2008年11月

2008年11月30日

『読書家の新技術』を読了!!

呉智英氏の『読書家の新技術』という本を読み終えた。

『読書家の新技術』 呉智英・著(文庫版) 『読書家の新技術』 呉智英・著(文庫版)


無学な私は初めて聞いた名前だったが、『呉智英』と書いて『くれともふさ』と読む方が著者である。
著者紹介によると1946年(昭和21)年に愛知県生まれの方で、早稲田大学を卒業後5年ほど企業(紹介文では『零細企業』という表現)に務め、その後、評論活動に入った方とのことである。

所沢の『古本まつり』で見つけて、書名の『読書家の新技術』というタイトルが気になって購入したものだ。

内容は『知の篇』、『技術篇』、『ガイド篇』という三部構成になっている。

第1部にあたる『知の篇』は、『現在の知の状況』、『知識人と知の世界』、『読書論を読書する』という三つの部分からできていて、特に『読書論を読書する』というところでは有名な小泉信三、谷沢永一、山本七平という各氏の読書論と自らの読書論との違いなどが書かれているが、私にはあまりピンとこなかった。

第2部、第3部は私にとっては非常に面白いと感じた。

『新聞書評や雑誌書評の活用』、『探書手帳』、『図書目録の活用』、『図書館・古本屋の利用』、『読書カードの作成』などが紹介されていた。
新聞などの書評は私もよく読むけれども、流石に縮刷版まで追って10年前の書評までも読むなどということはしていない。
著者は読書界の流れ、思想の潮流は10年単位であり、10年ほど前の新聞書評まで遡れば大体カバーできるという。
『この本に書かれていることは誰でも実行可能』と著者は書いているが、この辺のことは少々勇気(と決断)がいると思った。
書評などを読んで気になった本は探書手帳に書き込むという。

書き込むときに本のランクを決める。

著者の基準では、A・B・C・DとEである。
Cを普通として、Aは『極めてよい本(名著)』、Bは『良書』、Eは読む必要のない『愚書』・『悪書』、そしてEは『奇書』・『怪書』だ。

あとは日付と書名、著者名、出版社名、金額などを一覧で書いておくという。
私はやったことはないけれど、よさそうな方法だと思った。

読書カードなど少々古さを感じるところもあるが、適当にブログなどのインターネット上のサービスを使えば、ほぼ同じようなことはいつでも、どこでも確認ができて便利だろうと思う。

『ガイド篇』には『テーマ毎のお薦め本紹介』や、『辞書・辞典など』、『全集』、『叢書』、『新書』、『文庫』などの紹介などが書かれていた。
この中で、私は文庫の説明部分が何となく気に入った(気になった)。

私は岩波文庫に対しては『少々お堅いイメージ』を持っているが、この本では
青帯(思想)と白帯(社会)には、岩波文庫でしか読めないものが多い。

と紹介されている。

『読みたい本を探し、気楽に読むための本は新潮文庫』と私は決めている。
特に理由はないつもりだが、この本で紹介されている新潮文庫のイメージを見てみると何となく納得がいく。
新潮文庫は万遍なくいろいろな本が読めるので、無意識に私もこの文庫を利用しているのだと感じた。

角川文庫を全く使わないという訳ではないけれど、今ひとつ、私は使っていない。
角川文庫と新潮文庫で同じタイトルの本があったら、新潮文庫を選んでいる。
単純に好みの問題なので、新潮文庫ファンもいれば角川文庫ファンもいるという程度で、深い意味はない。
この本に書かれていた各社の文庫本に対するイメージは、私のイメージと一致する。
楽しいひとときを過ごせた本であった。


#情報科教員MTの読書記録・・・2008-11-20から2008-11-29
 他の本と併読はしていたけれども、何だか10日
 くらい書けて、ゆっくり過ごしてしまった。

 1回読んで、パラパラと2回目を眺めた程度。


2008年11月29日

インテルCore i7

つい最近まで、Core 2 DuoやCore 2 QuadなどのCPUが話題に上り、実際に自分のマシンにも搭載したりしたけれど、あまり気にしていないうちに、早くも次のCPUが話題になっており、そろそろ実際にでてくるとのことである。

インテルCore i7、コアアイセブンと読むとのこと。

 http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20081103/1009419/

つい最近、私はネット上から新CPUが出るのだということを知ったが、勤務校に今日届いたDOS/V PowerReportには、その特集が出ていた。

何だか新しいプラットフォームが出るタイミングが早すぎるような気がする。

この間、Core 2 Duoで自作マシンを組んだばかりなのに、もう次になってしまった。
とても製品の進歩にはついて行けない。



2008年11月28日

『日本語が亡びるとき−英語の世紀の中で−』

『日本語が亡びるとき−英語の世紀の中で−』という本を買ってみようと思っている。

『日本語が亡びるとき』 水村美苗・著(単行本版) 『日本語が亡びるとき』 水村美苗・著(単行本版)

著者は水村美苗氏。

私の中では夏目漱石の『明暗』の続編を書いた人ということで記憶している方だ。

漱石の明暗は執筆途中で絶筆になってしまったのだが、漱石そっくりの文体を使いながら、漱石が続きを書いたならばこんな感じになるだろうという続編を書いた方だ。
恥ずかしながら、私はまだ『明暗』を読んだことがない。
興味はあるので既に漱石の『明暗』も水村美苗氏の『続明暗』も買って持っている。

その水村氏が『日本語が亡びるとき−英語の世紀の中で−』という本を書かれた。

既にネットでも話題に上っているので、決してこの投稿は話題としては早くないのだけれど、今日、本屋で背表紙をちらっと見て再び買いたくなった。

ということで、ここで買ってみようかと思っている。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 また、読もうと思う本の新たな流れができてしまった。
 未読本待ち行列が増えてしまったが、楽しみが増えた
 ともいえる。


2008年11月27日

京都から帰宅

昨日、京都から帰ってきた。

中学2年生の行事、『古都旅行』の引率教員として京都奈良を訪れたのだが、そこから戻ってきた。
少し遅めに起きて、朝食を食べ、暫くぼんやりした後、勤務校の公式ブログを更新することにした。

数えたわけではないのだが、3日目の写真だけで150枚はあるだろう。
初日からの3日間で500枚くらいは写真を撮ってきたものと思われる。

勿論、生徒達が入っている写真をとることを心掛けたが、京都や奈良の風景、見学地が分かるような写真をとることを心掛けた。
そして、秋がしっかりイメージできるように『紅(あか)や黄色』の写真を撮ることも心に留めていたことである。

ということで、生徒達が入っている写真を心掛けたものの3日目は京都の秋の素晴らしさに幻惑されて綺麗な紅葉の風景などが多くなった。

3日目の中から選びに選んで7枚ほどを公式ページにアップした。

午前中から始めたもののアップロード完了は午後の4時は簡単に過ぎてしまった。
今後は、自分のブログにて京都奈良旅行記でも書いてみようと思っている。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 個人旅行でも再び京都を訪れてみたいとも思う。
 日本にも素晴らしいところはたくさんある。



2008年11月23日

明日から京都・奈良

表題の通り、明日から二泊三日で京都奈良の古都旅行に出かける。

中学2年生の行事の引率である。
今日はその準備や、先日の車検の費用を支払いに行ったりで外出した。
特にじっくり準備した訳ではないが、何となく今になってしまった。

ということで、2、3日、更新は停止する。

#情報科教員MTのづふやき・・・
 京都の紅葉は綺麗だろうなぁ。


2008年11月22日

石神井公園駅・仮設地下通路開通。

石神井公園駅では池袋線高架事業として連続立体交差事業・複々線化事業を展開している。
この工事の一貫として仮設地下道が本日、11月22日に開通した。
私の勤務校は今年より週6日制に戻したので土曜日も勤務がある。
ということで、今日も石神井公園駅で降りて、阿佐ヶ谷駅に向かうわけである。

今日の話題は、表題の通り。
石神井公園駅の北口と南口が地下通路で繋がり、歩いて行き来できるようになった。
地元の方にとっては非常に便利になったことであろう。

地元民ではないけれど、新しくなったところを開通当日に朝から通れたということに対して何となく嬉しく思った。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ちなみに今日は11月22日。
 『いい夫婦の日』。

 古本屋帰りにケーキなどを買って帰った。
 甘くて、美味しい(笑)。

 




2008年11月21日

グーグルマップのストリートビュー

グーグルマップのストリートビューって凄い。

グーグルマップをそれほど頻繁に見ていない私は、つい最近、ストリートビューを知った。
勤務校の周りの道路に沿って歩いてみた。

「あー、ここだ」とか、「そうそう、ここの右手にはこんなビルが建っている
だよね」という感じで、勤務校の周りをぐるっと回った。

ちょっといたずら心を出して、勤務校の校門の中に入ってみた。
当然のことながら、道路から見える範囲はいろいろな景色が見えるが、流石に勤務校の中までは見えない。
女子校の中までストリートビューでぐんぐん入って行けたら問題があるから、そういうことは『当然できないということ』を確認して妙に安心する。

私の勤務校のある杉並区でも、この程度まではストリートビューで見えてしまうのだから、地球上のほぼ全域をカバーしているのだろうが、どうやってこのようなものを作ることができたのか、仕組みが今の私には理解できない。

ただ、ただ、驚くばかりである。

ふと、今日のIT Mediaのニュースを見ていたら、『ストリートビュー問題』というものが存在していて、杉並区でも

Googleの日本法人に対しプライバシーへの配慮と削除要請に適切に対応するよう申し入れたことを明らかにした。

ということが紹介されていた。

私が少年時代を過ごしてた町田市では次のようなアクションを起こしているようだ。

 ストリートビュー問題をめぐっては、東京都町田市議会が、国に法規制を求める意見書を採択している。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ストリートビューを初めて見たときには、ただただ
 凄いと思っただけだったが、次の瞬間には「見え過
 ぎちゃって、困るのーっ」という随分古いCMソン
 グが頭の中をよぎった。

 私がさっと見た限りでは、道路から見える範囲しか
 映っていないように思えたが、やはり、「ここまで
 しなくてもいいだろう」という考えに対しても十分
 に理解できる。

 何だか人間の感性が技術に追いついていっていない
 ことに不安と不満を感じる。


2008年11月20日

Webページ作成実習−リンク−

高校3年生を対象に行っている「情報A」の授業では、現在、Webページ作成実習を行っている。

10月25日の投稿に書いたように、企画書を作成させた後、それを参考にして自分のテーマに則ったWebページを作成する実習である。
高校1年生を対象に行っていたときは『5ページ以上作成すること』という課題にしたが、今回の3年生対象の実習では授業時間数の関係で『3ページ以上作成すること』という課題に条件を緩和した。

ここのところで行っている実習は『リンクの張り方』についての実習だ。

『別ページへのリンクの張り方』を説明し、簡単な実習(練習課題)を行った後、『同一ページ内へのリンクの張り方(ブックマークの作成とそれへのリンク)』を説明した(同様に簡単な実習(練習課題)を行った)。

説明&練習課題用のファイル(いくつかのHTMLファイル)を予め作成してフォルダ内にまとめておき、それを教材配付して利用させた。

最初はFrontPage2002でリンクの設定を実習した後、HTMLのソースを見て貰ってアンカータグの解説をした。
『target="_blank"』の設定をして別ウィンドウを開けてリンク先を表示する方法など解説した。

『リンクの設定』に関して既に知っている生徒にとっては何ということもない実習だけれど、初めて『リンクの設定方法』を実習した生徒達からは、「うぉー」とか「すごーい」とかいう声が聞こえた。
「意外に簡単にリンクが張れるものだ」と思った生徒も結構いたように感じられた。

『解説』と『練習』の後は、実際に自分の課題にてリンクを張ることを行った。
思っていたより、よい展開だったように感じた。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 既に、この実習を終えて、『FTPによるアップ
 ロード』の実習に入っているクラスもある。

 また、別の機会に記事として投稿してみたい。







will_pwr at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)情報教育 

2008年11月19日

『棟梁』を読了!!

『棟梁』を読み終えた。

『棟梁』 小川三夫・著(単行本版) 『棟梁』 小川三夫・著(単行本版

著者は宮大工の集団『鵤工舎』を率いる小川三夫氏である。

法隆寺の五重塔を見て感動し、宮大工を目指し、法隆寺宮大工の西岡常一氏に師事して宮大工になった方である。

本の文脈は読む前から大体イメージできるけれど、それでも読んでみたいと思って買った本である。

予想通りで読んでいて、納得することが多かった。

今の教育は受け身であることが多いが、宮大工の世界では殆ど文字や言葉による技の伝達は不可能だ。
ひたすら、棟梁の技を盗み、自分でやってみるしかない。

今の中高生にも読んで貰いたい1冊である。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-11-17から2008-11-19
 3日で1回ほど読み終えた。

 平成19年を持って引退し、息子の量市氏と、世貴氏に
 後を託したと書かれている。
 私にとっては、まだまだ棟梁として、現役でいて頂きた
 いと思う方である。
 その意味では残念である。

 あまり、時間がないので、このくらいにしておく。

2008年11月18日

USB3.0

IT Media の記事を見ていたら、『「USB3.0」規格が完成』という記事を見つけた。

別名では『SuperSpeed USB』というらしい。
データ転送速度5.0Gbps、現行のUSB 2.0(最大480Mbps)の10倍とのこと。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 今日は時間があまりないので、これだけに
 しておこう。

2008年11月17日

古都旅行の準備

私の勤務校では中学校2年生で古都旅行に出かける。

公立中学校でいうところの京都奈良修学旅行である。

中学校3年生で行く修学旅行は本校の場合はカナダホームステイということになるので、中学校2年生で京都奈良に古都旅行に行こうという古都になっている。

それで、この11月24日から26日の日程で、私も引率教員として京都奈良古都旅行に出かける。

いま、そのための資料を作成しているので、このところ遅くなることが多い。
取りあえず、今日で一段落したが、本当はもう少し時間が欲しいところだ。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ということで、今日はこんなところで投稿を終わりに
 しておこう。


2008年11月16日

エアウェイブの車検とライフ

今年は車検の年である。
私の愛車はホンダのエアウェイブ
シフォングリーンという色のもので、当時のCMでは多く流れていた色のもの。

午後1時がお約束の時間だったので、その時間を目指してホンダの営業所を目指す。
丁度よい時間に到着し、応対して頂いた。

愛車を渡して、代車を受け取る。
前回の定期点検のときには代車はフィットだったが、今回は軽自動車だった。

ホンダのライフだ。

「残念ながら、軽自動車か」とも思ったけれど、別段、困るほどのこともない。
代車をお願いしているものの、使用目的は「自宅まで帰る足」としてくらい。
仕事(前任校の公用車)で軽自動車を使ったことがあるけれど、これは15年から20年くらい前のこと。

「最近の軽自動車は居住性が随分よくなっているのだな」と思った。

当然のことながら底面積としては限られたスペースだけれど、車高は意外と高く車内は結構高い。
あまり、狭さは感じられなかった。
「結構広い」という方が適切な表現かも知れない。

代車はよく考えられていてカーナビ付きだった。
私は自分のエアウェイブは購入時に「近場しか動かないし、価格も上がるからカーナビはいいか」なんて妥協してしまったからカーナビがない。

これで不便はないけれど、あればあったで便利なことには違いない。

ということで、代車にカーナビが付いているものを提供されると、その便利さを夫婦揃って確認できる。
私は「機能はあった方がよい」とか、「付属していく機能はできるだけ全部使ってやろう」などと考えている人間なので、勿論、カーナビもあった方がよいと考えていた。
妻が何気なくいった「カーナビはいらないんじゃない。価格も上がるし」なんていう言葉でカーナビなしのエアウェイブになったという経緯がある。

で、今日の帰りは妻と二人でホンダのライフ・カーナビ付きに乗って帰ってきたのだけれど、妻曰く、「カーナビって便利ね。ほらほら、今ヤマデン(ヤマダ電機)だけれど、ほんとにヤマデンになっている」なんて呑気なことをいっている。

「『だから、あれば便利だから、カーナビも付けようよ』といったろう」なんて、心の中でつぶやいた(大笑い)。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 だからといって、カーナビがサッと付くわけではないけれど
 現状にそれほど不満があるわけではない。


2008年11月15日

勤務校のランクが再び5に

私の勤務校・文大杉並の公式サイトがグーグルのページラングで5になった。

昨年も5になって、受験シーズンが終わった頃から4に戻ったのだが、今年も再び5になった。

記事として書いているのは今日、11月15日だが、ページランク5になったのは10月くらいに入ってからだったと思う。
最近、いろいろと注目されてきているのだろう。
大変ありがたいことである。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 既に外注扱いになって久しい。
 私が作っているページではなく、業者さんが作っている
 ページだが、勤務校のランクが上がることはやはり、嬉
 しい限りだ。

 私はアップロードの担当だけだけも、担当部署だけでも
 一生懸命に取り組もうと思う。




2008年11月14日

踏んだり、蹴ったり

今日は午後8時頃、職場を出て、午後9時過ぎには自宅に戻れるはずだった。

ところが、バスに乗ったとたんに(バスの運転手さんによるアナウンスにて)西武池袋線が人身事故で止まっているということを知った。

ここで、池袋線がとまっているという情報が知らされれば対処のしようがあるので、「ラッキーだったな」とにんまりした。

今日は中村橋行きのバスになってしまったので、鷺宮で降りて西武新宿線で所沢まで行けば何とかなるだろうと安心していた。

で、鷺宮で急行拝島行きなどに乗った。
小平まで行って各停新所沢行きに乗り換えた。
ここまでは、予定通り。

しかし、ここでハプニング。

小平で再びアナウンスがあり、「西武柳沢で停電があり、私が乗り換えた電車も急行拝島行きも動かない」とのこと。
10分近く缶詰になり、動けなかった。

10分程度停止した後に、所沢を目指す。
10分も止まったおかげで、所沢にいたのは午後9時25分くらいだった。
「午後9時30分には電車が運行再開する」ということだったので、「2、3分すれば動くだろう、まぁ、まぁ、ラッキーか」などと楽天的な考えが生まれた。

ところが、「間もなく運転が再開されます」とはいうものの全然動かない。
ここでも、随分待たされてしまった。

午後9時少し過ぎには自宅に着く予定だったものが、なんと午後10時だ。
昨日と同じくらいになってしまった。

#情報科教員MTのづふやき・・・
 踏んだり、蹴ったりの1日だった。



2008年11月13日

紅葉−石神井公園もだいぶ色付いてきた−

職場である自分の学校がある阿佐ヶ谷駅に行くまでには石神井公園駅からバスが出ていて、私はそのバスを毎朝利用している。
バスの中では目をつぶっていることが多いのだが、石神井公園に近い、最初の方は近辺の景色などを眺めている。

そして、石神井公園の木々もそろそろ色づいてきた。

特に私が気にしているのはイチョウで、だいぶ黄色くなってきた。
よくよく注意してみると木の上の方と表面の方から色づいてくることが分かった。
内側の方はまだ緑色だが、木の上の方と外側が黄色い。
そして、葉っぱを注視すると葉の外側から黄色になっていき、内側は緑色のものがまだまだある。
これが徐々に内側に拡がってきて葉っぱ全体が黄色になる。

もう暫くするとイチョウの木全体が、黄金のような黄色に輝いてくるのだろう。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 木々が色づくということは、気温が下がってきて
 「涼しい」から「寒い」というところになってい
 くのだろう。

 寒いのは大の苦手だが、まずは木々が化粧してい
 く姿を楽しみにしよう。



2008年11月12日

ウィルスバスター2009

アンチウィルスソフトに関して、私はノートン製品--->ソースネクスト製品--->トレンドマイクロ製品と流れてきた。

多分、ノートン製品が最も長く使った製品で、ソースネクストの製品はバージョンアップ費ゼロの考え方に賛同して使い始めた。
途中、プリンタサーバを上手く認識して貰えないというトラブルに見舞われたこともあり、ポート番号の情報なども分からなかったので不具合が直せないことが続いた。
そして、息子の留学先メルボルンに妻共々に訪れたときに初めて買ったノートパソコンを持って行くにあたって試用版のトレンドマイクロ製品を使ったことが切っ掛けで今はトレンドマイクロ製品を使っている。
かれこれ1年ちょっと経ったことになる。

トレンドマイクロのウイルスバスターを使ってみてよかったと思うことは、無料のバージョンアップ(システムのバージョンアップ)ができることだ。
購入したものはウイルスバスター2007だったが、今はウイルスバスター2009になっている。

ノートン製品の最新版はどのような扱いになっているかは知らないが、昔使っていたとき、私が購入した日付けの関係で8月くらいに新版を購入しなければならず、10月くらいに最新版が出てくるというパターンが続いた。
そして、何となく悔しい思いをした経験がある。

このときには新しいシステムにバージョンアップできなかったからである(この段落と一つ前の段落に書いたことは、私の無知による誤りが含まれているらしい。シマンテックから「従来からシステムの無償バージョンアップは可能です」というコメントを頂いた。各社のアンチウイルス製品の購入を考えている方で、このブログに来られた方はこのことを考慮に入れて製品選択をして頂きたい。少なくとも最近のバージョンは問題なく最新のシステムに無償でバージョンアップできるとのこと−2008-11-27カッコ内を加筆−)。

ウイルスバスターのシステムバージョンアップが無料でできるというサービスは私にとってはありがたいサービスである。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 先日、自宅の環境を全て最新版のウイルスバスター2009
 にしたときに、ふと思ったこと。

 今日、何気なく思い出したので書いてみた。






2008年11月11日

『恋愛脳』を読了!!

『恋愛脳』という本を読み終えた。

『恋愛脳』 黒川伊保子・著(文庫版) 『恋愛脳』 黒川伊保子・著(文庫版)

以前に購入した『恋するコンピュータ』と同じ、黒川伊保子氏が著者である。
男性の脳と女性の脳のつくりが違い、種々の行き違いが生ずるという本は過去にもあったと思う。

例えば、『話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く』などがそうだろう。

『話を聞かない男、地図が読めない女』 アラン ピーズ&バーバラ ピーズ・共著(文庫版) アラン ピーズ&バーバラ ピーズ・共著(文庫版)

この本もベストセラーだったが私はこちらの本は読んでいないので、コメントは書けない。
しかし、黒川伊保子氏の作品は、この『恋愛脳』も『恋するコンピュータ』も語り口が何とも知性的で、尚かつ爽やかで読んでいて心地よい。

男性脳と女性腕の違いは脳梁と呼ばれている部分(右脳と左脳を繋いでいる部分)が女性の方が太く、男性の方が細いというところにある。
この違いによって、男性脳は『空間』把握に長けており、女性脳は『面』で把握するという。
また、男性脳では場面、モード毎に自分の世界を持っていて、その場面場面で行動は異なるという。
女性脳は単一の自分の世界で生きており、その単一の世界で各種の認識をしている。

ここから生ずる各種の行き違いはに関する解説はこの本で読んで頂きたい。
『わたしの大好きなひと』と伊保子先生とのやりとり、伊保子先生と息子さんとのやりとりが本当に楽しい。

黒川伊保子氏が、ご自身のご主人を『わたしの夫』とは表現せずに『わたしの大好きなひと』と表現しているところにホンワカとした暖かみを感じて嬉しく思う。
このように感じるところが、優秀な女性脳の持ち主、伊保子先生の研究成果満載ということなのだろう。
私のような男性が読んでも面白いと思ったが、いろいろの年代の女性が読んでも多いに参考になると思う。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-11-10から2008-11-11
                   2日で1回読み終えた。

 横内謙介氏の解説にも多いに共感するところがあった。


2008年11月10日

『古本まつり』に行ってきた

先日の記事に書いた『所沢古本まつり』に行ってきた。

実際に行ったのは昨日の話。

妻と二人で行ったので、じっくり探すという感じではないけれど、見るべきものは見て、探す候補は予めいくつか考えながら探してみた。

ということで、『遠野物語』などの柳田国男作品を探していた。

岩波文庫版の『遠野物語・山の人生』と新潮文庫版の『日本の伝説』があったので、それを購入することにした。

『遠野物語・山の人生』 柳田国男・著(文庫版) 『遠野物語・山の人生』 柳田国男・著(文庫版)

『日本の民話』 柳田国男・著(文庫版) 『日本の民話』 柳田国男・著(文庫版)

また、全く知らなかった本である『読書家の新技術』呉智英・著が目に入った。

『読書の新技術』 呉智英・著(文庫版) 『読書の新技術』 呉智英・著(文庫版)

あと、二冊くらい購入した。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 その後、所沢の甘味処で白玉クリームあんみつなどを
 楽しんだ。

 時々行く店だが落ち着いた雰囲気の店で好きだ。

2008年11月09日

『夏目家の福猫』を読了!!

半藤末利子氏の『夏目家の福猫』を読み終えた。

『夏目家の福猫』 半藤茉利子・著(文庫版) 『夏目家の福猫』 半藤茉利子・著(文庫版)

著者の半藤末利子は夏目漱石の長女・筆子の娘(四女)、つまり、漱石の孫にあたる方である。
半藤一利氏は『週刊文春』や『文藝春秋』誌の編集長を務め、文藝春秋社の専務取締役なども歴任した方である。
現在は作家として、昭和史関係をテーマにした作品が多い著名人である。

夏目漱石関係の本を見つけると割とあまり考えずに入手し、比較的よく読んでいる私は、この『夏目家の福猫』を書店で見て以来、購入するタイミングを見計らっていた。そして、つい最近、入手した。

読んでいる最中に「『夏目家の糠みそ』によく似ているなぁ」などと呑気なことを考え、「まぁ、同じ著者なのだから、似通ったことが書かれているのは当然か」などと、これまた、呑気なことを考えて読み続けた。

本を買うときには、タイトルと著者名を見て、著者紹介を読み、最初の数ページを眺め、裏表紙等に書かれている概要紹介を読み、解説欄をじっくりと読んでから購入を決意することが多い。

今回も、おおかたはこのパターンを踏んでから購入した。
後書きなども読んでから購入するときもあるが、今回はそれをしていない。

ということで、読んでいる最中に、先程書いたことなどを思い、読み進んでいった。
「あとがき」まで来て、妙に納得した。

この本は今年(2008年)7月の新刊であり、『夏目家の糠みそ』とは別の書き下ろしかと思って購入したのだが、「あとがき」まで読み進んで次のようなことが書かれていたことを知った。

 今回新潮社さんのご厚意で、その二冊(注:『夏目家の糠みそ』と『漱石夫人は占い好き』。どちらもPHP社から刊行されたが、今は絶版とのこと。 <---かっこ内はMTによる)の中から主に漱石に関するものを抜き出して一冊に纏めて出版されることになった。

中略

 ただ、予めお断りしておかなければならないことがある。本書のタイトルを変えたことである。
そのために、新内容の本と思われて購入される方もあるやもしれない。
そのことのないように祈るばかりである。

著者の半藤末利子氏の意思ではないと思うが、さすがに新潮社。
新潮社のワナにまんまとはまってしまった。

上記の二冊『夏目家の糠みそ』と『漱石夫人は占い好き』を持っている人は購入する必要のない本ということになる。

私の場合は、『夏目家の糠みそ』は読んだことがあるが、『漱石夫人は占い好き』の方は持っていないので、読んでいない部分もあったわけだ。
従って、何となく読んだような、読んでないような感覚を味わったのだろう。
ということで、後悔はしないことにした。

前回もそうだったが、今回、この本を読んで末利子氏の父、松岡讓氏の人柄を再度好きになった。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-11-08から2008-11-09
                    2日で1回読み終えた。


2008年11月08日

所沢古本まつり

所沢古本まつりをやっている。

 http://www.seibu-group.co.jp/rec/kusunoki/furuhon/furuhon.html

明後日の月曜日までである。

今日の帰りに寄ってみようと思っていたのだが、ちょっと出遅れていけなかった。
明日にでも行ければ、行ってみたいと思う。


−−−


遅れついでに、今日は石神井公園のブックマートに寄ってきた。
次の2冊を購入。

『銀の匙』 中勘助・著(文庫版) 『銀の匙』 中勘助・著


『狂言サイボーグ』 野村萬斎・著(単行本版) 『狂言サイボーグ』 野村萬斎・著(単行本版)

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 何の脈絡もないけれど、どちらも興味津々である。



2008年11月07日

『棟梁』を購入!!

法隆寺宮大工・西岡常一氏の元で修行をされて、鵤工舎を立ち上げた小川三夫氏の本である『棟梁』を購入した。

『棟梁』 小川三夫・著(単行本版) 『棟梁』 小川三夫・著(単行本版)

先日、書店で見かけて気になって、居ても立ってもいられなくなって注文した本。

60歳になって鵤工舎を後進に譲り、ご自身は引退された。

あまり事情がわからない私のような身のものからすると、まだまだ現役で頑張って頂きたいと思ってしまう方である。

法隆寺を観てその素晴らしいに感動し、宮大工・西岡常一氏の内弟子になることを決めた方で、何度も西岡氏を訪れ、西岡氏のただ一人の内弟子になった。
その後の黙々としてた修行姿勢と、更に自分で宮大工の組織集団を結成して大成功を収めたところに、私は興味を持った。

古都旅行の前までに読めるだろうか。

京都・奈良に修学旅行に行かれる中学生や高校生は多いと思うが、その前に読んで貰いたいと思っている本が次のものである。

  木のこころ・天・地・人

  金閣炎上 水上勉・著
  金閣寺  三島由紀夫・著

など


これに加えて、今回の『棟梁』もよいのではないかと、読む前から密かに思っている。


2008年11月06日

『村田エフェンディ滞土録』を読了!!

『村田エフェンディ滞土録』を読み終えた。

『村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩・著(文庫版) 『村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩・著(文庫版)

『村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩・著(単行本版) 『村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩・著(単行本版)

梨木香歩氏の作品で、私が購入したのは角川文庫版のものである。

村田という人が官費留学でトルコ・スタンプールに滞在したときの記録という設定の小説である。
新潮社刊の『家守綺譚』と対をなす作品で、『家守綺譚』の主人公、綿貫征四郎とは友人の関係にあり、勿論、高堂(こうどう)とも友人だった男である。

1899年の物語という設定なので、時代背景は明治の中期ということになろう。

−−−

少々、文の流れは悪いが、この意味でいえば、『家守綺譚』、『村田エフェンディ滞土録』の順に読んだ方が楽しめると思う。

−−−

ディクソン夫人、ムハンマド、ドイツ人のオットー、ギリシャ人のディミィトリスなどが村田の下宿先のメンバーだ。
オットーやディミィトリスは村田と同様にディクソン夫人のところにホームステイしている友である。

時間が余りないので、詳しく書けないが、楽しい研究活動をした後で、村田は日本に戻る。

この間にトルコ内では革命が起こり、オットーやムハンマドなどは内乱に巻き込まれ亡くなってしまう。
ムハンマドお気に入りの「おしゃべり鸚鵡」が、常にグッドタイミングでしゃべる。
この内容がまた、振るっている。

村田が、高堂邸(綿貫征四郎が家守している屋敷)に訪ねてくる最終章では、既になくなっている高堂がここでも出てきて村田に応対するところなどが微笑ましい。
ディミィトリスの「私は人間である。およそ人間に関わることで私に無関係なことは一つもない」という台詞が、心に残った。

書きたいことは多々あるが、今日はここまでにしておく。

とにかく『家守綺譚』と同様に、梨木作品の中で、この『村田エフェンディ滞土録』も大変素敵な、お気に入りの1冊となった。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-11-05から2008-11-06
 2日で1回読み終えた。



2008年11月05日

米大統領選オバマ氏圧勝

米大統領選が始まり、オバマ氏の圧勝の元に終わった。

アメリカ史上初めての黒人大統領である。
そして47歳と若いリーダーだ。

歴史に残る大統領選挙であったと思う。
今日の記録だけをここに書いておこう。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 アメリカ発の金融危機の中、米大統領選は留まることなく
 滞りなく進み、そして終わった。

 翻って、我が国はどうなったのだろうか。
 一度、解散総選挙をにおわせたものの何も変わっていない。
 アメリカの例で考えれば日本でも選挙をやっても不思議で
 はないのだろうと私は思う。


2008年11月04日

自宅のスイッチングハブ故障

自宅のプリンタが使えなくなった。
今まで問題なく印刷できていたプリンタなのだが、プリンタサーバとして認識されない。
つい最近この不具合を認識したのだが、連休最後の今日は研修日でお休みだったので原因追及をしてみた。

最初は、MSIE7にしたためかとか、トレンドマイクロのウィルスバスターをバーションアップしたためにファイヤーウォールの設定に何らかの問題が生じてプリンタサーバが認識できなくなったのかなど、いろいろ考えた。
勿論、そのための確認も順次していった。

しかし、どうやらそうでもないらしい。

こうなってくるとハードウェアの故障も確認が必要となってくる。

我が家のネットワーク環境の重要な部分は私の書斎に集中しているので、それを確認しに行く。
最近はノートパソコンをメインマシンとして使っていることが多く、リビングでそれを叩いていることが多い。
従って、我が家のデスクトップパソコン(ミニタワー型マシン)やネットワーク機器は殆ど観ていなかった。

結果として、今回の問題はスイッチングハブの故障であった。

これまではメルコ(バッファロー)のLSW10/100-8NWPを使っていたのだが、これの電源が入っていなかった。
ケーブルを抜き差ししてみたり、いろいろやってみたが、どうやら壊れたらしい。

ということで、新しいものに交換することにした。

新しく購入したものは、ロジテックのLAN-SW08-P/PBというスイッチングハブである。

 Logitec LAN-SW08-P/PB

地元の家電量販店で購入したので3200円くらいであった。
この際、多少の価格差は問題としない。

アマゾンのリンクを張ってみたが、こちらの方が勿論安いようだ。

壊れているものをこれに交換したので、勿論、問題は解決して問題なく動作するようになった。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ハードウェアも時々動作確認をしないと、今回の
 ようなことになるのだなということを思った。

 ただ、単にソフトウェア的な設定の問題とばかり
 思っていた。

 お粗末。


2008年11月03日

『P.S.アイラヴユー』を観た。

妻と二人で、近所のユナイテッドシネマ入間にて『P.S.アイラヴユー』を観てきた。
結論からいって、鑑賞後の感想は私にとっては「残念ながらNGという感じ」がした。

P.S.アイラヴユー公式サイト

いつものようにネットでチケットを購入して(座席指定をして)映画館に向かった。
途中、稲荷山公園駅を通るので、入間基地の航空祭を見に行った人たちの凄まじい数を見ながら入間市駅に向かう。
トイレ待ちの行列を見て、「2、30分は掛かるだろう」などとも思う。

さて、先に書いたように、私にとっては残念な結果となった。

通販で購入した本の梱包の中に入っていたこの映画の紹介チラシを見て、最愛の夫を亡くした妻が夫から送られてくる手紙によっと失意の底から立ち直るというイメージを読み取り、面白そうだと思ったので観ることにした。
チラシを読むかぎりは、もっとシリアスな物語だと思った。
コメディタッチとも違う、何だか統一感がないというか、一貫性がないというか、「この物語で何を伝えたかったのだろう」と思ってしまった。

そして、この映画を「イルマーレのような感じの映画なのだろう」と思って、一度は観に行ってみたいと思った訳だ。
かつて、4th Mediaで観た『イルマーレ(キアヌ・リーブス主演の方)』は、手紙のやりとり、生きている時間の違い、そしてその時間の違いを最後に乗り越えて二人が結ばれるというハッピーエンドだった。

今回の『P.S.アイラヴユー』は始まって直ぐに夫が亡くなって、その後、手紙のやりとり(というよりも『手紙の一方通行』)はどのような感じになり、最後はどう終わるのだろうと興味はあった。

しかし、夫の告別式後のパーティ(?)は何だか騒がしいだけで日本人の私には凄く違和感があった。
また、主人公ホリー(ヒラリー・スワンク)が夫の死を乗り越える過程も今ひとつ一貫性が感じられなかった。

ホリーに好意を抱いていると思われるダニエル(ハリー・コニックJr.)と最終的にはハッピーエンドとなるのかと期待していた。
しかし、途中にウイリアム(ジェフリー・ディーン・モーガン)というアイルランド人との関係も出てくる。
それでは、このウィリアムと結ばれるのかと思うとそうではなかった。

結果的に、最後の方の場面で再びダニエルと出会う場面があり、「やはり、ダニエルとハッピーエンドか」と思ったがそうはならない。

自立の道をつけるために靴のデザイナーになるような場面もあるが、これで成功したのかということは、今ひとつ私には伝わらなかった。

ということで、この『P.S.アイラヴユー』は私にとってはピンとこない作品であった。


−−−

原作はセシリア・アハーン氏という女性で21歳のときにかいたものだという。
全世界で500万部売れたというベストセラー(アマゾンのランクで168位(2008-11-03現在)は凄い)。



映画のパンフレットによると、原作と映画はかなり違っていて原作はアイルランド・ダブリンが舞台だが、映画はニューヨークとのこと。
どの程度違うかは不明だが、この映画を観て感じた違和感は、やはり原作者の年齢に寄るところが大きいのではないかと思った。

女性に大人気の林真理子氏が翻訳されたものが、書店にあったので眺めてみた。
林真理子氏の本は読んだことがない。
しかし、この翻訳本に限っていえば、改行が少なく、法律家の文章のように1ページにびっしりと文字が並んでおり読みにくそうに感じた。
ということで、普段の私ならば「原作の方も読んでみよう」と思うのだが、今回はまだ買っていない。

多分、私は購入はしないと思うが、500万部も売れた本なのだから、きっと若い女性にはよいのかも知れない。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 最後にヴォーカリストで有名な徳永英明氏の歌が
 流れてきた。
 「あれ、何で日本語なの」、「あれ、徳永さんだ。
 この映画の監督が徳永さんの声に惚れ込んでエンデ
 ィングテーマに選んだのかな」、「それにしても、
 洋画に日本語の歌が流れるのはちょっと違和感があ
 るな」と思った。
 しかし、これは日本独自のことだということが、あ
 とから分かった。

 何だか納得がいかないことが多い映画だった。


2008年11月02日

『徳川慶喜家へようこそ』を読了!!

『徳川慶喜家へようこそ』を読み終えた。
タイトル通り、徳川慶喜家の子孫の方が、ご自身の徳川慶喜家並びに慶喜公のことを語られた本である。

『徳川慶喜家へようこそ』 徳川慶朝・著 『徳川慶喜家へようこそ』 徳川慶朝・著

著者は徳川慶喜公の曾孫にあたる徳川慶朝(とくがわ よしとも)氏である。
従って、徳川慶喜家の四代目当主にあたられる方である。
写真が好きで、その方面の仕事をされているフリーのカメラマンだ。
広告制作会社のカメラマンとして20年間サラリーマンを務め、主にホンダ関係の写真を撮ることを仕事とし、その後フリーになったとのこと。

たくさんの写真と共に徳川慶喜公の紹介(特に後半生の紹介)がされている。
その中で私が興味を持ったのは次の数点である。

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徳川慶喜家の墓
=======
徳川家の墓は上野の寛永寺にあって、通常、徳川家代々の方はこちらに納棺されるのだが、慶喜公は遠慮されて谷中霊園にあるという。
そして、神式を選ばれたというところが気に止まった。

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戸定歴史館(とじょうれきしかん)
===============
千葉県松戸市に戸定邸と呼ばれる「徳川慶喜公の弟、徳川昭武氏の別邸」の敷地内に建てられた歴史館である。

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祖父・徳川慶久氏の写真
===========
徳川慶喜家の2代目当主徳川慶久氏は39歳の若さで急逝されたが、お元気だった頃の写真が紹介されていた。
細面の顔で少々優しすぎる感じもするが、インテリであることがうかがい知れる写真だと思った。
また、明治人としての気骨も感じられるように思う。

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3代目、徳川慶光氏の結婚を報道する新聞記事の写真
========================
昭和3年9月25日付の報知新聞の写真だそうだが、このような過去の記事は中々目にすることはできない。
貴重な写真だと思う。

========================
慶喜公が乗った(入手した)という大正元年の自動車
========================
当時数台しかなかったという自動車の写真も印象に残った。



−−−−

『徳川』の『徳』の字は、本当は『徳』ではなく、『旧字体の徳』で『心』の上に『一』が入る。
この字にはこだわりがあり、本書の中では『旧字体の徳』で通されている。
そのことを本文内でも説明されていた。

この本が面白かったので、次に読む本も『徳川慶喜家』関係に決めた。
別の本を読もうと思っていたのだが、次に読む本は『徳川慶喜家の子ども部屋』という本だ。
だいぶ前に購入したままになっていた本で、今回の『徳川慶喜家へようこそ』を読んで直ぐに書斎に取りに行ってみた本である。

『徳川慶喜家の子ども部屋』 榊原 喜佐子・著(単行本版) 『徳川慶喜家の子ども部屋』 榊原 喜佐子・著(単行本版)

こちらの著者は徳川慶朝氏の叔母にあたられる榊原喜佐子(さかきばら きさこ)氏である。
こちらの本では『旧字体の徳』ではなく、今、一般に使われている『徳』の字が使われている。

読む前から興味深く思った。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-11-01から2008-11-02
                    2日で1回読み終えた。

 通常、既に私の中では歴史上の人物である人たちに関しては
 敬称を用いていないが、著者に敬意を表して慶喜公と書くこ
 とにした。

 書き終わったものを再度読んでみると、少々違和感があるの
 で、次回は今まで通りの表現をとるかも知れない。


2008年11月01日

世の中、動いていると感じる。

ここのところで、電気店業界のことを2つ続けて書いた。
今日は別の記事を書こうかと考えていたが、パナソニックが三洋電機の買収を目指しているというニュースを耳にした。

新聞各社が報じているが、まずは日経ITPlusの記事にリンクを張っておこうと思う。

日経ITPlus『パナソニック、三洋買収で株過半数取得目指す

三洋電機の業績が悪化している話は、テレビの番組等で何回か見たことがある。

来年四月の統合を目指すということらしい。
三洋電機ブランドは残し、従業員もそのままという情報もあった。

CNetJapanの『パナソニック、三洋電機を買収か?

には、

両者は報道を否定

と書かれている。

4月の時点ではどのような結果になるのだろう。


朝日新聞の『パナソニック、三洋買収を交渉へ 大株主の金融3社と

という記事では

三洋創業者の故・井植歳男氏は、松下電器産業を起こした故・松下幸之助氏の義理の弟。

ということを知った。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 三洋電機は元々は井植一族の会社であったと
 いうことは知っていたが、松下幸之助氏と親
 族の関係にあったのですねぇ。


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MT
杉並区にある文化女子大学附属杉並中学校・高等学校で情報科教員をしていた津久井 大(まさる)と申します。
2019年3月に定年後、1年間雇用延長で働き、2020年4月から完全にリタイアしました。

従って正確には『元・情報科教員MTのBlog』ということになりますが、タイトルはこのままにしてあります。

元々は理科教員で、暫く理科と情報科の兼任をしていましたが、教育制度に則った情報科ができた2003年に情報科のみを教えることになりました。
my_twitter
@mtsinfodl