2007年04月

2007年04月30日

『武田信玄・林の巻』を読了!!

新田次郎氏の作品である『武田信玄・林の巻』を読み終えた。



第2巻(林の巻)は今川義元の息女(於津禰)と武田晴信の長男・太郎(武田義信)との婚礼の場面から始まった。
豪華な婚礼が七日間は行われていたようである。
そして山本勘助が越後の長尾影虎についての報告をする場面になる。
長尾影虎は青白き天才で、頭脳明晰、独特の方法で瞬時に計算をすることもできる。
長尾影虎を天才と報告し、武田晴信を秀才であると明言する(随分、大胆な発言である)。
その後、その長尾影虎が「武田晴信のことを大天才と思っている」と報告をする。
作品中での山本勘助と武田晴信とのこのようなやりとりが面白かった。

この婚礼の場面から、川中島の戦いで山本勘助や武田信繁が討ち死にするも、激戦の上に武田側が勝利するところまでで第2巻(林の巻)は終わっている。

途中、油川氏(作品中の名称では『恵理』)との出会い、武田晴信が恵理に小梅と水を貰いに行く場面などが大変微笑ましく印象に残る。

既に書いたように井上靖氏の『風林火山』では、山本勘助は武田晴信の軍師・側近の一人として働いているが、新田次郎氏の『武田信玄』では、山本勘助は身分の低い『間者』、『忍び』として描かれている。
新田次郎氏の『武田信玄』では、今川義元と織田信長との戦い、『桶狭間の戦い』で、山本勘助が織田信長に今川義元の動きや所在を教え、織田方に味方する設定になっている。
このような話は、中学校や高等学校での『歴史の時間の裏話』としても聞いたことがないので、新田次郎氏の創作なのであろう。
歴史小説だから史実に基づいていなくても構わないのだけれど、こういうところが何だか気になってしまう。

川中島の戦いで霧の発生を戦略に活かす場面があり、川中島近辺に霧が発生する条件を列挙している部分がある。
この辺を読むと気象庁に勤務していた新田二郎(藤原寛人)氏の真骨頂なのだろうなと思った。
長尾影虎(上杉政虎)に観天望気の達人である農夫・善右衛門を取られてしまう。
武田信玄側も善右衛門にに次ぐ観天望気の名人(少々の変わり者、権蔵)を探し、身柄を確保し活用するものの、信玄暗殺(未遂に終わる)の手段にも用いられ、この観天望気名人は敵方にやられてしまう。

この辺の話も情報戦としては非常に面白いと思った。

井上靖氏の『風林火山』では、川中島の戦いにおける山本勘助の作戦ミスによって武田側が境地に追い込まれたことに対する責任を感じ、敵の本陣をめがけて突き済み討ち死にするという設定になっている。
一方、新田次郎氏の『武田信玄』では、観天望気の名人の確保に失敗した責任を痛感していて、その心を読んだ信玄が「信濃平定の次は駿河である。今度の戦で命を粗末にしてはならぬ」、「駿河のことをよく知っている勘助が必要である」という感じのことをいう場面があるが武田信玄の人柄を上手く現した場面であると思った。
それで、新田次郎氏の『武田信玄』では、物見の時に武田側不利を察知したのだが、このときの失敗(観天望気の達人を確保しなかったとこ)が頭に残っている勘助は、陣にそれを報告しに戻るか、敵陣を突破して武田の別働隊に知らせるかを迷った末に後者を選び討ち死にするという話しになっている。

この川中島の戦いで、武田義信が武田信玄の命令に背き、「ここは防戦しろ」という信玄の命令を伝える伝令将校や重臣の忠告を無視して攻撃に出てしまう。
これが原因となって初鹿野伝左衛門、諸角豊後守などの重臣の討ち死にを誘ってしまう。
更には3巻の武田義信謀反に繋がっているのであろう。
この辺の話も井上靖氏の『風林火山』とは少しニュアンスが違うということが分かった。

いずれにしても、新田次郎氏の『武田信玄』は読み物(歴史小説)としては単純に面白いと思った。

#情報科教員MTの読書記録・・・
 2007-04-23〜2007-04-25 3日で読了!!
 何だか一気に読み終えてしまった。


2007年04月29日

ケニー・バレル未だ届かず

このブログ(情報科教員MTのBlog)において、2月28日にジャズCDを2枚、amazonにて注文したという記事を書きました。

ひとつの方のサキソフォンコロッサスは遅れながらも来たのですが、その後、もう一方のケニー・バレルのCDが今になっても全く来ません。
料金を先に引き落とされる訳ではないので詐欺にあったということではなく、単純に納品できないだけのようですが、何とも呆れるばかりです。

2月28日の注文以来、
誠に申し訳ございませんがご注文いただいた以下の商品がまだ確保できて
おりません。

ケニー・バレル (アーティスト) "ケニー・バレル
Vol.2 [Limited Edition]" [CD]
商品の発送が1?2週間ほど遅れます。


という本文で始まるメールが、およそ2週間に1度の割合で私のメールアドレスに届きます。

私はジャズに詳しくないので分かりませんが、有名なCDではあるものの、いや、極めて有名な作品だそうですからそれなりのショップに行けば買えそうな気もします。
そのようなものなのに延々と『商品が確保できていません』というだけのお知らせメールには呆れてしまいます。

絶版のためメーカーにもこのCDがないのならば、その旨を報告し、キャンセルを促す内容のメールを送るべきだと思うわけです。
そしてマーケットプレイスは抜きにしても新品のリストから外すべきだと思います。

amazonからいってくるまでは、今更、こちらからキャンセルするつもりはないのですが、釈然としないものを感じます。
ほぼ同じ内容のメールを既に4回も送られてしまいました。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 本は注文後2、3日で直ぐに来るのですけれどね。
 これはどっなってしまったのでしょう?

 2ヶ月もそのまま待っているなんて、結構、私も気
 が長いですね。
 



2007年04月28日

移動教室から帰って来ました。

中学1年生と行っていた軽井沢への移動教室から帰ってきました。

この投稿は実時間で記述しています。
現在の時刻は4月28日21時52分。
前日の投稿部分を本日に書き終えてから、引き続いて今日の部分の投稿を実際の時間で書いています。

3日目は閉校式などを行った後、鬼押し出しの浅間園・火山博物館に行きました。

最終日はバスで移動し見学地を見学後、昼食をとって一路東京へ帰るだけなのでだいぶ気分は楽です。
とはいうものの気を抜いてはいけないのは当然のことです。

私たち引率教員内には『雨男・雨女』はいないということで、天候には全く恵まれていたのですが、火山博物館を出るところで雪に見舞われました。
その後も、東京に近づくにつれて雨が強くなってきました。

「おかしいな」と皆でいっていたのですが、理由が判明。

本校・中学部きっての雨男である教員が、休日にも関わらず仕事で学校に来ていて私たちを待っていたということが分かりました。
「そういうわけだったのか」と皆、大いに納得しました。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 論理的には『「雨男」や「雨女」等いうものはない』と
 いうことは分かってはいるのですが、行程中に雨が降ら
 ないことを望むが故に、何となく「雨男」、「雨女」の
 話題が盛んでした。

 最終見学地を終えたところで雨(雪)に見舞われたので
 私の中では『よし』とすることにしました。


2007年04月27日

中学1年生と移動教室に行っています。

中学1年生と移動教室に行っています。

今日はサイクリングとハイキングです。

軽井沢の宿泊場所からレンタサイクルのお店までバスで移動し、そこから二手橋というと云うところまでサイクリングしました。
天候には恵まれていますが、それほど暑いという感じではなくて快適にサイクリングができました。

その後、ハイキングをして見晴台というところまで行きました。
見晴台は群馬県と長野県との県境の場所であり、見晴台の下にある『熊野権現』の近辺の茶屋はひとつの建物なのに片方は群馬県、もう一方は長野県にまたがって建てられているという珍しい茶屋でした。

税金や選挙権などはどうなっているのでしょうか。
興味があります。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 この記事は実際には4月28日に自分の家に戻ってから
 書いています。
 記事の記載は27日に書いたような感じにしました。

 前日の投稿のように、私はデジカメで撮影したものを
 ケイタイのほうにメモリーカードを入れ替えてケイタイ
 のメール機能で担当教員に送って、学校から更新して貰
 いました。

 公開している学校のブログ記事はこちらです。

 http://bunsugi.jp/bunsuginote/archives/001/index.html


2007年04月26日

中学1年生、移動教室

今日は中学校1年生の移動教室です。軽井沢に行って来ます。
ここのところ学年外というところに所属していた関係で引率行事にはご無沙汰でした。
私は中学校所属--->高校所属--->学年外--->中学校所属というように所属が変わっていきましたので、今回の軽井沢移動教室は10年ぶりくらいになります。

情報科教員ながら、私は私物のノートパソコンを持っていないので外部へ持っていくものがありません。
記録係と食事係を担当することになっており、デジカメ片手にパチパチやってきます。

撮った写真はケイタイに入れ替えてケイタイから学校の広報担当のメールアドレスに添付ファイルで送って公式ページのブログを更新して貰おうかと思っています。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 私のデジカメはSDカードで記録するのですが、ケイタイは
 microSDカードで記録するタイプです。

 SDは結構高容量のものを持っているのですが、microSDの
 方は予備のカードが64MBでかなり心許ないものです。
 アダプタを付けたり、外したり、極めて小さいmicroSDの
 チップなくさないように注意したりしながらやってみよう
 かと思っています。

 この投稿は4月25日23:30現在に書いていますが、予約投
 稿で26日に投稿したようにしています。

2007年04月25日

再構築が遅い

頂いたコメントを公開モードにして再構築をしているのですが、今日はどうも上手く再構築ができません(書き込んで頂いたコメントは、最初は下書きモードになり、管理者の操作で公開モードに変更する設定になっています)。

そのコメントに対する御礼のコメントも書いたのですが、現時点で反映されていません。

コメントそのものはきちんと登録はされているのですが、再構築が途中で止まってしまうようでトップページにComments(2)と表示はされているのですが、そこをクリックしても該当ページは未だ再構築されていないので表示できないみたいです。

何だが残念です。

とりあえずこのことをお伝えしたくて、この投稿を書いています。

富田さん、コメントは無事記録されています。
再構築が何故か上手くいっていないみたいです。

明日から3日間移動教室の引率に行ってしまうので、このブログの更新はストップします。
もし、今日中に上手く再構築できない場合には帰宅後の28日か29日あたりに再チャレンジします。





2007年04月24日

著作権保護期間延長反対の署名を郵送

青空文庫が主催している『著作権保護期間延長反対』に対して私は大いに賛同したので、このブログ(情報科教員MTのBlog)でもそれを宣言し、協力してきました。
署名活動に関しても微力ながら協力をしてきました。

学内の教員用掲示板や朝の打ち合わせなどで協力を訴えて、署名の協力を求めてきたわけです。
協力してくださった先生方、その他の方々には本当に感謝いたします。
ありがとうございました。

昨日、まとめて青空文庫宛に宅急便にて送付しました。

署名用紙を同僚の机上において呼びかけただけで、ひとりひとりにお願いにあたって一本釣りしたわけではありません。
また、しつこくお願いをして歩いたわけでもありません。
自らの意思で署名して私のところに持ってきて下さった方の分だけを集めたので数は50を少し越える程度でした。

このような結果を考えると「著作権や、著作権の保護期間延長問題に対する関心は一般的に余り高くないのだな」と感じがしました。
私は著作権の保護期間延長に伴ってマイナス面の方が非常に大きくなると全身で感じたものですが、著作権保護期間が20年延長された場合に自由に利用できなくなるものが増えることを肌で感じる人は少ないようでした。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 以前の投稿にも書いたように現在の『死後50年』という
 保護期間でも十分に守られているということが今回の話の
 大前提です。

 著作者の権利は十分に守られているわけです。
 これ以上延ばしても仕方がないことだろうと思うわけです。

 これ以上保護期間を延ばしていっても、最後は「保護期間
 を永久にしよう」というところに行くだけで著作権でがん
 じがらめになって何も書けなくなるということが最大の問
 題なのだと思っています。


2007年04月23日

プログラミング・情報教育研究会に参加

第4回プログラミング・情報教育研究会に初参加しました。

過去の3回も勿論参加したい会ではあったのですが、どうも予定が合わずに参加できませんでした。
今回はようやく時間が取れましたので、やっと希望通り参加することができました。

今回は

  川合 秀実氏(OSASK)        OSASK
  辰己 丈夫氏(東京農工大学助教授) プログラミングと教科教育

という講演でした。

昨日、初めて触ってみたOSASKでしたが、フロッピーディスク1枚の中に入るOSであるにも拘わらず、瞬時に富士山のJPEGファイルが表示された画像ビューアには驚きました。
また、川合氏がOSASK上で行ったプレゼンテーション、そのときに使ったプレゼンソフトトshibaiにも二重の驚きでした。
OSASKの開発メンバーの中には中学生や高校生からこのプロジェクトに関わってきた人も多いと云うところも凄いと思いました。
OSASKに強い興味を覚えました。

辰己先生のプログラミングと教科情報では

X教科教育のY化

という話は実に印象的な話でした。

音楽科教育の体育化、体育科教育の音楽化などを想像するとどんな教育をするのだろうと考えてしまいます。

情報科教育の情報化でも

我々はどのような情報科の授業をすればよいのかなど考えさせられる内容でした。

今日は取り敢えず、こんなところで終わりにしておきます。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 初めて参加したものの率直な感想として「凄い研究会だな」
 というのが偽らざる感想です。

 「サクラ」の作者である酒徳氏
 「ドリトル」の作者である一橋大学兼宗助教授
 農工大学並木教授
 農工大学辰己助教授
 筑波大学久野教授

 など、高校の中に閉じこもっていては決してお話しできない
 ような先生方と直接お話しできたということは素晴らしいこ
 とです。
 このような会に参加しない限りはなかなかできないことと思
 います。



2007年04月22日

『武田信玄・風の巻』を読了!!

『武田信玄・風の巻(新田次郎・著)』を読み終えた。
先日読み終えた『風林火山(井上靖・著)』と同じく、武田信玄を扱った歴史小説である。
しかしながら、そのイメージはかなり違うように感じた。
山本勘助という人物そのものが、本当に実在していたのか、どのような立場の人間だったのかよく分かっていない。
従って、どちらの作品もできるだけ史実に忠実になることを目指して書いたとはいうものの創作の部分が多いのだろう。



『風林火山』では山本勘助は駿河の浪人から武田晴信の側近となり、軍師として晴信のそばで思う存分に働くという設定になっていた。

一方、『武田信玄』では、山本勘助はそこまでの設定になっていない。
間者として各地を渡り歩き、逐一逐次各地の様子を晴信に報告するという役になっている。
実際、『武田信玄』第1巻(風の巻)のあとがきで、著者の新田次郎氏は次のように書いている。

信玄と云えばその影に添うごとく軍師の山本勘助が出て来る。ところがこの山本勘助なる人物は、山県昌景の組下にいた身分の軽い武士で川中島の戦いのときには物見をやっていた程度のことしか分かっていない。山本勘助の子が、妙心寺派の僧となったが、この男が学ががあって、武田信玄の事蹟を集めて、これを読み物風にまとめたものに、小幡景憲が加筆し高坂弾正が書き残したものが「甲陽軍鑑」だと云われている。原本を山本勘助の子が書いたとすれば、父親を軍師に仕立てるのは当然であろう。軍師山本勘助という人物は、他の信頼の置ける資料には全く出て来ないから、実在の人物であったとしても軍師でなかったことは確実と見てよいだろう。


『甲陽軍鑑』について、少し検索して、次のふたつを読んでみた。

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200704040177.html

http://www.geocities.jp/zanyphenix/hero7.html

実際に存在していたのかという点では『市川文書』なるものの発見で、実在の人物であったと考えるのが妥当ということがわかった。
実際の役目は軍師とまではいかず、軍使(伝令将校)のようなことをしていたというのが素直な考え方のようである。

また、Wikipediaによると『甲陽軍鑑』は

作者については、武田信玄・勝頼に仕えた武将・高坂弾正昌信の書いた原本を、高坂の甥・春日惣次郎らが書き継ぎ、さらに江戸時代初頭に小幡景憲が編纂した、という体裁になっている。しかし、今日では甲州流軍学の創始者、小幡景憲が高坂昌信の名を借りて作成した、という説が有力である。


と書かれている。

作者にも諸説あるようで、素人にはどれを正解と考えればよいかは分からない。

諏訪御料人(諏訪御寮人)とは武田晴信の側室で、諏訪頼重と小見氏(小見氏は頼重の側室)の子であり、武田勝頼の母であるが、『風林火山』では由布姫(ゆうひめ、井上靖氏のルビではゆぶひめ)と書かれていたが、その名前が出てこず『湖衣姫』と書かれていた。
何だか変だと思ったが、当時の史料には正室や側室の名前を書くことはあまりなかったらしく、『三条氏』とか、『諏訪氏』とか、『禰津氏』とか、『油川氏』としか記述されておらず不明であるという。
従って、井上靖氏の『風林火山』の由布姫も創作だし、新田次郎氏の『武田信玄』の『湖衣姫』も創作だという。

この辺のことは第2巻(林の巻)の『あとがき』に書かれている。

『諏訪氏』 湖衣姫
『禰津氏』 里美
『油川氏』 恵理

正室、側室の確執は当然あったろうけれど、『風林火山』にはその辺のイメージはあまりない。
今回の『武田信玄』には徹底的に三条氏は悪いイメージで書かれている。
武田晴信も戦国の武将だから、側室が何人いようと不思議ではないけれど、この辺のこともどちらかという悪いイメージで書かれているように感じた。

そのためだろうと思うが、『風林火山』の読後感はさわやかな感じがした。

現時点で第1巻を読み終え、第2巻の3分の1程度を読み終えたところだけど、新田次郎氏の『武田信玄』の方が強烈なイメージ、どちらも面白いことは面白いけれど『武田信玄』の方が登場人物の嫌な面が強烈に表現されているように感じた。


#情報科教員MTの読書記録・・・
 2007-04-12〜2007-04-22 10日で読了!!
 『老人と海』も同時並行で読んでいた。


2007年04月21日

中学校同窓会に出席(恩師の定年記念祝賀会)

今日は中学校の同窓会です。
とはいっても、いつもとは少々趣きが異なり、お世話になった担任の先生の定年記念祝賀会です。
40年近く中学校教育に関わってきたわけで、最後は中学校校長としての定年です。
私が教師になってから今年で25年目だと思いますが、それを思うと35年なり、40年という年月は随分長く感じます。

この投稿は3月20日現在で書いていますが、予約投稿で翌日にあたる21日付けの投稿になります。

町田で会があるので、私が自宅に戻るのはかなり遅くなるでしょう。
そのため投稿時間は確保できそうもないので事前にこれだけ書いておくことにしました。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 1年おきくらいに仲間とは会っていますが、担任の先生とは
 30数年振りということになります。
 また、福岡に行ってしまった友人もいますので、その方とも
 本当に久しぶりに会うことになります。
 
 本当に楽しみです。

2007年04月20日

気になっていた本を購入!!

イスラーム生誕と文章読本を古本屋で探していたのだがなかなか見つからず、入手できないのでAmazonにて新品を購入することにした。

 イスラーム生誕 井筒俊彦・著

 東大教師が新入生にすすめる本 文藝春秋・編

 文章読本 丸谷才一・著

ちなみに先日話題にした『笹まくら 丸谷才一・著』は本日石神井公園の古本屋『ブックマート』で入手できた。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 相変わらず、未読本待ち行列大賑わいの私なので何時読み
 終わるか分からないけれど、「楽しみは先に取っておこう」
 と考えることもできる。

 楽しいことが目白押しなのである。


2007年04月19日

ViineでRAID1を組んでみた

CALL教室の更新に伴って今まで使っていたいくつかのサーバをラックから取り外すことになった。

基本的にはこれらのサーバ群は、その役目を果たしたということになる。
それで、本日、そのうちの1台を使ってLinuxのインストールをしてみた。
元々、Windows2000サーバがインストールされていたものなのだが、それをパーティションを全て削除して、新たにVineの4.2を入れてみた。

Vineのインストールは随分したので特に何ということもないのだが、今回はRAIDに挑戦してみた。
同じようなサーバで以前に挑戦したときには、やり方が分からずに挫折したことがある。

IDEのハードディスクが2台付いているエントリタイプのサーバなので、これを使ってソフトウェアRAIDを組んでみようと思ったわけである。

/dev/hda (20GB)を
   開始 終了   容量 ファイルタイプ マウントポイント
hda1 1 13 101MB EXT3 /boot
hda2 14 2450 19116MB ソフトウェアRAID /
hda3 2451 2482 251MB swap

/dev/hdb (20GB)を
hdb1 1 2437 19116MB ソフトウェアRAID

にパーティションを切った。

その後、RAIDの設定をした。
マウントポイント /
ファイタイプ   EXT3
RAIDレベル    RAID1
RAIDメンバ    hda2・hdb1
パーティションをフォーマットに*マーク
「いくつのスペアを使いますか」という部分は「0」

に設定した。

その後、いつものようにインストールを続行し、問題なくインストールは完了した。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 知っている人は何の問題もない簡単なことなのだろう
 けれど、私にとっては初めてのRAID設定であった。
 前回、同じようなサーバマシンで挑戦したときには
 結局設定の方法が分からず挫折したことなので、今回
 この設定方法が分かって嬉しく思う。

 自分なりのメモとしてここに書いておくことにした。

 このサーバ、もう少しハードディスクの容量がある
 と思っていたのだが実は20GBしかかなかった。
 40GBくらいなら、まだ何とか使い物にもなりそうだ
 が少し容量が少ないと思うので、自宅にある余り物
 のハードディスクを持ってきて載せ替えて、再度イ
 ンストールをするかも知れない・・・・・。



will_pwr at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Vine | Linux

Google Spreadsheetsの進化

Google Spreadsheetsにグラフ機能が追加されたことをこの記事で知りました。

少しだけ試してみました。
どんどん進化しているのですね。

Google Spreadsheetsの公式サイトというものがあることも知ったけれど、訪れてみたところ英語のサイトでした。
私にはちょっと敷居が高いようです。




2007年04月18日

『老人と海』を読了!!

ヘミングウェイの『老人と海』を読み終えた。
何となく読みたくなって自分の本棚を探したけれど見つからなかったので、つい最近再び購入したものである。
高校時代に1度読んだことがあるけれど、何となくのストーリー展開はイメージがあるものの、あまりしっかりと内容は覚えていなかった。
今回は、高校生以来の読み直しということになる。



漁師の老人であるサンチャゴは、ここのところ不漁の日々が続いている不運な漁師であった。
老人を慕う少年は最初の40日間はサンチャゴの舟に乗って手伝っていたが、次の40日は両親にサンチャゴの舟に乗ることを禁じられてしまう。
従って、サンチャゴはひとりで漁に出るという孤独な日々を送ることになる。
さて、84日間不漁の日が続いた漁師の老人サンチャゴが85日目にカジキマグロを釣り上げる。
あまりに巨大な獲物だったので無理に釣り上げることはせずに、綱を引っ張ったり、逆に緩めたりしながら老人がコントロールをしつつも獲物であるカジキマグロを自由に泳がせながら3日間の格闘が続く。

綱を背中に回しながら獲物を引き寄せたりするために背中は擦り傷でボロボロである。
左手で綱をしっかり持っていたので左手は引きつってしまい、ほとんど使えない状態。
やっとの思いで獲物を舟にくくりつけるものの、帰路に鮫に襲われてしまう。

鮫との戦いにも勇猛に挑むが最初の何匹かは撃退するものの、その都度、獲物を食べられてしまう。
最後の鮫は大群で押し寄せ、老人の手には負えなくなる。
勿論、獲物は全て食べられてしまった。

体だけではなく、精神的にもボロボロになって自分の港まで戻ってくるまでの間を荒々しく表現された作品であった。
せっかく釣ったカジキマグロであったが、結局は鮫に食べられてしまうという結末は人生の辛さ、無常観なども表現されているのだろうと思う。

舟の上では、「少年がこの舟に乗ってくれていればなぁ」ということを繰り返し思う孤独な老人であったが、港に戻ってきた老人には、老人を心から慕う少年マノーリンがいて、本当は孤独などではないというように私は感じた。
所在が分からなくなった老人を漁師仲間が捜してくれたというところも書かれており、老人共々ホッとした。

サンチャゴ老人がつぶやいた、114ページの

だれか話し相手がいるというのはどんなに楽しいことかが、はじめてわかった。自分自身や海に向かっておしゃべりするよりはずっといい。「おまえがいなくて寂しかったよ」と老人はいった、(以下略)

という部分が妙に心に残った。

『老人と海』のサンチャゴの夢に出てくるライオンは何の象徴なのだろうか。
勇敢なひと、力強いひと、威厳を持ったひとでありたいということの象徴と考えればよいのだろうか。

私はそのように考えたのだけれど、少し調べてみた。

グーグル検索『老人と海 ライオンの夢

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 「少年の名前は何というのだろう」と疑問を持ちつつ
 読み進んでいくと、最後に老人が少年を名前で呼ぶと
 ころがあった。

 「マノーリン」と呼んでおり、ここで少年の名前がマ
 ノーリンであることが分かった。

 もっと前にも名前が出ているのかも知れないけれど
 私はここで初めてマノーリンという名前を知った。

 老人とはいうものの、かつて酒場で波止場きっての
 力持ちと腕相撲をして、『勝負なしの状態』でまる
 まる一日腕相撲をし続けたことがある。
 朝になってこの腕自慢の男を打ち負かした持ち主で
 あるということも再確認した。
 孤独な老漁師ということで、老人とはいうものの実
 際のところ『スーパー翁』という面も垣間見られた。
 それでなければ3日間もカジキマグロと格闘などで
 きまい。

 老人の年齢に関しては書いてなかっように思うが、
 さて何歳なのだろう。興味がある。

#情報科教員MTの読書記録・・・
 2007-04-16〜2007-04-18 3日間で読了。
 まぁ、他にも『武田信玄』等も読んでいたので速くも
 なく、遅くもなくという感じである。
 正確にはほとんど今日一日で読んだというイメージ。



2007年04月17日

気になるブログ

以前、このブログ(情報科教員MTのBlog)で『東大教師が新入生にすすめる本』 という本について書いた。
私は未だ読んだことはないけれども、読んでみたい本の1冊として書いたものである。
今日、私のブログ内に貼り付けた『人気ページプラグイン』を見てみるとこの本の紹介をされている方のページが出ていた。

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』というブログサイトを書かれている方が、ご自分のエントリにて公開されたものである。
本やWebサイトに紹介されている推薦本に関してまとめたものである。
本やWebの情報を総合すると2100冊くらいになるそうだが、それを再度100にまとめてランキングを作成したものである。

非常に参考になると思ったのでリンクを張っておくことにした。

カラマーゾフの兄弟を始め、ドストエフスキーの小説はお薦め本のランキングの中で主要な位置を占めている。
読んでおくべき本にダントツで入れるべき本なのであろう。

1位も勿論気になったけれど、82位の

【第82位】笹まくら(丸谷才一 新潮社 1983)

 2006年に他界した米原万里が遺した書評集「打ちのめされるようなすごい本」にある、打ちのめされるようなスゴ本がこれ。誰が打ちのめされるのかというと、小説家だそうな。たとえば料理の鉄人が、他のヒトが作った料理を夢中になって食べた後の「打ちのめされ感覚」。プロの小説家がペンを折って(今ならキーボードを叩き壊して)裸足で逃げ出すぐらいの、「取り込まれ感」「素晴らしい出来」らしい。


という部分も目にとまった。
本職の作家が打ちのめされるような作品とはどんなものだろうか。興味が湧いてきた。

読んでみたい本が次から次へと繋がるように出てきて興味は尽きない。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 丸谷才一氏の著作は読んだことがないけれど、最近非常に
 気になってきた。

2007年04月16日

ちょっと書くことがないので・・・

ちょっと書くことが思い当たらないので、今読んでいる本の紹介。

==武田信玄(新田次郎・著)==

大河ドラマ「風林火山」−原作本「風林火山(井上靖・著)」の流れで、新田次郎氏の「武田信玄」を読み始めている。
500ページくらいの文庫本が4冊あって、全部読み終えるには結構掛かりそうである。
井上靖氏の「風林火山」とはかなりイメージが違う感じがする。

個人的には井上靖氏の「風林火山」の方が好きである。

細かいことは読み終えた後にまたコメントしようと考えている。


==老人と海(ヘミングウェイ・著)==

その昔、高校生くらいの時に一回買ったものがあるはずなのだが、それをふと読みたくなったもののどこを探しても見つからない。
そのため、つい最近再び買ったものである。
近所の『古本市場』にて購入。

本文そのものは100ページ余り(正確には116ページ)なので、読もうと思えば1日か2日あれば読めそうである。
現在30ページくらい読み終えた。

上記の「武田信玄」がメインの読書対象なので、余り進んでいない。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 取り敢えず、バタバタという感じで何冊かの本をパラパラと
 めくっている。
 2冊が主要なところだけれど、本命は「武田信玄」。

 私は買っていないけれど「天と地と(海音寺潮五郎・著)」
 などもあり、この3種類の読み比べなども面白そうである。
 


2007年04月15日

ヤマダ電機のポイントシステム

今日も『他愛のないこと』というカテゴリで恥ずかしい限りですが、今日はヤマダ電機のポイントシステムについて少し書こうと思います。
午後から少しお出かけをしたのですが、出かけついでに近所のヤマダ電機に寄りました。

それでポイントマシンに立ち寄り、来店ポイントを頂こうとしました。
ところが「お客様の抽選回数は終了しました」というような内容のメッセージを表示し、いつものスロットマシーンが回りません。

先月か、先々月の月末くらいからこの状況だったのですが、ここのところヤマダ電機では色々なキャンペーンをしていて、溜まっているポイントが1.5倍になる代わりにポイントの蓄積が停止するようなこともありましたから、それだと思っていたのです。
しかしながら、月が変わってもこの状況が続いているので私のヤマダポイントカードは何だか変であるということに気がつきました。

店員さんに質問してみると

「それは抽選回数というものを記録していて、その回数がゼロになってしまったので加算されないのです」

との回答です。

続いて

「1000円以上購入して頂くと、今までと同じようなポイント加算がされるようになります」

と教えて頂きました。

今までは商品を買おうが買うまいが来店毎に100ポイント加算されていたのですが、ある時期からWポイント加算サービスという感じに変更され、カードを1日2回まで入れられるようになりました。
これは単純に2回ポイント加算ができるようになったというわけではなく、1回目は単に来店ポイントとして10ポイント加算されるけれども、何も購入しない場合にはこれでおしまいになりました。
そして200円以上購入するともう1回カードを通すことができて90ポイント加算されるように変わったのは私でも知っています。
これは2回カードが通せるようになったというよりも、来店ポイントは昔の100ポイントから、実質10ポイントに下がったということになります。
来店するだけで100ポイント(100円)利用可能になるというのは、土日休みの方などにとっては結構高額なサービスとなっていたはずですから、これはこれで正当な形になったと考えることができます。
従って、この変更に関しては特にどうといったことはないのですが、先に書いたようなことは全く知りませんでした。


私はここのところヤマダ電機では1000円以下のものしか購入していなかったようです。


よくよく思い出してみると800円くらいのインクカートリッジや900円前後のCD、デジタルカメラの液晶部分に貼り付ける保護シール600円前後という感じで小物ばかりを買っていたようです。
それで、教えて頂いた知識を使って1000円以上の商品を購入することにしました。

丁度、1000円のCDがあったので『ホルストの組曲「惑星」』を購入。

これでヤマダ電機を後にすることにして、帰り際にポイントマシーンにカードを通して見たのですが、やはり、「お客様の抽選回数は終了しました」というような内容のメッセージを表示してポイント加算はされませんでした。

「あれっ」と思ったあとに「はっ」としました。

レジで代金を払った瞬間には何も考えていませんでしたが、1000円のCDはヤマダ電機のレジシステムでは999円と認識されるようです。
私は1000円札1枚と9円出して、10円のおつりを貰っていたのでした。
つまり、『999円のお支払い』ということになります。

1000円以上購入したつもりが、999円の支払いということで、私のヤマダポイントカードは未だに『抽選回数が切れた状態』を抜けることができていません!!!!
ちょっとだまされてしまったような、笑い話でした。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 インナータイプのイヤーホーンなどを購入しようか思って
 見に行ったのですが、何となく今日はやめてしまいました。
 「こんなことならば、それも買っておけばよかったかな」
 と少々思った次第です。


2007年04月14日

日経Linux2007-05月号購入

昨日、日経Linux5月号を近所の書店にて購入しました(一緒にPC Japan5月号も購入しました)。
それで、今日の投稿は日経Linuxの付録DVD-ROM。

Vine Linux4.1が入っていますね。
Vineもついに4.1になったのですねぇ。

暇をみて、自宅のLinuxマシンをアップグレードしようと思っています。

特に今日は書くことがないのでこれだけです。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 4月6日の前日出勤から今日まで、今週は日曜日も出勤(
 入学式でした)でした。
 本日土曜日は第二土曜日なので一応休日なのですが、保護
 者会に割り振られていて出勤でした。
 4月12日は私用で早退をさせていただいたものの、息子
 を成田に見送りに行き、結構遅くに帰宅した関係でこの日
 も出勤したのと同じような感じでした。
 そのような関係で4月は休みなく9日間連続出勤したこと
 になります。
 やっと明日は日曜日で一般の教員はお休みです。
 入試広報部の教員は明日も出勤の方がいるようです(お疲
 れ様です)。
 というわけで、今日は(今日も???)内容のない投稿で
 お茶を濁しています。

 そのような訳で、カテゴリは『他愛のないこと』でした・
 ・・・。

2007年04月13日

『コンピュータの歴史』を更新した

情報教育遠隔講座』の中の1ページである『コンピュータの歴史』というページを更新しました。

『コラム:フロッピーディスクドライブの歴史』と称して、私がこれまでに使ってきたフロッピーディスクドライブについて説明を書いたわけです。

フロッピーディスクドライブの歴史1








フロッピーディスクドライブの歴史2








昨日、今日と連続して中学生1年生の「情報科」の授業がありましたが、一般的なパソコン教室の利用についての解説、ログイン・ログアウトなどネットワークの使い方の話に続けてコンピュータの五大機能(五大装置)やコンピュータの歴史などを説明しました。
自分の部屋のクローゼット(物置として利用)にしまっておいた8インチのフロッピーディスクドライブなどを学校までよいしょよいしょと汗かきながら運んでみんなに現物を見せながら授業をしたわけです。

余り面白くなさそうなこの部分の解説ですが、20数年前の8インチフロッピーディスクドライブや数年前のマザーボードなど、色々とホンモノを見ながらの授業でしたから結構印象に残る授業になったのではないかと思っています。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 実は、今日はデータレコーダ(つまり、コンピュータの
 補助記憶装置としての『カセットレコーダ』)
もその『
 物置』から持ち出したのですが、これを見せるのを忘れ
 てしまいました。

 まぁ、時間もありませんでしたから、良しとして、次回
 にでもさっと見せてあげようと思います。

2007年04月12日

息子の旅立ち

今日、私の息子はオーストラリアに旅立つ。

当初は1年留学の予定だったのだけれど、3年留学(卒業留学)に変更した。
私は自分の息子には1年間のみ留学をさせて、その後は日本で2年間高校生活をさせるつもりだったのだけれど、通っていた日本の学校の応対に不安を感じてしまったのでこうなったわけである。
息子を英語好きにして頂けたのはその学校の良さであったと思っているので、保護者としては非常に残念な気持ちがある。

しかしながら、息子は最初から3年留学(卒業留学)を希望していたので、それがかなったという格好である。

気がかりなのは、息子の能力の中で『日本人として日本語で考える能力』である。この点に関しては、父親としても教育関係の仕事をしているものとしても不安を覚える。
英語で考え英語で話すことはできても、それを使ってしかりとした文を書くことは難しい。
生活上英語の世界で暮らすことは全く問題ないとしても、高次元の内容を英語で考え、主張したいことを英語で表現し、それを英語で話していくには基本的な知識レベルが足りないように思う。
日本語で読み、日本語で考え、それをまとめて日本語で表現することですらも結構難しいわけで、この能力を磨くために高校生活があると考えても考えすぎだとは思えない。
日本語も含めて各種のことを、より深く理解していくことを望むばかりである。

Where there is a will, there is a way.

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 今日は成田まで見送りに行く関係で早退をさせて頂いた。
 授業を1コマだけ行い、その後、急場で頼まれたことを
 一つこなして2時間目終了くらいのタイミングで職場を
 後にした。

 ということで、この投稿を書いているわけだが、午後2
 時30分くらいには3人で成田に向かう。
 帰りは妻と二人だけだ。

2007年04月11日

『風林火山(井上靖・著)』を読了!!

井上 靖氏の『風林火山』を読み終えた。
勿論、今年の大河ドラマ『風林火山』の流れで読んだものである。



ドラマの内容と、本の内容の違いなどをみるのも面白い。

大河ドラマでは武田家への仕官の道をつけるために、板垣信方を青木大膳に襲わせ、後から自分が出て行って助太刀するという他愛のない策略で描かれていた。
実際、板垣信方にはその策略は山本勘助が企んだものだと直ぐに悟られてしまう。
しかし、この策略は表面的な浅はかな策略ではなく、板垣の性格や勘助の命は武田晴信が生かしている命ということになっているのだが、そのことも考えて策の中に盛り込み済みであり、勘助の思惑通り仕官の道が開けるという設定になっていた。

一方、原作本である井上靖氏の『風林火山』では、その辺のことは書かれておらず、単に助太刀されたことを切っ掛けとして仕官の道が開けたかのように書かれている。

青木大膳を始末するところも、ドラマでは策略を使って剣の凄腕である『強敵・青木大膳』を打ち負かす設定だったが、原作本ではバサッと一刀で肩先を払い、右の手首、足を払ったりはするもののこの一刀で大膳を倒したというように書かれていた。

原作本ではここからが物語のスタートになっているが、大河ドラマではこの部分に来るまでに既にいくつかのストーリーが展開されていた(ドラマではここまでに11回費やしている)。

勘助の行流(剣の一流派)の腕前を確かめられる場面では、ドラマでは鬼美濃との対決の場を舟の上として戦いを受け、ほとんど剣を交えないうちに勝利を得る。
泳ぎのできない鬼美濃を舟上に置き去りにして、あらかじめ細工しておいてその舟を沈めるという策である。
『戦わずして勝つ』というひとつのパターンを演出した。
一方、原作本では名前も出ていない家臣と戦うことになっているが、こちらは単に剣の力で勝利したという感じで書かれている。

長くなってきたのでこの辺で終わりにするが、このような見比べ、読み比べも面白い。
ドラマ版はドラマ版で非常に面白くできていると思った。
脚本家の凄さも知った。

最後は勘助の戦略の読み違い、またはその上を行く上杉謙信の戦略というように書けばよいのか、いずれにしても勘助の戦略が失敗に終わり、勘助が上杉方の若武者に討ち取られるところで終わっている。

私としてはもう少し続きを読んでみたい気がしたが、解説によるとこの終わり方が井上靖的でよいらしい。

#情報科教員MTの読書記録・・・
 2007-04-06〜2007-04-11 6日間で1回読了。

 古本屋で非常にきれいな本を買ってきたのだが、ページを
 めくっているとタバコのにおいが鼻についた。
 購入したときには気がつかなかったけれど、私にとっては
 余り嬉しくないものを買ってしまったことになる。


2007年04月10日

NHK は基本的に放送局

NHK は基本的に放送局であるということを再認識しました。
NHK (日本放送協会)ですから、放送局であることは当たり前なのですが、デジタル教材などと称してインターネット上にもコンテンツを配信していますから、これからの教育にも役立つことを模索しているのだと思っていましたが、私は「NHKは、やはり、放送局であって、発想は『放送局の域』を出られないのだなぁ」と感じたのです。

どういうことかというと、かつて紹介した『10分ボックス』で、「2006年度の放送番組(デジタルデータとなっていてストリーミングで閲覧できるもの)を利用して職業選びの授業をしてみた」という報告をしました。

今年、同じものを見せようかと考えて『NHK デジタル教材』のサイトを訪れたのですが、10分ボックス職業ガイダンスというところは2007年度の番組になっており、2007-04-10の現時点で1回分の視聴しかできなくなっています。
昨年活用した2006年度の番組(『医療や福祉に関する仕事』や『お客さんと向き合う〜接客業』、『国際的な仕事』)は既に見られなくなっています。
番組の年度は選択できるような形式にはなっていますが、実際には過去の年度は選択できず、過去の番組は見られません。

インターネットの最大のメリットは『いつでも』、『だれでも』、『どこででも』見られることですから、コンテンツが年度によって変わってしまったり、なくなってしまうとそのメリットを活かせません。

『NHK デジタル教材』とはいうものの、『NHK は基本的に放送局なのである』ということを再認識しました。

どの番組を流すかは放送局側が決めることなので、視聴者である私には「残念である」としか書けません。
同じような番組を作成して年度ごとに更新していくことは十分に理解できるのですが、「昨年度のものくらいは閲覧できるようにしておいて頂きたい」と強く思った次第です。

ということで、『現在使いたいコンテンツが使えないでいる』という現状です。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 昨年放送の『巧妙が辻』の番組サイトも、大好評にも拘わらず
 完全に閉じたようですから、残念ながらNHK 的には無理もない
 ことなのだと思います。

2007年04月09日

生徒用アカウント作成・その3

アカウント作成に関する昨日の続きを行っています。

昨年、生徒用アカウントを作ったときには、ジョイコミというツールでアカウント作成すれば連携している全てのサーバのアカウントが作成されてあとは何もしなくても運用できるのかと思っていました。
この状態で使ってみるとインターネットでWeb閲覧やメールはできるものの、マイドキュメントを開こうとするうまくいかないことが分かりました。
その原因を業者さんに聞いてみると、『このままでは生徒個人個人のホームディレクトリは作成されない』ということを教えていただきました。
そして、これ以降の作業は『年次更新』作業として業者さんにしていただいたのですが、今年は悠長なことはしていられないので自分で行うことにしました。

ということで、今日の作業は昨日の続きです。

まずは生徒用のホームディレクトリを作成しました。
次のようなコマンド

  md f:\home\student\生徒用アカウント1
  md f:\home\student\生徒用アカウント2
    ・
    ・
    ・
    ・

を生徒の分だけ書き込んだバッチファイルを作成して実行しました。
これで生徒用のホームディレクトリは作成完了です。
昨年度の生徒用フォルダと比較してみると、昨年度のものは自分のアカウント(生徒個人個人のアカウント)でログオンして場合にはこのディレクトリはフルアクセスできるようになっていますが、現時点では生徒個人個人のアカウントでログオンしていてもアクセスできる設定にはなっていません。

少し調べてみるとcaclsというコマンドでできるようです。
昨年のこの時期に小原さんのブログでも紹介されていたことを思い出し、小原さんのブログも参考にさせていただきました。

それで、作成したバッチファイルは

  CACLS F:\HOME\Student\生徒用アカウント1 /T /C /E /G 生徒用アカウント1:F
  CACLS F:\HOME\Student\生徒用アカウント1 /T /C /E /G 生徒用アカウント1:F
    ・
    ・
    ・
    ・

という感じのものです。

Excelでそれぞれの列に

  A列   B列             C列       D列 E列 F列 G列 H列
  CACLS F:\HOME\Student\ 生徒用アカウント1 /T /C /E /G 生徒用アカウント1:F


などと打ち込んで、オートフィル機能を使って同じものをコピーしたり、1ずつ数値を増加させたりして生徒の人数分のレコードを作ります。

どこかの列に『=b1&c1』という計算式を入れるとF:\HOME\Student\生徒用アカウント1というような文字列の連結ができますから、それを形式を指定してコピー(値のみコピー)してB列にペーストし、C列を削除してしまえば

  CACLS F:\HOME\Student\生徒用アカウント1 /T /C /E /G 生徒用アカウント1:F

というような1行を含んだ全生徒分のコマンドラインが作れます。
これをバッチファイルとして保存すればよいわけです。

これで今年度の入学生分のアカウント作成は完了です。

あとは生徒に配付する文書だけを作ればよくなりました。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 移動教室のためのしおり作成などを行いつつ、こんな
 感じの作業をしています。

 学年の打ち合わせ時間を気にしながら、その時間を逃
 さないように(忘れないように)緊張しながら作業を
 進めています。

 今年はこんなところが昨年とは違います。

2013年の4月4日に、今年の『この作業』をWindows Server 2008 R2でしていますが、ディレクトリ作成コマンドは問題なく通ったものの、アクセス権設定コマンドで弾かれてしまいました。

管理者権限でコマンドプロンプトを開かなかったのが原因の模様。

http://software.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M080127/J2X13200/05Z200/J3200-b-03-09.html

などの情報だと、administratorでログオンしている場合と、administratorsグループのユーザーでログオンしている場合で微妙に権限が違うとのこと。

現在、わたしはadministratorで作業しているつもりなので問題ないはずなのですが、上記のように管理権限が必要なコマンドでは弾かれてしまうような場合、管理者権限でコマンドプロンプトを開ければよいということをメモしておきます。(2013-04-04追記)


2007年04月08日

入学式と新年度の準備

今日は日曜日ですが、私たちは出勤でした。今日は新入生を迎えるための入学式です。
中学校166名・高等学校281名、合計447名の新しい仲間が本校の生徒として加わりました。
午前中は中学校の入学式、午後は高校の入学式でした。

中学校の入学式には参列したものの、私は中学1年に配属されましたので色々な準備や打ち合わせがあるために高校の入学式には参列しませんでした。
どちらの入学式も多くのご家族の方に見守られながら厳かに行われました。
日曜日の入学式ということもあり、あらかじめ準備していたイスが足りなくなり、教職員みんなでイスの追加をするという一幕もありました。

解散の指示がでたあとに、文化祭(薔薇祭)の打ち合わせに出て、その後は昨日の続きをしました。
新しく入学された中学1年生と高校1年生のアカウントの作成の続きです。
今日行った作業はプロキシサーバ用のアカウント作成です。
これを行わないと外部へ接続するときの認証がされませんのでインターネットが使えません。情報科の授業だけではなく全ての授業でインターネットを使うときに支障を来します。
そのための大事な作業でした。

今日の作業は昨日ほどではなく、午後6時半くらいには学校を出ることができました。

明日は、ファイルサーバ用のホームディレクトリの作成などをしようと思っています。
この作業が終われば作業的には全て完了です。

もう一踏ん張り、頑張ります。


2007年04月07日

今日は始業式

今日は新年度の始業式でした。
今まで『学年外』として学内の情報化を主に担当してきましたが、今年度から中学校副担任になりました。
久しぶりの中学校所属です。

この時期は学年の会議や分掌の会議、教科の打ち合わせなど、いろいろな会議が多いのですが、その合間を縫って新中1と新高1の生徒用アカウントを作成しています。

今日はCSVを作成して一括登録をしました。
数分で終わるかと簡単に考えていましたが、45分程度処理に掛かってしまい、学校を出たのは午後8時45分くらいでした(随分掛かってしまいました)。

これでインターネット系サーバとWindowsサーバ(ファイルサーバ)へのアカウント登録は終わりました。
明日の日曜日は入学式なのですが、式後、そして学年の打ち合わせ後にプロキシサーバへのアカウント登録をしようと思っています。

最後にファイルサーバへの各アカウント毎のホームフォルダを作成すれば一応準備は完了です。

あとは生徒毎のアカウントとパスワードを書いた文書を作成して、ひとりひとりに文書を渡すということになります。

いよいよ新年度が始まりました。

2007年04月06日

本当に久しぶりに将棋をやってみた

昨日のことである。旅行の時などに楽しむためのマグネット式将棋&将棋盤セットが見つかった。私の愛用品であったけれど、かなり前に子供にあげたもののようだ。
しかしながら、私の息子は将棋というものを一度もやったことがない。

オーストラリアに行く前に、「将棋とはこんな感じのものだよ」と教えてあげたくなって、「将棋をやってみないか」と誘った。

息子もどんなものかとわずかながらの興味はあったようで、「やってみよう」ということになった。

コマの動きを一通り教えて、いざ対戦。

長らくやっていないけれど、私は結構将棋好きだったので、時の経過と共に何となく戦い方も見えてくる。
一方、息子は初めてだから、よく分からずにバラバラの動きをしている。

当然ながら、私が勝ったのだけれど、負けた悔しさで息子が「もう一回、やろうよ」ということをここで期待していた。しかし、残念ながらそれはなかった。
「こんなに複雑なのではなくて、どうせゲームをするならばトランプをしようよ」と肩すかしを食ってしまった。
どうやら、私とは思考形態が違うようだ(それはそれでよいことなのだけれど・・・)。

トランプはトランプで楽しかったが、オーストラリアでチェスなどをしたときに、「日本では将棋というこういうものがあるよ」と現地の友達に話をして、実際にやって貰いたいと密かに思った。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 あと6日で日本を発ち、オーストラリアに行ってしまう。
 暫く会えなくなってしまうなぁ。

 ネットさえ繋げられるようになれば、ネットミーティングで
 テレビ電話のような感覚で話ができるのであろう。
 しかし、オーストラリアはプロバイダ料金が結構するようで
 ある。
 どうなることやら。

2007年04月05日

『「考える力」をつける本2』を読了!!

『「考える力」をつける本2』を読み終えた。
昨日の『「考える力」をつける本』の続編ということになる。
著者は轡田隆史氏。



3月までは学校にて勤務したが、4月に入ってから自宅研修をしている。
今日はその最後の自宅研修日であり、そのためもあってこの数日間も結構本を読んできた。

その中で今日は何だか1日中、これに目を通していたという感じである。

とはいうものの、「1日で字面だけは追ってしまおう」などと意気込んで読んでいたせいか、いざ書こうとするとなかなか頭に浮かんでこない(内容をまとめてここに書き込む時間もなさそうである)。

しかしながら、それではあまりにも何もないので、まずは次のことをひとつ、ふたつ書いておこうと思う。

65ページに、丸谷才一氏の『文章読本』の一節から引用とその「もじり」があり、
66ページにて

 まことに下手な引用ともじりで、「原作者」には申し訳ない。
しかし、どんなに下手でもいい、「引用」の源になる考え方や表現をたくさん手に入れて、昇華とまではいかなくても、せめて消化ぐらいはしたいものと、奮戦の日々なのである。
 ちと逆説的にいうなら、考え方にも表現にも、純粋の意味でのオリジナルというものはない。一切は「引用」である。
ただ、引用に、うまい、下手があるだけだ。


と述べられている。
私の読書記録でも引用をしているところが結構あるけれど、このようなところを読むと少し安心をする。

また、『「考える力」を刺激する本』を紹介するというコラムの中に、再び、丸谷才一氏の『文章読本』が挙げられており、その中で、作家の井上ひさし氏が『文章上達の最良の方法は、この本を読むこと』といっているということが紹介されていた。
文章作法に関する本は結構読んでいるけれど、丸谷才一氏の『文章読本』は、まだ読んだことがない。
しかしながら、丸谷氏の『文章読本』は、絶対的な推薦本なのであろう。
昨日も書いたが、チャンスを見て購入し読んでみようと思う。

この本に書かれていたその他の内容に関しては、もう少し読み込んだのち何か書きたいことがでたら追加しようと思う。

今日は読書記録としての事実のみを書いて終わりにしておこうと思う。

#情報科教員MTの読書記録・・・
 2007-04-05〜2007-04-05 1日で1回読了。
 速いだけで今のところ役には立たない読書記録。



2007年04月04日

『「考える力」をつける本』を読了!!

相当前に買って一度読んだ本なのだけれど、『「考える力」をつける本』を読み終えた。
著者は元朝日新聞論説委員の轡田隆史(くつわだたかふみ)氏。
朝日新聞夕刊の『素粒子』の執筆担当やニュースステーションのコメンテーターを務めていた方である。
高校や大学時代はサッカーに熱中し、Jリーグの川淵チェアマンとは同じ早大チームで全国制覇を成し遂げた方である。



(文庫版もあり)

実はこの本を再度読んでみようと思ったのは、これまた『<狐>が選んだ入門書』の流れからである。

勿論、『<狐>が選んだ入門書』には、この『「考える力」をつける本』は紹介されていないのであるが、何の気なしに本棚にあった同書をパラパラとやっていたら、井筒俊彦氏のことが書かれており、前回の『<狐>が選んだ入門書』で紹介されていた『司馬遼太郎さんによると「二十人くらいの天才が一人になっている」ような人』という話が、この本にも紹介されており、それをここで再発見したからである。
昔読んだときには、さっと読み飛ばしてしまったのだと思うけれど、今読み返してみるとその重みがずしっと感じられる。
「やはり、井筒氏は気になる人には本当に気になる方だったのだな」ということがよく分かった。
もっとも、轡田氏のこの本の文脈では

このような大学者を、たとえば『コンサイス人名辞典 日本編』(三省堂)で引いてみると、驚くべきことに選ばれていない。一九七六年三月の初版で、当時現存していた人も多数選ばれているのに、井筒俊彦という名前はない。
同じようなことは七七年に出た『現代人物事典』(朝日新聞社)でも起きていて、この人はいないのである(一九九〇年の『朝日人物事典』では流石に出ているが)。


と書かれており、1973年に起きた石油ショック以降になってイスラム教に関する興味・関心が一般に出てきたのであってこれらの本が出版された時点ではイスラム思想に関する大家である井筒氏のことは世間では未だ余りクローズアップされていなかった。
もしくは、やっと話題に上ってきた段階であり、それぞれの人名辞典では項目に採用するのが忘れられてしまったという感じの流れになっている。

そんな中で人びとは、にわかに中東の文化について目を向けたのである。アラブって何だ? イスラムって何だ? 人びとは、にわかに中東についての知識を求めるようになった。人名辞典空白は、そのような日本人の「知」の歴史をも教えてくれる。


とまとめられていた。

今回、もう一度読んでみようと思ったのは、これが出発点である。

それでは、この本の中で気になったことを挙げてみようと思う。

<<積ん読を勧める。>>

私もどちらかという図書館で本を借りたりしない方だが、私が思っていること同じような理由で『読書とは、本を買うことである』と著者も勧めている。
全く同感である。

<<読書はリズム>>

読書のリズムを妨げないようにメモは後で取るようにして気になったところはページの端を折ればよい。
私もこれをしているが、この本でも同様のことを勧めている。

<<本をたくさん読め>>

文章を書くうえでの「最良の教師」とはということで、『文章の長さに自分なりの制限を加えることが重要である』と主張されている。

同じく、

『選んだり、捨てたりする前に、たくさんのデータと言葉を持っていることである』として、そのためにはたくさんの本を読んでおく必要があると説かれている。

164ページに丸谷才一氏の『文章読本』を勧めておられる。
丸谷氏の『文章読本』は読んだことがないので、チャンスがあったら読んでみようと思う。




<<ワープロ・パソコン関係>>

ワープロ・パソコン関係の9章の部分では、『変換について』のところは私には理解できなかった。
これは年齢差とパソコン関係の経験差(文章作法においては到底かなうはずがないけれども、この点だけは私の方が経験値が高いと思われる)によるものと思われる。

ただし、同じこの章に書かれているひらがなだけの詩(峠三吉氏の詩)と、それを漢字変換したものとの違いは私にも理解できる。

開高健氏のサントリー・トリスのキャッチコピーの『人間』とにんげん、ニンゲンで、どれを使うかとう説明も十分に理解できた。

201ページに新約聖書のヨハネ伝福音書に「初めに言(ことば)あり」という紹介があり、『それをいいかえるならば、「初めに感動あり」なのではあるまいか』という部分がある。
私の勤務校はキリスト教系の学校ではないけれど、これは私の勤務校のスクールモットーである『感動の教育』にも繋がるところがあると感じた。


#情報科教員MTの読書記録
 2007-04-01〜2007-04-04
 4日間掛かって1回読了(2回目)



2007年04月03日

Shuriken2007にバージョンアップ

特に有用な内容ではないけれども、今、自宅のShuriken Pro4/R2をバージョンアップして、Shuriken2007にしました(Just Suite 2007に付いてきた権利です)。

インストール後、全体を眺めてみると少々デザインが変わった感じがしますが、さっと見る限りは違いは分かりません。
デザイン(カラーバリエーション)も従来の『Windowsの設定』に戻してしまいました。

Outlook Expressを使うよりは安全かなと思って、これを使っています。

Shurikenは独自のビューアメカニズムを採用しているので、Outlook ExpressやInternet Explorerを狙った多くのウイルスに悩まされることはありません。

==Justsystem Shuriken2007のページから==

というところが、私がShurikenを使っている最大の理由です。

従来のバージョンと比較するとこのような違いがあるようです。

Outlook Expressとの比較はここです。

今日はこれだけにしておきます。

ネタにもならない、『他愛のないこと』ネタでした。

2007年04月02日

どうも風邪らしい

「今年の花粉(花粉症)は大したことないな」と思っていました。
アレジオンとニポラジンという薬を処方されて、いつもはこれだけでだいたい収まっていたのですが、一昨日くらいから何だが急に鼻水が止まらなくなりました。

それで、昨日は遂にセレスタミンの登場です。

副腎皮質ホルモンと抗ヒスタミン薬の混合されたもので、効くことは効くのですが、随分眠くなりますし、何より副腎皮質ホルモンが入っているのでできるだけ飲みたくない薬です。

だいたい、ひどい花粉症でもこれを飲めば暫くすると症状は結構改善されます。

しかし、今回は何だか効きません。

2、3日前に喉が痛くなったことを思い出し、風邪の疑いを考え始めました。
何となく怠く、筋肉痛もあるのですが、これは2週間ぶりになってしまった「昨日の合気道の稽古」のせいと思っていました。

それで、考え直してみることにしました。

体温を測ってみると37度と平熱よりも若干高めです。
たいした熱ではありませんが、何となく怠いということは否めません。
どうやら、風邪のようです。
今日はできるだけ早めに寝ることにします。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 間抜けな話ですが、心の底から単なる花粉症が
 ひどくなっただけかと思っていました。

 風邪症状なのか、花粉症なのか判断がなかなか
 難しいところがあります。
 しかし、これは紛れもなく風邪でしょう!!





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杉並区にある文化女子大学附属杉並中学校・高等学校で情報科教員をしていた津久井 大(まさる)と申します。
2019年3月に定年後、1年間雇用延長で働き、2020年4月から完全にリタイアしました。

従って正確には『元・情報科教員MTのBlog』ということになりますが、タイトルはこのままにしてあります。

元々は理科教員で、暫く理科と情報科の兼任をしていましたが、教育制度に則った情報科ができた2003年に情報科のみを教えることになりました。
my_twitter
@mtsinfodl