説明されていた。

『どこからどこまでが『自』で、どこからどこまでが『他』という風に、きっぱり二つに分けてみせるわけにはいかないけれど、しかし、その二つのものは、あることは確かにある。』

『自他と意思』という章で、有名な『たいことをたいせよ』というものが出てくる。

ヘンリック・イプセン(里見氏の表現では『ヘンリック・イブセン』)のことばで『You must will the thing you will.』というものが原典(原文)とのことである。
英語音痴の私でも原文の方が理解しやすいが、里見氏の時代のことばではもっと分かりにくく、里見氏の『たいことをたいせよ』が子供達には分かりやすかったのだろう。

『『感情』、『知性』、『意力』この三つのものが、協力一致しないかぎり、本当の意味で、たいことがたいできないと思います。』

この三者協力がなければ、やりたいこともうまくいかない、じっくり考えて、実行したいという強い意志を持って行動して欲しいという熱いメッセージを出していると受け止めた。

後ろ1/3を読んでのまとめと感想。


『文章は、なんのために在るか。』
『文章は、読ませるため書く。』
『思想を発表するのが、言葉の役目であり、また、文章の使命である。』

口答で説明するにしても、文章で書き表すにしても、大切なことはバランスよく書くことが大切であると筆者は説く。
過剰すぎる文章もいけないし、必要なことが十分に書かれていない文章もよしとしない。
いいたいこと、書きたいことを、思ったように伝えればよい。

内容のある文章(本当の『自』が現れた文章)にするには、

『書きたいことが、胸いっぱいにたまって来るまで、筆をとらないこと』
『小細工をせず、思ったままを、素直に書くこと。』
『屁理屈を並べず、感覚的に書くこと』

を心掛けよと筆者は説く。

よい文章とは『いつまでも忘れならない』ような文章であるとも説明していた。
また、文章を作るときには作ったものを音読してみることがよいと主張されている。
これに関しては谷崎潤一郎氏も同様の意見を述べていたと記憶している。

谷崎潤一郎氏の『文章読本』を挙げて、里見氏は谷崎潤一郎は文章の組み立てに関して『1.用語』、『2.調子』、『3.文体』、『4.体裁』、『5.品格』、『6.含蓄』の6つにまとめているが、自分もこれに異議はないといっている。

里見氏は『5.品格』と『6.含蓄』をまとめてしまい、『1.用語』、『2.調子』、『3.文体』、『4.体裁』、『5.品位』とし、文章の組み立ての5要素とした。

最初にいったことに補足して、里見氏は

『文章は、誰にでも書けるが、えらくならないかぎり、いい文章は書けない。』
『文章の大事は、現し方にあるのではなく、現れるものにある。』

と述べている。

何はともあれ、いい文章を書くには『心の面が大切である』、立派な大人になれと里見氏は主張していた。

#情報科教員MTの読書記録・・・・
 『<狐>が選んだ入門書』を読んだ直後から読み始めた
 筈なので10日間くらい掛けてしまった。
 ゆっくりペース。
 2007-03-22〜2007-03-31

リコール!−初めてです−

本日、ホンダより、配達記録付きの郵便が来ました。
丁度、外出中の時だったので伝票のみポストに入っていたのですが、帰宅後郵便局に電話して再配達して貰ったものです。突然の郵便で何となく予想はしていたのですが、いい知らせではなく悪い知らせでした。

私が乗っているエアウェイブがリコールとのことです。

購入時期(納車時期)は平成17年の12月23日でしたから

DBA-GJ1 GJ1-1000022〜GJ1-1033738 平成17年4月1日〜平成17年10月31日 32,046台
DBA-GJ2 GJ2-1000008〜GJ2-1006348 平成17年4月5日〜平成17年10月31日 6,078台

のどちらかに該当するようです。
今、ホンダのサイトを確認したところ、既に

http://www.honda.co.jp/recall/070322_1845.html

で、リコール情報は流されていました。

ヒューズボックスの燃料ポンプリレーという部品が不良のようです。
予約を取って可能ならば、明日にでも交換に行ってきます。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 自動車免許を取得してから既に25年以上経ちます。
 中古を含めて、今回が3台目の自動車ということになり
 ますが、リコールの経験は初めてです。

 迅速に対応していただけているようで安心感はあります。


2007年03月30日

Pasmo定期券の怪?

二日前に書いたように私の場合にはPasmo定期券にしないとICカードの恩恵に預かれないということが分かりましたので、それを購入しに行きました。
とはいうものの、特に買いに行ったという感じではなく、帰りがけに立ち寄った程度です。

今日のは笑い話です。

定期券発券機で今までの磁気カード定期券を入れて、『定期券を購入』という感じのボタンにタッチして、『継続』ボタンを選択した後で『6ヶ月の継続』を選択し、名前や生年月日を入れてという感じで、指示に従って入力しました。

記入ミスをした時には『訂正』ボタンにタッチすればよいのですが、この場合、全て最初から入力し直すということになりました(この辺のユーザーインターフェイスは全くよくありません)。
「領収書が必要かどうか」、「訂正はないか」などのメッセージが表示されたので、『領収書』ボタンにタッチし、その後、『確認』ボタンにタッチしました。

何とか最後までいったのですが、最後に「デポジット代の500円を投入して下さい」という感じのメッセージが表示されたので500円硬貨を1枚投入しました。
「さぁ、継続料金はどのタイミングで入れる(支払う)のだろう」と考えていると、何のメッセージ画面を表示することなし発券機が動き出し、何とPasmo定期券と領収書が出てきてしまいました。

勿論、デポジット代以外の継続料金は払っていませんし、新たに出てきたPasmo定期券の有効期限は、最初に入れた磁気カード定期券の日付のままです。

継続で新しい6ヶ月定期を購入したかったのですが、単なる「磁気カード定期券--->Pasmo定期券への切り換え」に終わってしまいました。

一応、今日から継続処理ができる『期限切れ14日前』だと思って継続購入をしたのですが、何が起こっているのか分からないうちに単なる切り替えになってしまいました。

(大笑い)


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ただ、発券機のメッセージに忠実に回答しただけだと
 思うのですが、どこで間違えたのかが全く分かりませ
 んでした。

 Pasmo関係は初めてなので、もう暫く、笑えそうです。

 本日切り替えになってしまったPasmo定期券を、明日か、
 明後日くらいには、真の意味での『継続処理(新しい『
 有効期限6ヶ月』の継続処理)』をしに行こうと思って
 います。

 定期券を買うのに遊ばれたのは、何といっても初めてだ!!

 もう1日待ってから行けば、問題なく継続定期券購入が
 できたのでしょうか。
 疑問です・・・・。

(苦笑)

2007年03月29日

Google Notebook 日本語版

Google Notebook(Google Note)が日本語化されました。

ほぼ毎日、Google Notebookを使っているのですが、今日、いま開いてみてビクリ。
何と日本語化されているではありませんか。
今までのバージョンとは少し雰囲気が違いますが、直ぐに慣れるでしょう。

Google Note 日本語版







日本語化されたということはバグも随分取れたことでしょう。
どんな感じに変わったのかを、しばらく様子を見てみようと思います。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 有用なツールが日本語化されることは、やはり、
 大変嬉しいものがあります。


2007年03月28日

私の場合はPasmo定期券

先日、都高情研の研究大会に参加するために飯田橋まで行ったのですが、そのときのことを書きます。
とはいうものの、今日の投稿は研究大会についてではなく、Pasmo/Suica関係です。

磁気カードの定期券で西武池袋線の自宅最寄り駅から乗車し、有楽町線への直通電車に乗って飯田橋まで行きました。

パスネットも少々あったのですが、自動改札で定期券を入れてからSuicaをタッチして見ました。
そうしたら、あらら、弾かれてしまって改札を向けることができません。
Suicaでタッチしてから、定期券を通すなどトライアンドエラーを繰り返してもよかったのですが、今回はそのようなことをせずに、すぐに駅員さんのところに行くことにしました。

それで結論は『できない』ということなので、駅員さんに処理して頂いて新たに発券された切符状の精算券を使って改札を出ました。

あまり、詳しく読んでいませんでしたが、『磁気カードの定期券+Suica』のパターンだと、スイスイ、通過というわけにはいかないのですね。

私のような場合には『Pasmo定期券にして、Suicaは返却』というパターンにしないと、便利にはならないということを身をもって知りました。

帰り際に最寄り駅の駅員さんに聞いてみたところ、『自分の最寄り駅でもPasmo定期券は購入できること』、『購入は難しくなく、メッセージに従って必要事項を入力すればいい』だけのようでした。
私の場合には『Pasmo定期券』で決まりという感じです。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 もう少しで定期券の有効期間が切れるので、そろそろ
 継続の手続きをしてみようと思います。
 今までの磁気カードの定期券から、Pasmo定期券に乗
 り換えです。

 都高情研・研究大会のまとめを書こうと思っているの
 ですが、何だか疲れてしまって書けそうにありません。
 今日は自分の知識不足をさらけ出す、『恥ずかしネタ』
 で終了します。

2007年03月27日

留学説明会

今日は息子の留学に伴う説明会があり、これからそれを聞くために恵比寿まで行ってきます。
ここのところ、しばしば行っている恵比寿です。

本来は3月23日に留学者全員を対象とした説明会があったのですが、本人と妻は卒業式のため、そして私も勤務校の終業式でしたから、これには参加できませんでした。

それで無理をいって別日程で個人的に説明会の日程を組んで頂いたわけです。

3時間ほど説明を受けることになっています。
出発日やホームステイ先も既に決定しており、いよいよカウントダウンです。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 親バカネタなので一応、『他愛のないこと』という
 カテゴリに入れましたが、私たちにとっては大切な
 説明会ではあります。

2007年03月26日

都高情研・研究大会

今日は都高情研の平成18年度研究大会の日です。

当初は参加の予定が立たずに欠席の予定でしたが、何とか参加できることになりました。
都高情研の仲間の先生方とお話ができることは何とも嬉しい限りです。
さて、今日の講演はどのような内容になるでしょうか。

#今回の投稿は前日である3月25日21:47現在に書いて
 いますが、3月26日0:01付けで投稿予約しました。

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以下は2007-03-29に追記
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==音声のディジタル化と指導事例 都立駒場高等学校 糸井 和宏教諭==

Windowsに最初から付いている「サウンドレコーダ」とフリーソフトの「SPEANA」を使った音声のデジィタル化についての授業紹介である。
流れは次の通り。
サウンドレコーダを使って『CDなみ』の音声として5秒程度の録音をする。
保存された音声ファイルを使って、これを再度ファイル名を変えて保存する。
このときに『ラジオなみ』や『電話なみ』の品質で保存し直し、音声の品質が3つのファイルを作成する。
それで各ファイルのファイルサイズなどを調べさせ、ワークシートに書き込み後分かったことをシート内の( )内などに埋めさせるというものであった。

『The Most Amazing Pop-up Sience Book』や、学研の「発明発見シリーズ」・『新エジソンの蓄音機』などの紹介も参考になった。

==書けばわかるさ!タブレットPC 都立大泉高等学校 田崎 丈晴教諭==

パソコンの一形態であるタブレットPCを活用した授業実践報告で、机間巡視しながら手書きができ、中間モニタにそれを表示することができるので、黒板やホワイトボートの前に貼り付いている必要がなく、生徒の状況把握がしやすいなどのメリットがある。
生徒がタブレットPCに興味を持ち、質問に対する解答などを書かせてみると積極的に解答するようになったなどを報告していた。
「他教科での授業においても役立つだろう」という話であったが、私もそう思う。

==Squidを利用した校内Proxy Serverの運用 都立富士森高等学校 小松 一智教諭==

プロキシサーバSquidと、そのログ解析ツールであるSARGの紹介であった。
前回の研修でもみたが後者のSARGは便利そうであった(内容はかなり専門的)。

==大学でのIT利用の現状〜東京都立大学一学生の視点から〜 都立府中東高等学校 竹澤 見江子教諭==

学士入学で通っている東京都立大学の紹介と、そこで使われているシステムの紹介であった。

==CM作成を通したメディアリテラシー〜自分たちで企画した情報家電を宣伝しよう〜 東亜学園高等学校 北原 雅晴教諭==
              
ご自身の勤務校でのハードウェア・ソフトウェア構成、情報科関係の科目や履修内容の紹介後、本題に入る(今回は3年生対象の選択科目『情報C』の授業実践報告)。
3年生なので3学期は殆ど授業がなく、1学期、2学期で行われる授業についての報告である。
1学期は『座学(ロジックパズル、ビット、バイト、キロ、メガ、ギガ、テラ、2進数や16進数)』と『新聞作り』、2学期は『CM』作りであった。
作成そのものだけが目的ではなく、メディア作成により情報に対する批判眼の育成が主な目的である。
私も読んだことがある菅谷明子氏の『マルチメディアリテラシー−世界の現場から−』に触発されて考えついた授業ということであったが、授業展開が素晴らしいと思う。
イギリスやカナダなどと違って日本には自由に使える映像データは余り無いので、その範囲の中でこのような授業実践ができることが素晴らしいと思ったわけである。
フリーソフト『DOGA-E1』、『DOGA-E2』を活用しているとのことで、このソフトはよさそうであった。
サウンドデータは著作権フリーの『マルチメディアプレゼンテーション』という音声素材を集めた市販品を紹介されたがこれも便利そうである。

==動画を中心としたメディアリテラシー教育の実践 都立竹早高等学校 椋本哲也教諭==
                    
同じ写真素材や映像素材を使ってBGMや写真素材、映像素材の提示の仕方を変えることによって、全く違うイメージの映像を作り、それを生徒に提示して『作り方によっては全く違うイメージを与えることができるのだ』ということを体験させるというところにうまさがあると感じた。

その他、パネルディスカッション4本があった。
途中で少々休憩したので、小原先生のExcel小技集だけ聞かせていただいた。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 研究大会そのものも上記のように有益でしたが、
 何といっても辰己先生や久野先生と直接お会い
 できたことが私にとっての収穫です。

 久野先生とは少し席が離れていたので、直接お
 話はできませんでしたが、辰己先生からは、
 『技能』・『技術』などのお話を伺うことがで
 きました。
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2007年03月25日

父の一周忌

今日は父の一周忌でした。

早いものであれから、もうすぐ1年が経とうとしています。
午前中は雨でしたが昼頃には何とか雨が止み、無事に済ませることができました。

結構くたびれたので、今日はこれで終わりにしようと思います。

2007年03月24日

古本屋巡り

昨日、阿佐谷の銀星舎、石神井公園の草思堂にて3冊本を購入した。

阿佐谷・銀星舎にて『イスラーム文化』



『<狐>が選んだ入門書』の流れで、『イスラーム生誕』を探しに行ったのだが、なかったので代わりに同じ著者による同書を購入。
私には理解できない世界のように思うが、チャンスがあったらチャレンジしてみようとは思っている。

石神井公園・草思堂にて『漱石を書く』、『バカの壁』







『漱石を書く』は島田雅彦氏の著作。
漱石本だったので購入した。

『バカの壁』は2003年のベストセラー。
今頃になって読んでみたいと思っていたところ、ここで見つけたので購入。

草思堂の漢字が『草思堂』であっているかが不安になったので、『石神井公園 古本屋』で検索したところ次ページが引っ掛かった。

グーグル検索(『石神井公園 古本屋』)の結果

石神井公園にも駅周辺に古本屋が何軒もあることが分かり、行動範囲が広がった。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 読むペースより買うペースの方が速く、また、
 未読本が増えてしまった。

2007年03月23日

実子なのに我が子ではない!?

『代理出産』で得た我が子と、その親であるはずの夫婦との関係を親子と認めないという判決がでた。

タレントの向井亜紀さんと元プロレスラー・高田延彦氏の夫婦が代理出産をアメリカ人女性に依頼して得た双子の実子を子と認めないということである。

東京家庭裁判所は不受理を適法と判定、その後、東京高等裁判所が受理を認める決定を下し、今回の最高裁判所の判断が待たれていたところだけれど、最高裁は家裁の判決を支持して不受理を適法とする判決が下った。

「現行民法では、出生した子を懐胎・出産した女性を母親と解さざるをえない」そうだが、今回の場合には心の底から自分たちの子が欲しいと考えている二人が、経済的にも可能であった『代理出産』という選択肢をとっただけである。
何らかの事件と関係しているとという訳ではなく、全く事件性はない。

双子の子供が真にこの夫婦二人の子であるかはDNA鑑定でもすればあきらかである。

深遠な法理論、法解釈に関しては、全く素人の私だけれども、この判決にはどうも納得がいかない。

以前にも話題となったことだが、例え新たに結婚した夫との間に生まれた子であることが明らかな場合でも、前夫と離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子として扱うということに関しても同じ問題が含まれていると思う(関連法規は民法772条)。
こちらの場合には微妙な問題も含まれているということは理解できるが、この場合でもDNA鑑定すれば真の親子かどうかは直ぐに分かるのだろうから、それで解決だと思う。

法律が古すぎで現状に則さない訳だからできるだけ速やかに改正する必要があるのだろうが、実子か、そうでないかはDNA鑑定で分かるわけだから、この2種類の問題に関してはまずこれを行うべきではないかと思う。
古すぎて現行の問題に対応できない法律を、法解釈だけで解決しようというところに限界があると思うのは間違いであろうか。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 司法の専門家である裁判官の方々ももう少し柔軟な
 発想はできないものだろうか。
 現実に生まれている子がいるのに、そしてその子の
 実際の親がいるのに、その親子関係が法律上認めら
 れないということの方が異常なのではないだろうか。

 代理出産を認めないという社会を作りたいならば、
 速やかにそのような条文を入れた法改正をしなけれ
 ばならないし、そうでないならば、現行法の矛盾点
 を解決するような条文(例えば、最終的にはDNA
 鑑定で親子関係の判定をするなど)を入れて法改正
 すればよいのだと思う。

 今の司法に大岡裁きはないように感じた。








2007年03月22日

読書マラソン

『読書マラソン』という活動があることを知った。
主に大学生協を中心とした活動で、大学を卒業するまでの4年間で100冊の読書に挑戦しようというものである。

1冊読む毎に感想をPOPカードに書いて生協に提出し、このときに自分の読書記録カードにスタンプを押して貰う、10冊読み終わった時点、つまり自分のカードにスタンプが10個溜まった時点で生協の500円券や文庫・新書15%割引券などを貰える。
これの繰り返しで大学の4年間で本の100冊読破を目指そうという取り組みのようである(読む本は生協で買ったものでなくてもよく、図書館で借りた本や自分で別の書店で購入したものでも構わない)。

読書マラソンで検索されたいくつかのページへリンクを張っておくことにした。

大学生協など

http://saitama-u.coop-bf.or.jp/~gi/tuujyouki/tuujouki.htm
http://saitama-u.coop-bf.or.jp/~gi/tuujyouki/d4.html

http://www.toho-coopgi.sakura.ne.jp/dokusho.html

http://www.studyguide.jp/read03.html

http://osaka.coop/book/marason/
http://osaka.coop/book/

http://bookcenter2.cocolog-nifty.com/

http://www.utcoop.or.jp/coopnews/2006FEB_MAR/dokusyo_marathone.html

書店(オリオン書房)が主催しているもの
http://www.orionshobo.com/reading/start.html


100冊というと結構な数のように思えるが、4年で100冊というペースはマラソンというよりもジョギングという感じがする。
サイクリングでいったらポタリングという感じ。

私は多読派(ここでは速読派というニュアンス)ではないが、それでも週に1冊程度のペースで月に4冊くらいは読んでいる。決して誇れるような読書ペースではなく、のんびりと読みたい本を読んでおり、その結果は自分のブログにも読書記録として残している。
それで月に4冊とすると年間では12倍の48冊になり、約2年で100冊(単純計算では96冊)となる。

私のブログでも取り上げたように、月に100冊というペースの凄い人もいるようなので、その方々は例外としても、高校生でも週に2冊程度は本を読んでいるという生徒ならば結構いそうである。

読書マラソンという取り組み自体は立派なもので「なるほど、こういう活動もあるか」と多いに参考になったので、ここにメモを残しておこうと思う。

私の勤務校では『朝読書』は行っているが、『読書マラソン』というこのような活動は現時点ではしていない。
目標とする本の冊数はともかくとして活動自体には多いに参考になったので、高校でも同様の取り組みをしてみるといいかと思った(10冊読んでも割引券は与えられませんが・・・・)。

中学校や高校の各3年間で100冊くらいなら、現実的な目標値のような感じがする。
10日で1冊程度で月に3冊。
年間36冊+夏休みなどにプラス・アルファ。
100冊完読は2年半くらいであろうか。
中高生ならばマラソンといってもいいような感じはする(フルマラソン42.195キロメートルではないにしても、中高生で100冊完読ならば5キロメートルマラソンや10キロメートルマラソン完走くらいに考えれば感覚的にもあっていよう)。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 読書マラソンと称するからには、そして対象が大学生である
 ならばもう少し目標を高くしていいのではないかと、辛口の
 感想を抱いてしまった。

 とはいうものの取り組み自体は素晴らしいものだと思う。

 http://hon-yomi-hp.seesaa.net/article/21951357.html
 検索の過程で同じような感想を持たれた方のブログにも行き当たった。


2007年03月21日

『<狐>が選んだ入門書』を読了!!

『<狐>が選んだ入門書』を読み終えた。
2007-01-26(http://blog.livedoor.jp/will_pwr/archives/50888732.html)に、<狐>で知られている山村修氏の本を2冊購入した。
今回はそのうちの1冊を読み終えたのでその記録を書いている。



ここで紹介されている本は、5つのカテゴリ毎に5冊、合計25冊である。

書名と著者名だけをリストさせていただこう。


『国語辞典の名語釈』       武藤 康史・著
『敬語』                菊地 康人・著
『古代国語の音韻に就いて』   橋本 進吉・著
『文章の話』             里見 ・著
『文章速達法』           堺  利彦・著
『古典の読み方』          藤井 貞和・著
『恋愛名歌集』           萩原 朔太郎・選評
『俳句はかく解しかく味う』    高浜虚子・著
『詩を読む人のために』      三好 達治・著
『現代文の鑑賞と批評』      窪田 空穂・著
『若い読者のための世界史』  エルンスト・H・ゴンブリッチ・著
『世界史の誕生−モンゴルの発展と伝統−』 岡田 英弘・著
『フランス革命−歴史における劇薬−』 遅塚 忠躬・著
『日本文化史研究』       内藤 湖南・著
『私の昭和史』          中村 稔・著
『絶望の精神史』        金子 光晴・著
『キリスト教思想への招待』  田川 建三・著
『ヨーロッパ思想入門』    岩田 靖夫・著
『社会認識の歩み』      内田 義彦・著
『イスラーム生誕』       井筒 俊彦・著
『改訂増補 日本美術史』  武者小路 穣・著
『奇想の系譜』         辻  惟雄・著(辻のしんにょうは点二つ)
『絵描きが語る近代美術』  菊畑 茂久馬・著
『イメージを読む』       若桑 みどり・著
『絵画の二十世紀』      前田 英樹・著


この25冊の中で辛うじて私が見聞きしたり、読んだことがあるのは里見『文章の話』だけである。
その他の24冊に関しては全く知らず、何ともショックは隠せない。

それで全く知らないその他の24冊なのだけれども、<狐>である著者の山村氏の話を読んでみるとどれも味があり読んでみたくなる。
当然のことながら、紹介されている本そのものの魅力も絶大なものがあるだろうし、山村氏の解説がよいということでもあるのだろう。

どの本も本当に興味深いが、その中で井筒俊彦氏の『イスラーム生誕』を読んでみたくなった。
それと同時に、井筒俊彦氏そのものをもう少し知ってみたいとも思った。

井筒氏は司馬遼太郎氏と対談したことがあるのだが、このときに司馬氏が井筒氏のことを「二十人くらいの天才が一人になっている」と評した人である。
井筒氏は二人のトルコ人からアラビア語を習ったときのエピソードをこの本の中で紹介している。
このトルコ人達の凄さを語っているところがあり、何が凄いかというと、このトルコ人達は二人とも本を持っておらず必要なイスラームの知識は全て頭に入っていて記憶されているということが紹介されている。
この本の本質ではないけれど、このようなことを知るとやはり私にとっても非常にインパクトがある。

全く違う本で、文脈も違うけれど、『2章 古典文芸の道しるべ』の2番目に萩原朔太郎のことがかかれており、『郷愁の詩人 与謝野蕪村』や『恋愛名歌集』などにある句や歌を萩原朔太郎は全部覚えていたのだろうという説明がある。

こちらも負けず劣らずに凄いと思った。

#情報科教員MTの読書記録
 2007-03-19〜2007-03-20 2日間で1回読了。


2007年03月20日

Pasmoのチャージ機(Suicaをチャージした)

私の自宅最寄り駅にPasmoのチャージ機ができました。
当然のことながら、Suicaのチャージもできるはずです。
近寄ってみると『Suicaのチャージもできる』という案内文が目に入ってきました。

私の持っているSuicaの残額が250円くらいになっていたので、「丁度よい機会だ」と思い、使ってみることにしました。

Suicaをカード挿入口に差し込んで、希望のチャージ額ボタンを押します。
お札を入れて、「はい、おしまい」のはずでしたが、「お札を1枚ずつ入れて下さい」というメッセージが流れてその後に進みません。
私が入れようとした5000円札は一度は入るものの直ぐに出てきてしまい、最後まで入っていきません。
何度やっても同じで、無情なメッセージが音声で流れるばかりです。
ちょっと様子をみるとどうやら使用できるお札は1000円札のみのようです。

『1000円札用』というテプラシールが目につきました。

5000円札を入れて3000円くらいチャージしようと考えていたのですが、やむを得ずチャージ代金を2000円に変更して手持ちの1000円札を2枚取り出して1枚ずつ入れました。
JRではない、自宅の最寄り駅でSuicaのチャージができるのは便利だと思いました。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 今日は結構人通りが多かったので、デジカメでの撮影は
 残念ながら遠慮しておきました。

 5000円札も使えるともっと便利なのですが、現状で
 も進歩は進歩でしょう。

2007年03月19日

大河ドラマ「風林火山」が面白くなってきた。

NHKの大河ドラマ「風林火山」が面白くなっきてました。

http://www3.nhk.or.jp/taiga/

その器量の大きさから父、武田信虎に疎まれていた武田晴信がついに謀反を起こし、父を甲斐の国から追放したというところで昨日は終わりました。
晴信の人柄に惹かれて、信虎から名前の一字を貰っている父の代からの重臣達も晴信に従い、甲斐武田がひとつになっていくところが何ともいえず素晴らしいと思いました。

今回の大河ドラマは、武田家の軍師、山本勘助の物語なのですが、晴信役の市川亀治郎さんがいい感じです。
書を読むことが好きだった、今でいう文学青年のようなところがある、優しさがにじみ出ているところ、そして、大将の器も十分に漂わせているところがピッタリだと思います。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 そういえば、父である信虎役の仲代達也さんは、黒澤明監督
 の映画『影武者』では、武田信玄を演じておりました。
 この辺も何だか楽しいキャスティングだと思います。

 千葉真一さんの板垣信方役もはまり役だと思います。
 渋いですね。

2007年03月18日

『夏目漱石を江戸から読む』を読了!!

小谷野敦氏の『夏目漱石を江戸から読む』を読み終えた(奥付によると著者の小谷野氏は1962年生まれの方であるから、私より数年若い方である)。
この本の中で扱われている漱石の著作は『坊っちゃん』、『虞美人草』、『三四郎』、『それから』、『行人』、『こころ』、『明暗』の7点である。
『明暗』と『虞美人草』はまだ読んだことがないが、それ以外の5点は何回か読んだことがある。
正確には『虞美人草』はここまで2回ほど挑戦してきたものの最初の30%くらいでいずれもリタイアしてしまっている。
この本にも正宗白鳥氏の評を挙げて、漱石作品の中では失敗作であるいう見方が書かれている(最近は違う見方も出てきたとも書かれている)。





私は、この本からは色々なことを教えていただいた。

例えば、有名な『坊ちゃん』では、我々の何となくのイメージで松山中学校の教員になった思いこんでいるが、著者は『その舞台が松山であり、松山中学であるなどとは一言も書いていない。』、『これは意外な盲点である』、『「四国辺の中学校」としか書いていないのである』と、本書の中で書かれている。

試みに青空文庫のテキストを使って検索し、『松山』とか『松山中学』とキーワードを入れてみたが全く検索に引っ掛からない。
『四国』とキーワードを入れてみると今度は見事に『四国辺のある中学校で数学の教師が入る。』という文が検索できた。
私は中学校以来、何回か『坊っちゃん』を読んできて痛快な気持ちになってきたが、てっきり松山中学での話だと思いこんできた。

『三四郎』に登場するヒロイン、美禰子が最終的に結婚するお相手は上流階級の紳士ということは記憶にあるが、銀行員ということは知らなかった。
但し、こちらは『銀行』とか『銀行員』とかで検索しても該当する言葉を検索することはできなかった。
別のテキストに「銀行員である」と書いてあるのかも知れない。
この辺のことは私レベルでは何ともいえない。

『こころ』は『行人』と同じく、私ににとっては印象が強い作品のひとつである。
鎌倉での先生と私(作品中の『私』)の出会いから、先生と懇意になり色々なお話を伺ったり、自分のことを先生に伝えたり、先生の謎めいた生活、先生と友人Kとの関係、先生の自殺や先生からの極めて長い(別の表現では異常に長い)遺書までストーリー展開を興味深く追った。
但し、私のような表面的な読み方では、書いてあることをそのままなぞった程度であった。

この本によると『こころ』は同性愛小説であるという見方もあるらしい。
先生と私(作品中の『私』)、先生と友人Kの関係がそれにあたるわけである。
これは著者だけが唱えていることではなく、『甘えの構造』で知られる土居武郎氏や作家の橋本治氏、小森洋一氏などがいわれているとのことである。
その他の方々も含めて、各氏の解釈の程度は異なるらしいが、私はこの本でこのような見方があることを初めて知った。
ホモセクシャル(同性愛)とホモソーシャル(同性社会)という考えがあり、著者は『先生の欲望はホモセクシャルではなく、ホモソーシャル・ヘテロセクシャルなのである』と述べられている。
私は読んだことがないけれど、『こころ』についての参考文献はこの本の208ページにたくさんの紹介がされているので読んでみるとよいだろう(機会があったら挑戦してみたい)。

『夏目漱石を江戸から読む』というタイトル通り、歌舞伎や浄瑠璃の演目紹介があり、その関連性なども多く述べられている。
また、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の犬川荘助−犬塚信乃、犬田小文吾−犬坂毛野の流れなど、江戸的な考え方を漱石が持っていることなどもここで知った。

#情報科教員MTの読書記録
 2006年12月16日近辺に購入した本で、読書開始は2007-
 03-10からだから、今日(03-18)まで8日掛かって読ん
 だことになる。
 本文中にも書いたように、歌舞伎や浄瑠璃の演目紹介や
 各種資料の紹介など多彩な知識がないと、真の意味で本
 書を読み込めたとはいえないであろう(私には初めての
 ことが多かった)。

 取り敢えず一回読んだだけであり、時間も結構掛かって
 しまった。

 1995年に初版が出たようなので既に結構な月日が経って
 いるが、私にとっては非常に有益な本であった(知らな
 いことが沢山あった)。
 
 漱石ファンならば一度は読んでみる価値があると思われ
 る。

2007年03月17日

半年も経つと・・・・人の記憶は遠い過去のもの

昨日、桐についての記事を一つ書いたのですが、今、自分のアーカイブを見てビックリ。

桐のこの辺に関する仕様をネット上から少し調べて行き当たった自分の投稿ですが、投稿数は極めて少ない『桐というカテゴリ』の部分に行き当たりました。

確かに以前、桐の記事を一つだけ書いた記憶はあったのですが、何を書いたかは記憶にありませんでした。
一つしか書いていないカテゴリの記事ですから、自分で新たに読んだこともありませんでした。

そのような中で昨日の記事を書いたのですが、、ほぼ同じ内容(2006-09-15『桐一括処理ハマリもの』)の記事を以前に書いていました。

間抜けな話です。

従って今日の投稿のメインカテゴリは『他愛のないこと』です。

昨日の投稿にはどんな一括処理を直していたのかは具体的に書かず、エッセンスだけ書いたのですが、昨年の9月の時点でPC-9801のWindows上で動いていたものをDOS/V上に移植したのでした。
一通りの動作確認もしたつもりでしたが、どうやらバグがあったようです。
勿論、こういったバグは実際に使いながら潰していき、長い間重大な問題には直面することなく使ってきた一括処理(中学校の教務処理システム)ではあるのですが・・・。

それで、既にDOS/V上で問題なく動くはずだったものが上手く動かなかったので慌てたわけです(ボタン一つで印刷が開始されるはずが印刷が始まらなかったり、、印刷はされたものの思ったような出力(印刷結果)がでないと、実運用中であるが故に、そして時間に追われながら処理していることなので慌ててしまいます)。

正常動作部分と上手く動かなかった部分を比較して、直ぐに違いを見つけたということは昨日の投稿に書いたとおりですが、同じような投稿を昨年の9月にしていたことを全く忘れていました。
昨日の投稿の一番重要な部分は既に昨年9月の投稿で書いていたわけです。

今日の投稿は結論部分、つまり、いいたいことが一番最後になってしまいましたが、自分で書いたブログ記事なのに半年もすると全く記憶が薄れ、いや、既に記憶は全くなく、昨日の投稿のような『間抜けな投稿』を書いてしまったというわけです。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 今日の投稿タイトルに書いたとおり、『半年も経つと・・・・
 人の記憶は遠い過去のもの』です。

 うーん、情けない。

 ただ一つの救いは、自分が作った一括処理(自作システム)で
 あるということだけです。
 不具合や仕様変更が出たときには直ぐに対応ができますから。

 これが他人が作ったシステム(例えば高校の教務処理システム)
 だと、そう簡単には急場の手直しはできません。

 まして、別のデータベースで作った教務処理システムだと完全に
 業者任せにしないとダメだろうなと感じています。

 私の作った中学校教務システムは、私が現在の勤務校にお世話に
 なった年の夏休みに作成したものであり、実稼働してからは既に
 14年間動いていますが、もう、個人の力(ちから)ワザだけで
 動かす時代ではないのだろうとも思っています。

 但し、この場合には『業者に保守料をしっかり払っていく』とい
 う覚悟を決めなければなりません。
 そうでなければ、サポートが必要になったときに直ぐには対応し
 て貰えないからです。

 作って『おしまい』ではないのです。


2007年03月16日

桐、たった1個のスペースですが・・・。

桐の一括処理を使って既存の印刷処理を2つほど訂正したのですが、ひとつは正常動作するものの、もう一つが思ったような動作をしません。

基本的には全く同じ印刷処理で、印刷する項目だけがいくつか違うだけです。
どちらも問題なく動作してよいと思うのですが、一つの方が上手く動かないわけです。

正常動作しない方の一括処理の一部をここに書いておきます。

一覧表印刷条件開始 "ここには印刷条件名を書きます(例えば『リスト2』)", \
* 用紙サイズ = "B4 (257 x 364 mm)", \
用紙サイズ = "B4(JIS)", \

以下省略

注:ブログシステムの都合上『\』はバックスラッシュで表示されているようですが、実際には円マーク(¥の半角記号)です。


【解決策・その1】

桐では複数行になる場合、行末に『\』を記述することで、それを実現することができるのですが、どうやらこの中にREM文を入れてはいけなかったようです。

それでREM文を外して、

一覧表印刷条件開始 "ここには印刷条件名を書きます(例えば『リスト2』)", \
用紙サイズ = "B4(JIS)", \



にしたのですが、今度は『1400 用紙(B4(JIS))は使用できません』と表示されて、再び弾かれてしまいます。

【解決策・その2】

それで、正常に動作する方と見比べてみると、正常動作版の方は

一覧表印刷条件開始 "ここには印刷条件名を書きます(例えば『リスト1』)", \
用紙サイズ = "B4 (JIS)", \



となっており、『用紙サイズ = "B4 (JIS)"』が正しく、『用紙サイズ = "B4(JIS)"』という記述だと上手くいかないことが分かりました。

スペース1個分の有無だけなのですが、これだけで正常に動くようになりました。
桐は結構柔軟に対応されていると思いますが、今回の仕様は初めて知りました。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ほとんど同じ処理なのだけれど、一方が動いて、一方が
 うまく動かないというのも結構驚くものです。
 今回は両者を見比べて、違いに直ぐ気がつきましたが、
 分からないときにはなかなか見つからないものです。

 まずは一安心です。急いでいたことなのでホッとしました。

2007年03月15日

ONKYO HDC-1.0

先日、新宿のヨドバシカメラに行ったときにONKYO HDC-1.0(本体価格21万円くらい)を見てきました。

正確にいうと、もう少し前(2007-02-24)に初めて見たものです。
HDC-1.0とデジタルアンプを組み合わせて販売しているセットはAPX-1と呼ばれ、25万円くらいで売られています。
スピーカーは二種類あり、D-D1Eは2本セットで27300円、D-112Eは2本セットで42000円ですから、一通り揃えるとなると30万円くらいかかるわけです。
スピーカーはアンプ内蔵のようですから、デジタルアンプを購入せず、HDC-1.0にスピーカーを直接接続することも可能なようです。
実際にこの組み合わせの製品もあり、SPX-1という型番がついていて26万円くらいです。
本体の幅は205mmですから2台横に並べてもラックにハッキリ収まりそうです。

ここのところでオーディオ機器を買い換えて、私はDenonのF102シリーズを中心にDenonで揃えてしまいましたから買えませんが、何とも気になる製品です。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 こういう製品が出てくるとなると、「いよいよパソコンも
 特別な機器ではなく、家電製品のお仲間になってきたなぁ」
 と感じてしまう、私でした。

2007年03月14日

PLC Speaker System(Pioneer XW-PSS01)

PLC Speaker System(Pioneer XW-PSS01)なるものを見つけました。

昨年、ネットワーク機器として発売されたPLCですが、この場合はセキュリティ面から考えても、今、敢えて使う必要はないと私は思っています。
しかし、今回のこのPLC Speaker System(Pioneer XW-PSS01)はどうでしょうか。
PLCの技術を使ってスピーカーに繋がっているケーブルをコンセントに差し込むだけで、色々な部屋で音楽が楽しめるというもののようです。

ネットワークとはいうものの各種データを保存するためのファイルサーバとして使うわけではなく、今回のこの製品はサウンドの伝送にPLCの技術を使うというわけです。
そのためセキュリティのことは余り意識しなくていいように思えますが、どうなのでしょう(マンションの隣同士で同じ製品を持っていると、同じサウンドが聴けてしまうなどという不都合はあるのでしょうか)。

アイデアとしてはいいのではないかと私は思います。

ホテルなどにはトイレや洗面所でFMラジオが聴けたり、シャワーを浴びながらそれが聴けたりするところがあります。
まぁ、それぞれの家庭の各部屋はホテルの各部屋とは違いますから、色々な部屋で同じサウンドを聴く必要もないような感じがしますが、このようなライフスタイルに慣れてくれば、これここれで楽しいものなのかも知れません。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 PLCでスピーカーを鳴らすという発想は素晴らしいと
 思いました。



2007年03月13日

Edy にはまる 私は二人目!!

今日、個人的に使っているメールアカウントにEdyからのプレゼント当選というメールが来ていました。3000円分のギフトが頂けるとのことです。
入会感謝キャンペーンという感じのものがあったので、一応、申し込んでおいたのですが、それが当選したとのことです。

Edyを普及させたいということの現れなのでしょうが、私も使ったことはありませんから、これを機会に使ってみようというにはなりました。

それで、さっそくメールの指示通りに操作してみたのですがうまくいきません。

Edy Viewerのバージョンが古いのかと思い、新しいものに変えてチャレンジするも、うまくいきません。全くはまってしまいました。

しかし、私にはブログがあります。

今回は自分のブログではなく、仲間の田中さんのブログです。

少し前に、田中さんが「Edyの設定は結構難しい」という感じの投稿をされていたのを、私はしっかりと覚えていました。

田中さんの『ネットで教科「情報」日記』を訪れ、該当記事を探してみると『難易度の高い、Edyチャージ設定』という記事(2007-02-24の記事)が見つかりました。

ここから先は、全くこの記事に書いてある通りです。

先程書いたように、私もEdy Viewerを最新のものにして、ここで止まってしまい、セキュリティコードに散々悩んだ末に、何とか登録することはできました。
セキュリティコードは全然頭になく登録時に設定した暗証番号かと思い、それを何度も打ち込んでいましたので、田中さんの記事がなければ当分弾かれていたでしょう。
何とか登録が完了したものの、このあとギフトを貰おうと試みましたがこれがダメです。
「このカードは使えません」という感じのメッセージを表示して何ともなりません。

田中さんの記事をもう少し詳しく読んでみると「登録後、2日程度は利用不可」のようですから今日はここで終了です。

2、3日したら再度挑戦してみます。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 使えるようになったらば近所の電器量販店にでも行って、
 実際に使ってみようと思います。
 Suicaはコンビニなどで使ったことがありますが、Edyは
 未だ使ったことがありません。



2007年03月12日

JUST Suite 2007を購入!!

昨日の投稿に書いたように、地元の家電量販店では余りパッとしなかったので、店員さんとお話しすることもなくすごすごと帰ってきた私ですが、今日は早めに学校を出て新宿のヨドバシカメラに行き、『JUST Suite 2007』を購入しました。

流石に新宿。
沢山パッケージもあってコーナーにはドッサリという感じで積み上がっていました。

ジャストシステムから来ている販売拡張員という感じの方にはお会いしませんでしたが、昨日地元で感じたことは、新宿ではそれほど感じませんでした。

今、インストール中ですが4、50分掛かるみたいなので、この投稿を書いています。

一太郎13からのアップデートですから、久しぶりにジャストシステムに貢献できたかなという感じです。

マイクロソフトのオフィスはここのところのバージョンでインターフェスがガラッと変わってしまうので、シェアを取り戻すチャンスになって貰えればよいと思っています。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ヨドバシではオリジナルバッグのサービスも500円の
 キャッシュバックもありませんでした。
 ヨドバシファンの私としては少々残念!!

 あっ、そろそろセットアップが終わるみたいです。

2007年03月11日

Vista ・Just Suite ソフトウェアが熱くない感じ

発売日が一ヶ月延期されてしまったJust Suiteが2007-03-09に発売されました。
この日から既に2日が経ってしまいましたが、私も『Just Suiteのアカデミーパック』を購入しようと考えて、近所の家電量販店を2つほど回ってみました。

1店目はワゴンの上に20くらいのパッケージ(Just Suite2007が2セットくらい、一太郎2007や花子2007、Agree2007などが数個程度)が置かれていましたが、それだけという感じ。

2店目も同様。
パッケージは棚に空箱が何点が展示されているだけであり、やはり、それだけの感じでした。
アカデミーパックは特に展示はされていませんでした。
その空箱をレジに持って行って購入するというパターンですが、展示しているパッケージはこれしかありませんので、何となく活気が欠けている感じがしました。

店員さんに「アカデミーパックはありますか」と質問すれば出てきたかも知れませんが、質問する元気もありませんでした。

どちらも結構大きい量販店ですがソフトウェアのこのコーナーの活気がありません。
一太郎関係だけではなく、Vistaも当然のごとく売られているのですが、やはり、活気は感じられません。
Vistaに関していえはUltimateを購入する場合、私ならばアップグレード版を買えばいいので、3万円くらいですが、新規に買えば5万円くらいするようです。
流石にOSに5万円は掛けられない感じがします。

色々なことがあり、ソフトウェア関係は何となく来るところまで来てしまって消費者側にとってすれば購買意欲が余り起こらないのかも知れません。
いや、販売している方も余り活気が感じられません。

これは一太郎2007やJust Suite2007に限ったことではなく、前述のWindows Vistaも同じような感じがします。
ソフトウェア販売に活気がない、『ソフトウェアが熱くない感じ』がしました。

昨年のこの時期に「一太郎2006を購入しようと思います」と宣言をしたものの、私は何となくズルズルとここまで来てしまいました。
「今度こそジャストシステムに貢献しよう」という意志で、先程、量販店に足を運んだのですが、肩すかしを食らった感じです。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 明日時間が取れれば新宿のヨドバシにでも足を運んでみよ
 うかと思います。
 自宅にて個人的に使っている環境は、ここら辺で新しいも
 のに替えてみようかとは思っています。

 私も「頑張れジャスト!」な人間ではあるのです。


2007年03月10日

新聞の読み方

数日前、新聞について調べものをしていたら、新聞の読み方を解説する『日経をより良く知るために』というページを見つけました。

このページ中で『記事が多くて読むのに時間がかかってしまうのですが?』

というFAQに

新聞の文字数を計算すると、日経の朝刊で言えばだいたいこういう計算式になります。
1行11文字×78行×15段×40ページ÷2(最後を2で割っているのは、広告や写真のスペースを考慮しています)=257,400文字
 この文字数はだいたい400ページの文庫本1冊に相当します。これだけの情報に毎朝全部目を通すのは不可能に近いことです。つまり日経は、読む人それぞれが自分に必要なところを読んで役立てる新聞なのです。必要のないところは読み飛ばして構いません。「全部を読もうとしない」のが日経の読み方の基本です。


と回答されています。

凄い人は日経だけではなく、他紙も含めて数紙をくまなく読んでしまうのでしょうが、こういう回答がされていると私のような人は思わずホッとしてしまいます。

それにしても朝刊1日分の情報量とは凄いものですね。

文庫本で400ページとはどのくらいかと思い、手元にあった『坂の上の雲(第一巻) 司馬遼太郎・著』を見てみると342ページでした。
厚さでいうと2センチメートルくらいでしょうか。
結構な厚さがあります。

先日紹介した『知的ストレッチ入門』日垣隆氏や『新書365冊』の宮崎哲弥氏レベルならば余裕でしょうが、私には無理です。

この回答をみて何だかホッとして嬉しくなりました。

基礎編・実践編・応用編と3つのステップに分かれて解説されていますが、高校生もこういうページを読んでみるとよいと感じました。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 同様の内容で、他紙の解説ページはあるのでしょうか。
 ちょっと探してみましたが、うまく検索できませんでした。
 何か見つけたら、この投稿部分に書き加えてみようと思い
 ます。

2007年03月09日

『書斎の王様』を読了!!

随分古い本なので恐縮であるが、先日、阿佐ヶ谷の古本屋で購入した『書斎の王様(図書編集部・編)』を読み終えた。

なにぶん、1985年に出版された新書なので内容的には時代かがっているものもある。
17人の読書家達の書斎や書斎に対する考え方などが書かれている。

 書斎の王様 図書編集部・編


正確に名前が分かるのは椎名誠氏と立花隆氏のみで、あとは「何人か聞いたことがあるかなぁ」という程度で始めて名前を聞いた方々が多い。
経歴を見てみるとどの方も随分活躍された方々ばかりである。

読んでみて、大方の共通点は

1.極めて大きな机を希望していること
2.蔵書の保管に苦労されていること
3.書斎と筆者達の写真が出ている場合にはどれも壁一面に
  本がぎっしり詰まっていること
  (写真に写っていないところも、本当は本でびっしりと
   いう感じなのであろう)

という感じであった。

椎名誠氏などは『素晴らしいガタゴト机』と称して通勤電車の端っこの席に陣取って書斎代わりにしていたことを書かれていた。
ライバルであり、師と仰ぐ「チャックカバン氏」のことも書かれており、椎名氏は小平から西武線、中央線に乗り継いで荻窪まで出て、仕事先の銀座八丁目まで地下鉄丸ノ内線を使われていたとのことである。
私の勤務校の最寄り駅の一つであり、小平も割と身近な駅なので何となく親近感を覚えた。


ソファがあって疲れたらごろっとできる書斎もあれば、一文字になって床に寝ころぶ(大の字にはなれない)書斎など様々である。

大学教授なども多く、書斎兼応接スペースというようなものも目立った。

トイレや台所、ミシン台の上などどこでも書斎になる得るということも紹介されている。
喫茶店派という『喫茶店書斎』活用の達人もいらっしゃった。

何かの本で立花隆氏は3階建ての自分の書斎(最新の事務所)を造られたということを読んだ記憶があるが、20数年前の1985年にはまだ非常に若い立花氏が写っており、『高機能高密度空間の極地』という書斎が紹介されている。
要するに自分の手が届く範囲に何でも必要なものが揃っており、非常に狭いスペースに立花氏が座って作業をされているという感じで紹介されている。
ここには90×180センチで厚さ3センチの板をファイリングキャビネット2つの上に置いて机代わりにしている。大判の机は使いやすいらしい。

ここで書いた方はご自宅の一室だそうで、もう一つマンションを仕事場としてお持ちだったようである。
こちらは結構広いらしい。
1メートル×2メートルの特大ダイニングテーブルを机代わりとしているが、これは自宅の書斎で培ったアイデアを活かしているとのこと。

想像してみると特大の机には色々な書類や本が見開きで置けるだろうし、辞書や各種利レファレンス本も置けるので便利そうだ。
私は何をするにもパソコンで書いたり、計算をさせたりしているので、机の上で作業することは余り無いが、やはり、ちょっとした作業スペースが欲しいときはある。
先人のアイデアはどこかで活用することにしようと思う。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ここに書いたことはこの本で紹介されていたことをメモした
 ものだけれど、当然のことながら最新の状態ではない。
 20数年前の状態の書斎紹介である。

 それでも参考になることはいくつもある。

 3月4日〜3月9日 今回は1回のみ

2007年03月08日

「仰げば尊し」の卒業式

私の勤務校は、今日が卒業式でした。
卒業式で「仰げば尊し」が歌い継がれている学校です。

今年の3年生は、私にとって色々と思い入れがある学年でした。
この学年の附属生達が中1の時に、(情報科をメインに教えるようになりつつあるときで)私が最後に1年間だけ理科を教えた学年ですし、中学校3年生の長崎修学旅行では長崎から生徒が送信してくるメール(その日の活動が撮影されている写真が貼付されているもの)を学校で私が受信して、ほぼリアルタイムの旅行報告をWebで流した学年でした。
この活動は第3回修学旅行ホームページコンクールに参加して、修学旅行ホームページコンクール大賞(文部科学大臣奨励賞)を受賞することができました。
受賞作品のページはここです。

そのようなわけで、色々と思い入れがある学年だったのです。
生徒達も例年に増してアットホームな、フレンドリーな生徒が多かったように思います。

その生徒達が旅立っていく卒業式でありました。

私は会場係であり、数名の同僚とで会場の入り口付近に立ち保護者の方々をお迎えする係でした。
全部の時間を教職員の席で座っていたわけではないので、ところどころで聞こえてくる話しか書けませんが、校長先生の「歴史に学べ、歴史を学べ」、「本を読め」という話が印象的でしたし、卒業生の答辞に織り込まれた「一期一会」の話も、「この生徒ならではの話だなぁ」と思いました。
最後は音楽選択者による「別れの曲(ショパン作曲)」で卒業生を送りました。

厳かな雰囲気の中にも暖かみのあるいい卒業式でした。

2007年03月07日

私にピッタリのお薦め本

2007-01-27に高校生が読んでおくべき本という投稿をした。

この記事が関係してか、それとも記事を書くときにアマゾンで何か調べたものが関係しているのかは不明だけれど、今日のamazonを見てみると私へのお薦め本に次のようなものがあった。

なるほど、私が求めている内容にピッタリの本である。
私にピッタリとは書いたものの、それだけではなく、本当の主旨は自分の息子が読んで参考になるのでないかということである。

学問がわかる500冊

 学問がわかる500冊(Vol.2)

 大学新入生に薦める101冊の本

 東大教師が新入生にすすめる本

 教養のためのブックガイド

 必読書150

高校生が読むべき本とは少し離れるかも知れないけれど、全く参考にならないということはないだろう。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 金銭的に余裕ができて、気が向いたら買って読んで
 みたいとは思った。
 こういう本が現時点で多いので、ちょっとストップ
 ではある。

2007年03月06日

DATが不調

ここのところ、あるサーバのDATが不調でバックアップを取ろうとすると「直ぐにクリーニングしなさい」怒られていました。
業者さんにはリモートでサポートして頂いているので、その都度、「クリーニング関係のエラーが出ています」と電話で報告を受けていました。


実際に私はサーバ室で作業をしながら、各サーバの様子を見ていますから、「この程度の報告なら分かっていること」、「この程度の報告は一つ一つして頂かなくてもいいのではないか」と、毎回のことなので少々鬱陶しく思っていました。
しかしながら、あまりに多いのでハード的なエラーであると私も思うようになり、業者さんと相談の結果、パーツ交換で対応して頂くことにしました。

それで、今日はその交換の日です。

3時ということでしたが、前のところで少々時間を取ってしまったようで、私の学校に来られたのは4時近かったと思います。

精々、6時くらいには終わるだろうと考えていたのですが、どうやら業者さん(CEの方)がはまって待ったようです。
あーでもない、こうでもないという感じで、電話連絡をしながら対応をして頂きました。
結果的に終了したのは8時過ぎになってしまいました。

パーツ交換後の確認作業がうまくいかなかったようで、どうも、テープそのものに不具合がありそうでした。
別のテープでスケジュールを組んで、取り敢えず即実行をさせたところ、問題なく動き始めましたので明日様子見というところです。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 今日こそ、早く帰ろうと思っていたのですが、夢は
 破れてしまいました。
 ということで、今日のブログ投稿はこのくらいにし
 ておきます。

2007年03月05日

文の読みやすさ 文字の高さと行間の関係

先日の、「『情報デザイン入門』を読了!!」で考えた、文字の高さと行間の関係を少し調べてみた。

著者の木村先生の話だと『文字の高さと行間との関係は0.5〜1くらいが見やすい』ということだったが、私はもう少し行間が空いていた方が読みやすいのではないかとという感じの記事を書いた。

私が書いた記事では1に近い方が読みやすいという感じで書いたが、もう少し広い方が読みやすいと感じている。

ということで、Web上を少し調べてみたわけである。
バランスをうまくとろう - 人を動かすウェブライティング

「詰まった文章」はエネルギッシュな印象も持っていますので、スッキリした文章が必ずよいとは限りません。

一般的に、読みやすくするためには、文字と文字の中心間の距離を文字の高さの1.4倍以上とるべきと言われています。
できるだけそれ以上の行間をとるようにして、「スッキリ」と「エネルギッシュ」のバランスを考えてみてください。


エコノ研究所『見栄えのよい文書の作り方』
行間は、広めにとる。文字の大きさ(文字の高さ)の、1.5〜2倍程度が良いとされている。


文章の読みやすさを追求する

横書きの日本語文章を読む場合、目で内容を追いやすい文字数は1行あたり20〜35文字の間です。これ以上だと、ちょっと読む気が失せてしまいます。逆に少なすぎても、上下への視線移動が増えすぎてしんどいです。


行間の調整はHTMLだけではできませんので、スタイルシートが必要です。指定方法は、line-heightプロパティを利用します。

●ページに設定する場合
<head>
<style>
<!--
p{
line-height:1.5em;
}
-->
</style>
</head>

この場合、行間は、もともとの文字の高さの1.5倍となります。150%と指定しても同じです。読みやすい行間としては、1.4em〜1.8emでしょうか。


ホームページ運営管理者のためのSEO対策

一般的に雑誌などの紙媒体においても、文字の高さは150%にすると読みやすいと言われていますので、これを目安として、サイト全体のバランスを考えて文字の高さを決めると良いと思います。



Web上を『文字の高さ 行間 読みやすさ』などで検索してヒットしたサイトから該当部分を引用させて頂いた。

まとめてみると、やはり、

『文字の高さと行の高さ(一部、行間と行の高さを正確に表現されていないようであるけど)の関係は1.5倍から2倍程度にした方が視認性がよくなる』と考えられている方が多いようである。
よくよく考えるとこれは表現の違いであり、予想に反して『情報デザイン入門』の『文字の高さと行間との関係は0.5から1くらいが見やすい』ということと全く同じことであった。
新書の横書き(横組み)26文字、つまり、1行の文字数が26文字である構成が読みにくいと感じたのは文字の高さと行間との関係も少しはあるかも知れないが、これはセオリー通りなので、縦長の新書の紙面を占める文字の面積などの問題も関係しているのかも知れない(文字の高さと行間との関係0.8が1.0であったならば、私にとってはもう少し読みやすくなったのかも知れない)。
今日は時間がなくなってきたのでこのくらいで終わりにしておこうと思う。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 文字の高さ−行間の比率は1を少し越えた程度にすると圧倒
 的に読みやすくなると私は感じている。
 しかしながら、私のこのブログも含めてこの比率(文字の高さ
 −行間)は比較的多くのところが0.5かそれを少し上回る程
 度のように思う。
 それでも余り気にならないのは各ブログの作者が適当に改行を
 入れて間を取っているためだと思う。

 このブログはともかくとしてもWebページを作成するときには
 文字の高さ−行間の比率も意識して書かなければならないと
 いうことを心に刻んだ。

 このことを得る切っ掛けを作って頂いたという点では、『<情報
 デザイン入門』は私にとって有用な本であったということがい
 えると思う。




2007年03月04日

気になった記事(東大安田浩教授の最終講義)

立花隆氏が書かれた『画像処理技術に革命をもたらした東大安田浩教授の最終講義』という記事(日経BPnet)を読んだ。

今では汎用的に使われている静止画や動画のフォーマットである、jpgやmpeg1/mpeg2を世界標準にした方が東大安田浩教授だそうである。

ここで私がコメントを書くよりも、直接、立花隆氏の記事を読んだ方がよいと思うので、自分のメモとして、そして、より多くの方に読んで貰いたいと思い、ここにリンクを張っておくこととした。

日経BPnet 立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」・99回

  『画像処理技術に革命をもたらした東大安田浩教授の最終講義

この記事は本当に素晴らしいと思う。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 私は安田先生のことを全く知らなかった、情報科教員としては
 知識不足の教員ということになるかと思います。

 情報科教員ならば、安田先生の「素晴らしい業績」、「日本人
 として誇れる思想・考え方」を知っておく必要があると痛感し
 た。


2007年03月03日

『情報デザイン入門』を読了!!

表題の通り、『情報デザイン入門』を読み終えた。
著者は筑波大学 芸術学系の助教授 木村浩氏である。

この本は新書には珍しく横書き(横組み)の本である。

私は殆ど横書きの本しか読んでおらず、小説や新書でのみ縦書きの文を読んでいるだけの人間になっており、横書きの方が読みやすいと感じているのだが、今回のこの本は何となく読み難く感じた。
今回も2回ほど読んでみたが、何となく頭に入ってこず、ずるずる読みっぱなしという感じがする。



『3章 わかりやすさの構造』というところで、著者の木村氏は

『現在の朝日新聞は、文字を大きくしたことにより、1行11文字である。一般には17〜24文字ぐらいが適量とされている。行と行とのスペースによっても読みやすさが変わる。横書きの場合、文字の高さを1とすると、行間は0.5〜1が適量とされている。』

と述べられている。

それでこの新書は1行何文字くらいで書かれているかを数えてみると、1行26文字で書かれている。
そして、この本の文字の高さは約3mmで、行間は2.5mmくらいであった(筆者のいう比率でいえば約0.8)。

実は、これが私には何だか読み難かった。
一般的にワープロ文書のデフォルト設定では1行半角で72字(全角で36字)である。
メールなどの一般的な書き方でいうと「80字以内(これは半角でのことなので全角では40字以内)で改行を入れよう」ということになっている。

ちなみに手元にあった情報科の教科書何冊かについて1行の文字数を調べてみると

  日本文教出版  27文字 高さ 約3mm 行間 約4mm
  一橋出版     30文字 高さ 約3mm 行間 約4mm
  開隆堂出版    29文字 高さ 約3mm 行間 約4mm

(この字の高さと行間で比率を計算してみると約1.3)

であった。
教科書の場合には余白が多いので1行の文字数が27文字である日本文教出版のものでも読み難いという感じは全くしないが、新書の場合には縦長で横は短いので、私には何となく読み難く感じたわけである。

前述のように、この本の文字の高さは約3mmで、行間は2.5mmくらいであった。
この行間の少なさが読み難さの原因のような気もする。
内容的にはよいのだろうから、私には残念に感じた。

一応、この本の行間を大雑把に計算してみると0.8くらいであり、筆者のいわれている『行間は0.5〜1が適量』という許容範囲に入っているけれども、この『0.5〜1』という範囲の増減は実に微妙なものがあるのだろう。
私は0.5では行間が少なすぎると感じので、やはり1くらいは欲しいと思っている。
いや、もう少し行間があってもよい感じがする。

感じ方は人それぞれなのだろうけれど、私にとっては本書の0.8という比率でも読み難く感ずるのであろう。

さて、話は少し変わって、筆者の中村氏が

『文章表現のわかりやすさのポイントは

(1)句読点を入れる。
(2)「 」や( )などのカッコを使う。
(3)漢字とかなを適当にまぜる。
(4)分かち書きをする。
(5)段落をつけて意味のまとまりを目立たせる。


と書かれているが、私はこれに加えて、『読点を打ったら必ず改行する』ということを挙げたい。

行政や司法分野における文書では、一つの段落内に改行なしに延々と複数の文を繋げて書く記法がある。
これが非常に読み難いということは誰でも経験済みであろう。
あえて、そのように書いている節さえ見受けられる。

この本の中で

『国立博物館の説明プレートは199文字以内に納めて記述するという方針で説明文が書かれている』

ということを教えて頂いた(145ページ)。
立って読む量としては200字程度が適量であるという考え方があるらしい。
これは多いに参考になった。

---
私が読んだ初版には間違いが何ヶ所かあり、残念である。
気が付いたところでは
104ページ 『(ウィリアム・ガンブル=途中省略=)が1859年に完成された』は『が完成させた』
147ページ ランドルト環の説明図の75mmは、本文の記述に従えば7.5mm
105ページ 『朝明体』は『明朝体』
156ページ 9行目 『本は表示からはじまり目次がある。』は『本は表紙からはじまり目次がある』
本の最終的な責任は著者にあるのだろうけれど、編集の段階で見つけてあげなければ、著者が可哀想な気がした。
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今回のこの投稿の中では何の脈絡もないが、この本で『フルティガー』という書体を教わった。

1980年代くらいから流行ってきている書体でゴシック系(サンセリフ系)の書体だそうである。
日本で有名なのはJR東日本のサインシステム(案内板の文字表示)に採用されているということをこの本から私は教えて頂いた。


著者である中村氏は1986年から本格的にコンピュータを始められたそうだが、この本の中で1986年当時からGUIを使われていたという感じの内容があった。
そこを読んだ私は、「この時代にGUIと呼べるものがあったかな」と思い、「CUIの間違いかな」とも思ったけれど、ちょっと調べてみたところ、初代のMacが誕生したのは1984年1月24日とのことだそうだから、中村氏はMacを購入し、それを使われていたのだろうと推測することとした。
私がパソコンを始めたのは中村氏よりも少し早い1983年3月からであるが、当時、一般的なパソコンは到底GUIと呼べるようなものはなかったから私には不思議に感じたわけである。

私は、まだ、『ピクトグラム』の実習は自分の授業の実習課題には加えていないけれども、我々情報科教員の中で話題に出ることが多い『ピクトグラム』の話もこの本の中に出てきた。

ピクトグラムが初めて使われたのは1964年の東京オリンピックの時からで、各競技の会場や競技種目を世界各地から来られた方に分かるようにするためにピクトグラム化して、それを採用したのが始まりとのことであった。
これで日本のグラフィックデザインが優れているということを世界各国の人に知らしめることができたということをこの本で知った。

本当はこの本から学ぶべきことは、まだまだ沢山あるのだろうけれど、何だかこの本に関してはダラダラと読み続けることになってしまったので、この辺で一度本を閉じることにした。

#情報科教員MTの読書記録・・・・
 2月6日から読み始めて1回3日か4日くらい掛けて2回
 くらい読んだ。
 実質、1週間くらいで一応読み終えたけれど、何となく文
 にするまで読み込めなくて、その後もダラダラ、ズルズル
 と部分的に読んだり読まなかったりして、今日まで来てし
 まった。

 本文にも書いたけれど、ここで一度、内容をまとめてみる
 ことにした。


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MT
杉並区にある文化女子大学附属杉並中学校・高等学校で情報科教員をしていた津久井 大(まさる)と申します。
2019年3月に定年後、1年間雇用延長で働き、2020年4月から完全にリタイアしました。

従って正確には『元・情報科教員MTのBlog』ということになりますが、タイトルはこのままにしてあります。

元々は理科教員で、暫く理科と情報科の兼任をしていましたが、教育制度に則った情報科ができた2003年に情報科のみを教えることになりました。
my_twitter
@mtsinfodl