2008年12月

2008年12月31日

『今年最高の本』という本を購入!!

父の眠っている霊園を訪れ、今年最後の墓参りをした後、これまた、今年最後の『年末の買い物』に近所のショッピングモールに寄った。

妻が食料品を買っている間に、隣の書店に少々行ってみた。
ここで、『今年最高の本』という本を見つけたので、買ってみることにした。

今年最高の本 今年最高の本

中を見てみると

1年間に日本で出版される本の数は8万点超。
なんと1日に250点以上にもなる!


などと書かれている。

本文にも続いて書かれているが、1年間に目一杯読んでも読み切れない本が1日に発行されていることになる。

それほど多いペースではないけれど月に4冊から8冊くらいのペースで私も本を読んできた(小説など)。
今年も読みたい本は次から次へと現れた。
明日から始まる、来年も同様だろう。

ということで、この本で紹介されている本の中でほんの一部しか読んだものはない。
仕事の本も含めて、来年も今年同様のペースで地道に読んでいこうと思う。

#情報科教員MTからのごあいさつ・・・
 『情報科教員MTのBlog』を訪れて頂いた皆
 さん、来年も宜しくお願いします。



2008年12月30日

『ふたり』を読了!!

赤川次郎氏の『ふたり』を読み終えた。

『ふたり』 赤川次郎・著

新所沢のブックオフで赤川次郎氏の『ふたり』を買ってきた。
『新潮文庫の100冊』に収録されているもので、一度、読んでみたいと思っていたものである。
赤川次郎氏の作品は初めてで、(あまりにもたくさんの著作があるので)「はまったら大変だ」などと思い、敢えて、読まないようにしていた作家である。
三毛猫ホームズシリーズとは雰囲気の違う作品は読んで見たいと思っていたので、その第1作目ということになろう。

今回、購入した新潮文庫の『ふたり』は、たまたま購入したものが平成3年11月25日の、文庫としては初版のものである。
今売られている本の装幀は日本人女学生『ふたり』が描かれているが、この版のものは外国人姉妹のイラストが描かれている。
「非常に美しいイラストなのだけれども日本人女学生ふたりのものがたりが書かれている本書にはそぐわないなぁ」と思いながら本文を読んだ。
ちなみに現在の装幀は「なるほど」とは思う。

−−−−

さて、内容は同じ私立女子校に通う高校生・中学生の姉妹のものがたり。

姉はスポーツ万能、成績も良好な何の非もない高校生で、妹はどちらかというと自信がない女子中学生という設定だ。
この姉が高校2年生のときに交通事故で突然亡くなってしまう。

姉の死と共に、主人公で妹の北尾実加(きたおみか)の心の中に姉・北尾千津子(きたおちづこ)が住み着いてしまうという話である。
自信のない妹を心の中で助けながら妹の成長を見守るということになっている。
友人・長谷部真子(はせべまこ)の父の死、もうひとりの友人・前野万里子(まえのまりこ)の家の倒産。

そして、友人の兄・前田哲夫との恋。

さらに、父・北尾雄一の北海道単身赴任後の問題、高校1年生になった実加に演劇の主役級の役が来るのだが、それを嫌がらせする2年生・中西敬子の行動、そしてそれに呼応するように母・治子の心的な打撃など、いろいろなドラマが展開される。

実加の心の中に現れるようになった姉・千津子が最終的には消えていくまでが書かれている。

鏡の中の自分の顔を見て、一瞬、姉の顔に見えるが、次の瞬間、この顔は私だというシーンがよい。


お姉ちゃんじゃない、これは私の顔だ。


というところに成長した私自身を見たということなのだろう。

最後は、文の力でもう一度、姉・千津子を呼び戻そうというところで終わっている。
「こういう終わり方ならば、続編を書くこともできるなぁ」などと他愛ないことを思う。


#情報科教員MTの読書記録・・・2008-12-29から2008-12-30
                  2日で1回読み終えた。



2008年12月29日

『春のオルガン』を発見!!

2008年版の『新潮文庫の100冊』を眺めていたら、新しい発見があった。
湯本香樹実氏の新しい作品が新潮文庫に収録されていることが分かった。

『春のオルガン』 湯本香樹実・著 『春のオルガン』 湯本香樹実・著

『春のオルガン』というのが、その作品。
『新潮文庫の100冊』によると6月末発売と書かれている。
当然既に発売されているわけだ。

『夏の庭』、『ポプラの秋』、『西日の町』と来て、今度は『春のオルガン』だ。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 読んでみたい本が、また、一冊増えた。

 翌日にあたる2008-12-30に、再度この
 記事を眺めていたところ、「この装幀、
 そういえば書店でみたな」という記憶
 が蘇って来た。
 

2008年12月28日

『天国の本屋』を読了!!

『天国の本屋』を読み終えた。
この本も『新潮文庫の100冊』によく収録されているもので、2004年には映画化もされたようだ(私は見ていない)。

『天国の本屋』 松本淳+田中渉・著 『天国の本屋』 松本淳+田中渉・著

『天国の本屋(DVD)』 松本淳+田中渉・著 『天国の本屋(DVD)』 松本淳+田中渉・著


著者は松久淳(まつひさあつし)氏と田中渉(たなかわたる)氏。
絵本とまではいえないが挿絵入りの本で、週松/HBSという2人の公式サイトによると
松久淳:執筆担当。
田中渉:原案・挿絵担当。

とのこと。

「田中渉氏は挿絵のみ担当なのかな」と思っていたが、『ものがたり』の大枠を田中渉氏が作成し、細かいところと執筆を松久淳氏が担当されているらしい。
勿論、挿絵は田中渉氏。

綺麗な挿絵と共に、『天国の本屋』で展開される『さとし』と『ユイ』のラブストーリー。

この世ではさとしは大学の4年生。
就職試験を受けたが中々思うような結果を出せず、コンビニで大きなため息をついているところから話が始まる。
かなり寒くなってきた季節に、全くそぐわないアロハシャツにバミューダパンツ、素足にサンダルという出で立ちの老人に声をかけられ、よく分からぬまま『天国の本屋』に連れて行かれる。

老人の名前は『ヤマキ』。
『天国の本屋』の店長。
ここには『ユイ』という女性店員と『アヅマ』と『ナカタ』という漫才コンピのような店員が働いている。
『さとし』はここのやとわれ店長代理とされてしまう。

『さとし』の仕事は主に朗読担当。
本なんてあまり読んだことはないし、朗読が上手いというわけではないが、天国の本屋では大ウケで『さとし』の朗読がはじまると多くのお客が集まってくる。

『ヤマキ』は『天国の本屋』店長の他に、天国と現世の仲立ちしているような仕事(人材管理局の『移動士』)もしている。
その仕事の一貫として『ヤマキ』が『さとし』を呼んだのだ。

通常天国に来た人は過去の記憶を失うが、『ユイ』は過去の記憶を失っていない。
仲良しの弟を交通事故で失うが、その原因を自分のせいだと思っている『心にトラウマ』を持った女性だ。

この『ユイ』にどんどん惹かれていく『さとし』たが、『ユイ』を心の底から感動させて涙させたら、『ユイ』を現世に戻せるという。
そして、それは『ユイ』との別れ。
自分も現世に戻れたとしても『ユイ』存在すら分からないことを意味する。

『天国の本屋』には幼い子どもやヤマキの新しい恋人と呼ばれる老婦人なども『さとし』の朗読を聞きに来るが・・・・。


現世では本屋になった『さとし』が最後に妻に呼ばれて店の売り場から、奥の部屋に戻っていくところが何ともいえずよい終わり方だと思った。
さっと読める本なので、いつかまた読んで見ようと思う。



#情報科教員MTの読書記録・・・2008-12-27から2008-12-27
                     1日で1回読み終えた。

 この記事を書いた後に、ネット上を検索してみたら丁度、
 12月27日の午前3時くらいから午前5時20分くらい
 にかけてテレビで、この映画が放映されていたことを知っ
 た。

 「もう一日早く知っていたら、必ず録画したろうに」と残
 念に思う。




2008年12月27日

『西日の町』を読了!!

湯本香樹実氏の『西日の町』を読み終えた。

『西日の町』 湯本香樹実・著 『西日の町』 湯本香樹実・著

語り手である主人公は和志(「かずし」と読むのか?)。
今は大学教授になっている和志の回想という形で物語が展開していく。
母の名は幸子(さちこ)で、弟(主人公の叔父)から『さー』と呼ばれている。
和志の叔父は暢秋(のぶあき)で、母から『のん』、主人公からは『のんちゃんおじさん』と呼ばれている。
そして、2人の父であり、和志に取っては祖父にあたる『てこじい』が主な登場人物だ。

そして、幸子の夫は『ぬらりひょん』と呼ばれている。

『てこじい』も『ぬらりひょん』も放浪癖があり、家の金をくすねては何処かへ行ってしまう人達だった。
事実、『ぬらりひょん』はその後の話には殆ど出てこない困った夫だ(だった)。
本のタイトルにあるようにこの母子は西の方角、西の方角を目指して転々と流れていく。
丁度生活が安定してきたところが、北九州のK町だ。
城の町としても知られている町なので、北九州市小倉あたりということになるのだろう。
城の再建も

http://www.ajkj.jp/ajkj/fukuoka/kitakyusyu/kanko/kokurajyo/kokurajyo.html

現在の小倉城は昭和34年(1959)に再建されたもの(コンクリート造)である。

と書かれているので、本の内容と一致する。


『てこじい』もこんな感じだったが、娘の幸子の居場所を突き止め、それ以来ここにお世話になっている。
『てこじい』は現在、仙人のような雰囲気で部屋の隅で座っていることが多い。
いわゆる苦労人で、馬喰をしたり、米軍の戦没兵士のお世話(書けない言葉があって上手く表現できない)をしたり、いろいろなことをしてきた。
競走馬の牧場をすることが夢だった人だ。
しかし、思ったような生活はできなかった。

母の幸子は『てこじい』を疎みながらも、自分の子である『主人公・和志』と『てこじい』と3人で西日のあたる家で暮らしている。

母の幸子が体調不良になったときには、遠くの海辺まで行って赤貝をたくさん捕ってきて自分の娘のために食べさせようとした優しいところもある。
和志は和志でこのときの赤貝の貝殻を大切に持っている。
このときのバケツが傑作で火の用心と書かれている『赤いバケツ』だ。

淡々と家族3人の時間が流れ、最後は『てこじい』が亡くなるまでが語られている。

『祖父−母−私』という3人の間の、『ないようでいて、しっかりとした家族の絆があるということ』がこの本のテーマか、時の流れだけが何となく感じられた小説だった。




#情報科教員MTの読書記録・・・2008-12-26から2008-12-27
                    2日で1回読み終えた。



2008年12月26日

『黄色い目の魚』を読了!!

佐藤多佳子氏の『黄色い目の魚』を読み終えた。

私の中で佐藤多佳子氏とは『一瞬の風になれ』を書いた作家だ。
今回の『黄色い目の魚』は『新潮文庫の100冊』にも含まれているので、こちらの作品もいつかは読んでみたい作品だった。
ということで、先ずはこちらの『黄色い目の魚』。

『黄色い目の魚』 佐藤多佳子・著 『黄色い目の魚』 佐藤多佳子・著

ちょっとしたいたずら書きのようなイラストやデッサンが得意な木島悟(きじまさとる)。
気がつくと、毎日のように鉛筆を動かしている。
その父、テッセイ。

木島悟が絵が得意なのはテッセイの影響。
絵が好きだったテッセイだが、それで家庭を守ることはせず、自分の妻や悟、玲美を幸せにすることなく出て行ってしまう。
木島悟は子どものときに一度だけテッセイと会っていて、そのときにテッセイと2人でリンゴのデッサンをしたことが、木島悟の原点だ。

同じような関係を持っている村田みのり(むらたみのり)。
マンガやイラストを描いて生活している叔父の「とおるちゃん」、「木幡通(こばたとおる)」を父とも、兄とも思えるように慕っている。

とある美術の時間に、お互いに同じ机に集まった木島悟と村田みのり。
このとき初めて木島悟が村田みのりをデッサンする。
美術の時間は水彩画の時間は水彩画の時間だったので、美術の教師は「色を塗るように」と指導するが、無視して鉛筆だけで作品を書き続ける木島悟。
すったもんだの挙げ句、結局、木島悟はこの教室から出て行ってしまう。
村田みのりも木島を追って外へ。

ここからが2人のスタート。

青春小説に類する作品なので、数々のエピソードが展開される。
あまり上手くは無いけれど熱中しているサッカー。
ちょっと大人の生活。
妹、玲美の失踪と帰還。
よくある「とおるちゃん」の失踪。
とおるちゃんの作品のモデルとなっている「似鳥ちゃん」というちょっと上の女性。
木島通と「似鳥ちゃん」の関係。
木島通と村田みのりの距離の微妙な変化。

などなど、高校生の周りに起こる物語の連続。

その後、村田みのりを再び描きまくる木島悟。

最後は私の好きなエンディング。
さわやかな感覚が最後に残った。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-12-19から2008-12-25
                  7日で1回読み終えた。






2008年12月25日

RD-X8の設置完了

昨日、購入したRD-X8の設置をした。

昨日、ヨドバシカメラの店員の方に「HDMIケーブルをお付けしましょうか」と気を遣って頂いたのだけれど、「家に予備があったかなぁ」などと思ったので、購入しなかった。

それで、家に帰って後悔する。

記憶の片隅にあったのはオーディオケーブルとしてのデジタルケーブル(光ケーブル)だった。
「そういえば、HDMIケーブルはパソコンと液晶テレビ(REGZA)に繋げるのに一度買っただけだったな」と正しい記憶が戻ってくる。

ということで、今日の買い物のときに近所のノジマに寄ってHDMIケーブルを買ってきた。

VARDIA(RD-X8)とREGZA(42XZ2000)はHDMIケーブルで繋いだ。
以前のRD-XS40にはHDMIインターフェイスはなかったから赤白黄色のケーブルで繋いでいた。
VARDIA(RD-X8)とREGZA(42XZ2000)との間に従来からのケーブルでも繋いでみて画像の違いも見てみたけれど、やはりHDMIケーブルで繋いだ方が格段と綺麗だった。
そのため、確認後はHDMIケーブルだけを残し、勿論、これで使うことにする。

今まで使っていたケーブルは何本かが不要になったので外した。

一応、ビデオテープレコーダも健在なので、これとホームシアターシステムをRD-X8に繋いだ。

特に問題なく動いたが、ただひとつ、新しいRD-X8付属のリモコンでは現在、NASのコントロールが上手くできていない。
恐らく、これは私の設定がまだ正しくできていないところがあるのだろう。
今、不都合に思っているのはこれだけである。


さて、画質なのだが、私にとってはまったく問題ない感じ。


まだ、使いこんだわけではないけれど、手持ちのDVDのうち、『スターウォーズIII』と『オールウェイズ・続・三丁目の夕日』を少しだけ見てみた。
『オールウェイズ・続・三丁目の夕日』の方はそれほど感じなかったけれど、『スターウォーズIII』の方は明らかに通常のDVD映像と比較してXDEを聞かせた場合にはくっきり、ハッキリとしていて綺麗だと感じた。

録画はまだ試していないけれども、取りあえず満足である。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 明日以降は実際に録画してみようと思っている。


2008年12月24日

Vardia RD-X8を購入!!

東芝のVARDIA RD-X8を購入した。

先日の投稿で迷っていたVARDIA RD-X8だけれども、高価なブルーレイレコーダは結局購入しないで、DVDレコーダを買うことにした。

ブルーレイレコーダと比較すると格段と安い。
6万円台で1テラの容量のものが入手できた。

購入したのはいつものヨドバシカメラ新宿西口本店。

例によって価格調査はしっかりしてから行ったので、表示されている定価よりは、かなり安く購入できた。
ビックカメラの新宿店の価格より少し高かったが、一生懸命勉強して頂いたのでよしとした。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 今日は終業式でその後は教務システムの研修会があった。
 その後、バックアップの終了を待ちながら、軽くサーバ室
 内を片付けた。

 午後8時少し前だったか、何とか今年最後のバックアップを
 取り終えたので、ここから新宿のヨドバシカメラに向かった。
 帰宅して、入浴、食事を済ましたら今になってしまった。

 ブログを書くだけで精一杯なので、今日は接続はいないこと
 にした。
 明日以降に『つなぐ君』となって作業をすることにする。


 



2008年12月23日

GoogleのStreet View

GoogleのStreet View。

以前にこの『情報科教員MTのBlog』でも一度話題にした。
「誰がこの膨大な画像を撮影したのだろう」と不思議には思っていたことがらなのだが、今日の『IT Media』の記事にしてそれが解決した。

昨年5月に米国で開始、今年8月に日本と豪州へ拡大、10月からはフランスでも始まった。日本国内ではグーグルの車がカメラを乗せて走り回り、現在は東京や埼玉、大阪、京都、神戸など12地域をカバーしている。


と書かれていた。

グーグルの社員か、依頼を受けた下請けの会社の人間が車にカメラを取り付けて片っ端から各地を走りまわったということになる。

便利なところもあるけれど、既に多くのところからその問題点が指摘されている。
私もちよっとゾッとしてしまうサービスだとも感じている。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ことの善し悪しは別として、Googleの考えることは
 スケールが違うとも思った。



2008年12月22日

高等学校学習指導要領案

高等学校学習指導要領案がついに公表された。

午後23時現在のテレビニュースでも報道されたし、新聞各社のサイトでも取り上げられている。

毎日新聞の記事『高校新学習指導要領案:英語の授業は「英語」で

しかし、話題は「英語の授業は英語で行う」とか、「扱う英単語を今までよりも500語増やして1800語にする」など英語関係。

「他は話題に上らないのだな」とブルーな気持ちになる。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 高等学校で学習することは、情報科や家庭科、数学
 理科などいろいろあって、英語科だけではないのだ
 けれど。




2008年12月21日

HDDレコーダを買い換えようかと

HDDレコーダを買い換えようかと思っている。

今使っているものは東芝のRD XS-40。
随分古い製品だ。
そろそろ買い換えようと思っているのだけれども、ブルーレイは高いので何となく購買意欲が出ない。

ブルーレイでは無いけれども、候補は東芝のRD-X8。
HDD DVDレコーダだ。
RD-X8の価格情報などをググってみると、今日現在でヨドバシカメラ、ビックカメラ共に71840円で、随分安くなっている。
過去のこの系統の製品は15、6万円はしていた。

ハードディスクの容量を1テラバイトで比較すると、ブルーレイ製品は約15万円(DIGA DMR-BW930 )から18万円位(SONY BDZ-X100)している。
予算8万円代で考えるとブルーレイ製品は320ギガバイトレベルのものになる。
500ギガバイトモデルでも10万円強ということになる。

迷うところだけれども、「基本的にハードディスクに保存して、光学ドライブのメディアに保存することはサブと考えて画質はあまり優先しないとすれば、ブルーレイである必要もないかなぁ」とも思う。

何といってもここまで価格差があると、東芝ファンの私としてはRD-X8に落ち着きそうな感じがする。
さぁ、どうしようか、思案のしどころである。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 壊れるまで、現状のRD XS-40をそのまま使用する
 という選択肢も残したまま、RD-X8にまとまりそう
 な気もしている。

 ここのところ半年くらいか、バッファローのNAS
 へREGZA経由で録画して利用しているが、この構成
 で何の不自由もない。

 その意味で、私の場合はRD-X8という選択で正解な
 のかも知れない。

 あえてブルーレイレコーダを買わないという選択肢
 は時代に逆行しているようにも見えるけれどもどう
 なのだろう・・・。


2008年12月20日

『西日の町』を購入!!

今日は仕事帰りにヨドバシカメラに行こうと思っていた。
帰りの打ち合わせ終了後にサーバ室に行って少々片付けものをして直ぐ出るつもりだったのだけれど、何となく一歩が出ずグズグズしてしまった。

ということで、素直に帰ることにした。

人の心はコロコロ変わる。
バスに乗っている間に少し元気を取り戻したので、石神井公園で古本屋を巡ることにした。

ここのところで2冊読んで、すっかり気に入ってしまった湯本香樹実氏の作品であるが、『西日の町』という文庫本(文春文庫)を見つけた。

『西日の町』 湯本香樹実・著 『西日の町』 湯本香樹実・著


思わず、「今日は、この本が私を呼んだんだ」などと思って、購入することにした。
石神井公園・草思堂にて。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ここのところ、気になった本や、購入本の記録で
 恐縮だが、この本(湯本香樹実氏の作品)との出
 会いを記録しておくことにした。


2008年12月19日

百年小説

百年小説という本が出たらしい。



明治の文豪、夏目漱石や森鴎外を始めとして51名の小説家の作品、100年分が一気に読めるとのこと。

ちょっと高いけれども、何だか興味がある。

----------------------------------------------------
2008-12-21 追記
----------------------------------------------------
翌日にあたる12月21日、学校を出るときにビックリ。
何だか職員室の前の方に置いてあった。
勤務校の図書室で購入したらしい。

漢字全てにルビが振ってあって誰でも読めるようになっていた。
昨日の記事では53名と書いたのだけれど、私の記憶違いだったようで51名だったので、本日訂正した。
----------------------------------------------------



#情報科教員MTのつぶやき・・・面白そうだ。

 今日はこれをメモしておしまいとする。

2008年12月18日

『ポプラの秋』を読了!!

湯本香樹実氏の『ポプラの秋』を読み終えた。

『ポプラの秋』 湯本香図樹実・著 『ポプラの秋』 湯本香図樹実・著

『夏(夏の庭)』の次は『秋(ポプラの秋)』なのだなぁなどとくだらないことを思う。

コーポポプラ(ポプラ荘)の大家さんであるおばあさんと星野千秋との物語。
当時のポプラ荘に住んでいた千秋は小学校1年生。
自分の夫(千秋の父)を事故でなくした母は、途方に暮れつつも結婚式場での仕事を見つけ、働くことになった。
これを機にコーポポプラに住むことになった。

子どもながらにも、母に迷惑はかけられないというストレスから精神的に障害を持ってしまった千秋は、母が勤務しているときには、このおばあさんと暮らすことになる。
おばあさんは「自分が死んだときにはあの世に手紙を届けてあげる」といって、千秋にいいたいこと、書きたいことだけを手紙に書かせてタンスの引き出しにしまう。
引き出しがいっぱいになったら、おばあさんの寿命はなくなるなど千秋にいいながら。

千秋が書いた手紙は父宛のものだ。
この父宛の手紙を書くという作業で千秋の心は随分安らぎを得たことだろう。

現在の星野千秋は27歳。
看護婦をしているが、悩みを抱え今は職を離れている。
何だか世の中に嫌になってしまっていて、悪いことも考えているようだ。

そんな千秋のところに佐々木さんから、おばあさんが亡くなったという連絡が来る。
ポプラ荘での通夜・告別式だが盛大に行われる。
おばあさんと関わったみんながポプラ荘に集まった。
実は多くの人がおばあさんに手紙を託しており、その人達がたくさん集まったのだ。

千秋の母もおばあさんに託しており、このとき初めて母の手紙を読んだ。
勿論、自分の子である「千秋を守って下さい」ということが切々と書かれている夫宛の手紙だ。
この手紙を読んで気持ちを新たにした千秋が、次の生活へ立ち向かう元気を取り戻して話は終わる。
読み終えた感じは、ホンワカとしたよい感じだ。
湯本さんの作品も私は好きだ。

主な登場人物は次の通り。

星野つかさ(千秋の母)。
星野俊三(千秋の父。事故で亡くなったことになっているが・・・・)。
佐々木さん(私は男性かと思っていたら、最後の方で女性だということが分かる)。
西野さん。
西野さんの息子、西野治くん(離婚した母方の名字を名乗り、遠藤治という)。
おばあさんに手紙を託した皆さん。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-12-17から2008-12-18
                   2日で1回読み終えた。

2008年12月17日

選挙事務所消える。

勤務校へ向かうために乗るバスの中で見つけたこと。

駅前の臨時選挙事務所が消えていた。
直ぐさま選挙に突入ということで、どの候補者も準備に余念がなかったことだろうが、「選挙に勝つことが、私の天命」といっていた麻生首相の決断がなく、結局、選挙は延び延びになってしまった。

流石にここまで事務所を構え続けることは意味のないことなのだろう。

場所を変えて自宅近辺の候補者はどうなのだろうか。
確認はしていないが、同じような動きをするのだろうか。

おおかた、予定していたことが延び延びになるといろいろなところに影響が出る。
個人がちょっと方針変更したこととは、多いに違うだろう。
首相の判断を一市民がどう思うかはあまり意味がないが、世間の人々の心はその判断をよしと思っているとは思えない。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 バスの中から見たことに端を発して
 思ったことを少し書いてみた。






2008年12月16日

『夏の庭−The Friends−』を読了!!

大変よい小説を読むことができた。
湯本香樹実氏の『夏の庭』。
The Friendsという副題が付いている。

『夏の庭』 湯本香図樹実・著 『夏の庭』 湯本香図樹実・著

私は『新潮文庫の100冊』を眺めていて、「いつかは読んでみたい」と思っていた本で、内容も含めて殆ど知らなかった本である。
読み終えた後に解説を読んでみるとかなり前に映画化もされたようなので、知らないのは私ばかりであろう。

やんちゃな小学生6年生、木山(きやま)、河辺(かわべ)、山下(やました)の3人組が、山下の祖母の死を切っ掛けに『死』に興味を抱き、近所の老人(以下は『おじいさんと表記する』)を観察するところから話が始まった。
そののち、このおじいさんとのふれあいが始まり、老人も今までの怠惰な生活から活き活きとして生活に変わっていく。
おじいさんのために、『おじいさんの庭』を綺麗にしたり、そのために「何かの種を植えよう」と種の専門店に走ったり。

自分たちの持っているお小遣いだけでは本当は足りなかったけれど、種屋の女主人はその辺のことを察して代金は不要という。
子ども達は自分の持っていたお小遣い分だけしっかり払うところも素敵。
結局、蒔いた種はコスモスの種。

そして、おじいさんが大好きだった『かつての妻』を探したりするのだが、探し当てたおじいさんの(元)妻は、少々ぼけてしまっていた。
種屋の女主人(おばあさん)が、元妻に何となく似ていたことから代役を頼んだり。

少年達は少年なりによく考えて、おじいさんのためにできる限りを尽くしてきた。
勿論、おじいさんの朴訥とした話の中から、少年達の成長に影響を与えたことは多かったろう。

掃除やゴミ出し、庭に洗濯用のロープを張ったり、庭の雑草を引き抜いたり、こういった作業が少年達を確実に成長させていく。

少年達はサッカーチームに所属していて、コーチのふるさとである島まで『夏の合宿』に行く。
ここでも一悶着があるがそれは省略。

合宿で起こったことなどを報告するために、帰宅後におじいさいんの家を訪ねると既に帰らぬ人となっていた。

監察医による検分、おじさんのお葬式と慌ただしい時が流れる。

そして、いつしか10月・・・・。

庭一面、見渡す限りのコスモス。

3人は思い思いにコスモスを切り、自分の部屋に飾ることにする。

「自分一人ではない、自分たちの心の中にはおじいさんがいる」、苦境に立たされても「おじいさんだったらどう考えるかな、どうするかな」と自分本位の見方から一歩踏み出した第三者の視点からの見方ができるようになった3人。
そして一生懸命に勉強することにも目覚めた3人がそこにはあった。

山下は公立中学校に木山(ものがたりの進行役)は私立中学校に、河辺は母の再婚の都合で受験はせずに再婚相手の勤務の都合でチェコに行くことになった。

3人それぞれの進路が決まったが、それぞれの心の内は同じだったろう。
自分たちの心の中におじいさんは生きていると・・・・。


----

最初の投稿で「今日は時間が無いので、読み終えたという事実だけを書いておく」と書いたが、日曜日の今日(2008-12-21)追記してみた。


1995年に映画化もされているのだけれども、入手できるものはVHS版だけでDVD化はされなかったらしい。
ということでDVD版は発売されていない。

『夏の庭(VHS)』 湯本香図樹実・著 『夏の庭(VHS)』 湯本香図樹実・著

アマゾンで検索して上記のことを知る。

一度、観てみたいとは思うがVHS版しかないことが残念だ。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-12-15から2008-12-16
                  2日で1回読み終えた。


2008年12月15日

課題チェックに追われる

今日も午後10時半頃自宅に着いた。
生徒達は試験が終わり、残りの授業を聞いて冬休みに入るまでである。

一方、教員はこの時期、評定付けに忙しい。
その他の仕事も入っている。
結構、いろいろなことに追われている。

私の情報科の場合には、現在、Webページ作成実習で作られた課題を一枚一枚チェックすることに忙しい。
それ以前の課題は確認が完了しているが、Webページの方は現在進行形だ。

学校に残ってできるところまで頑張ったが、今ひとつ、思ったように進んではいない。
評定締め切りまであと少しになってきた。
勝負のときが迫っている。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 気合いもろとも乗り切るしかない。




2008年12月14日

『裏庭』を読了!!

梨木香歩氏の『裏庭』を読み終えた。

『裏庭』 梨木香歩・著(文庫版) 『裏庭』 梨木香歩・著(文庫版)

児童文学ファンタジー大賞という賞があり、その第1回大賞に輝いた作品である。
ファンタジーなので、不思議なお話ではあるが読んでいて楽しい。
『現実の世界』と『裏庭での異界』との物語。
玄関の突き当たりの大鏡が異界との出入り口となっていて、『裏庭』に入るにはちょっとした呪文が必要となる。
バーンズ屋敷という古き洋館での物語だ。

主人公の照美は、両親が仕事で忙しくて中々相手にされず寂しい思いをしている少女だ。『照美』という名前は、照美が生まれたときに祖母の『妙子』が「この名前がいい」といったので名付けられた名前だ。
照美が『裏庭』に入り、荒れ放題になった『異界』を正しい状態に戻して帰ってくるという物語だ。
同時進行で現実の世界では、学校を休んで照美が所在不明になっており、現実の世界では、照美を捜す騒ぎが起こっている。
異界である『裏庭』での長い日々はわずか、現実世界での1日の話。

−−−−−

現実世界での登場人物を少しまとめてみた。

レイチェル・バーンズ・・・・バーンズ屋敷の所有者。
レベッカ・バーンズ・・・・・レイチェル・バーンズの妹。若くして亡くなってしまう。
マーチン・・・・レベッカの婚約者。レベッカを追って『裏庭』へ。
マーサ・・・・レイチェル・バーンズの使用人。造園に関して詳しい。
前庭というのは単なる玄関にあたるような庭で、その奥の『裏庭』こそが本当の庭であるから、本来はこちらを『庭』と呼ぶべきだという考えを持っている。
そのため、『裏庭』という表現を忌み嫌っている。

桐原照美(きりはらてるみ)・・・この物語の主人公。バーンズ屋敷に弟を連れ出したが、それが原因で弟を失ってしまい、それ以来、孤独感にさいなまれている少女である。
美男美女の両親の子なのに「あまり可愛くない子」と本文中で説明されている。
桐原徹夫(きりはらてつお)・・・・・「照美のパパ」で、「桐原さん」とか、「ご主人」と呼ばれている。子どもの頃にバーンズ屋敷で遊んだことがある。
桐原幸江(きりはらさちえ)・・・照美の母で、「さっちゃん」と呼ばれている。
桐原純(きりはらじゅん)・・・・照美の弟。兄弟揃ってバーンズ屋敷の裏庭で遊んでいたときに、池に落ちたことが原因で高熱を出して7歳で亡くなってしまう。
綾子(あやこ)・・・照美の友達。
丈次(じょうじ)・・・綾子の祖父。照美とは自分の孫同様に仲良くなる。子どものときはレイチェルとよく遊んだ。
夏夜(かや)・・・・照美の両親の店を訪れる常連客。レイチェル・バーンズの友人でもある。ダウン症の息子を7歳で亡くす。
−−−−−

60年ぶりくらいの今、最後のシーンでレイチェルと丈次がもう一度『裏庭』を訪れる。
二人のあこがれの先生だった水島先生と思われる歌声を聴くシーンが印象的であった。
水島先生と思われたのは吟遊詩人。
この吟遊詩人は『テナシ』改め『銀の手』で、しっかりとその仕事を果たしているところに、何だか安らぎを感じた。

梨木さんの描く世界は本当に素敵だと私は思う。


#情報科教員MTの読書記録・・・2008-12-08から2008-12-13
                   6日で1回読み終えた。

 ということで、新潮文庫収録の梨木香歩作品は
 全て読み終えた。
 角川文庫版の『田口エフェンディ滞土録』も既
 読なので、文庫で出されている梨木作品は総べ
 て読んだことになるのだろう。



2008年12月13日

やっとJRの駅から喫煙所が消える&JT

昨日のニュースで『JRの主要駅から喫煙所が消える』ということを知った。

  http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20081212/1021789/

来年の4月かららしい。

私は煙草を吸わないし、煙草の煙が自分の周りに漂ってくるのも嫌いなので大歓迎だ。
しかし、「在来線の駅なのに何でいつまでも喫煙所があるんだ」と、常々思ってきた。
やっと、遅ればせながら普通の状態になるのだと感じた。

あと煙草関係で思うことは、駅の周りは禁煙地域になっているにも関わらず、その中にJTの喫煙スペースが確保されているところがあることだ。

以前の投稿で、阿佐ヶ谷駅周辺の煙草屋さんの前の道路は禁煙地域なのだが、そこに灰皿が置いてあるという内容のことを書いたことがある。

今回の話は、このような個人的な店の前に置かれた灰皿というイメージではなく、JTが設置している喫煙スペースである。
写真は撮っていないので画像として紹介できないが、禁煙地域を示すシールが貼ってある極めて近くにJTのスモーキングスペースがあるのだ。
どう考えてもおかしいと思うのだけれど・・・・。

この状態に関して、どうも私は納得できない。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 二つのことを話題にしているのでインパクトに
 欠けるが、禁煙地域内にJTのスモーキングス
 ペースがあるのは、JTのイメージダウンだと
 思う。



2008年12月12日

麻生さんは大丈夫だろうか

今日のニュースによると、低迷を『ていまい』と読んで、再度『ていめい』と言い直したとのこと。
麻生さんは大丈夫なのだろうか。

メディアは『漢字が読めない首相』として麻生首相への攻撃の手を緩めないが、私は何だか麻生さんの健康を心配してしまう。
笑顔が素敵で、べらんめぇ調に好感を覚えるが、いざ、首相になってからの麻生さんの行動を見ていると、多くの世論調査でいわれているようなことを私も感じている。
従って、私は今の自民党や麻生さんを応援するつもりは毛頭ない人間であるが、何だか人間としての麻生さんの健康問題が妙に気になってしまうという今日、この頃である。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 ここのところで気になっていることをちょっと
 書いておくことにした。



2008年12月11日

ちょこっと『アンプラグド』

昨日も少し前振りしたけれども、今日から1週間は試験後特別時程で普通通り授業である。

それで、『情報のデジタル化(ディジタル化)』の部分を最後の授業とした。

本校は女子校なので生徒達は当然女子ばかりである。
それでというか、何というか、『情報科学的な話』は拒絶反応を起こす傾向のある生徒が多い。
以前にも書いたよう記憶があるが、「専門用語が難しくて、よく分からない」などといってくる生徒も多い。
カタカナ用語、いわゆる専門用語はできるだけ使わないように心掛けているし、使う場合にはその都度簡単な解説を付け加えながら話す。
専門用語といえるようなことはほとほんど使っていないという方が正確な表現のようにも思っている。

それで、デジタル化のことや2進数、ビットの説明などはサッと話をした程度でお茶を濁していた。
今年から試験後にも1回程度(情報科の場合は2コマ)の授業があるので、今までの内容とは関連性のない題材にして話をすることにした。

教科書を中心にアナログデータとデジタルデータ、文字のデジタル化、画像のデジタル化などを説明した。
ここのところで、『アンプラグド(アンプラグド・コンピュータサイエンス)』を使おうという試みをした。

『アンプラグド』の実習1・実習2の部分を学習させてみた。
昨日準備したプレゼン資料に従って順次、説明・実習をしていった。
1・2・4・8・16・32のカードを切って貰い、5ビットの2進数を扱った。
その後、ホワイトボードに1・2・4・8・16・32・64・128のマグネットカードを貼り付けて、表にしたり裏にしたりして7ビットの2進数の解説後、ASCIIコードの解説をした。

アンプラグドの『トム君のデパート屋上締め切り事件のワークシート』を使って『文字情報のデジタル化』の部分を実習して貰う。

その後、画像のデジタル化の説明をして、以前に解説済みのピクセルの話を復習して、ピクセル毎に色情報を保存してあって写真画像ができあがっているなどという話をする。
同じ色の部分はその個数を記録すると圧縮ができるなどという話を少しして、「多数の色が付いている画像の圧縮は複雑なので、ここでは白黒画像で考えてみよう」と話した。

そして、『アンプラグド』の実習2『子どもファクシミリ』をやってみた。

ビットや2進数の話は何だか分かりにくかったけれども、『トム君のデパート屋上締め切り事件のワークシート』や、その他に作った『文字情報のデジタル化』の作業を通して何となく分かったとか、分かったような気がしたという生徒が結構いた。
そして、「『子どもファクシミリ』の実習は、作業も楽しくよく分かった」とか、「画像データが伝わっていく様子がよく分かった」という生徒が多かった。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 多くのアンプラグド実践者がいわれているように
 情報科の情報科学の部分を分かりやすく説明する
 にはアンプラグド・コンピュータサイエンスは
 大変有効だと実感した。






will_pwr at 22:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)情報教育 

2008年12月10日

明日はちょっと『アンプラグド』

今日で2学期の期末試験が終了し、明日から試験後の特別授業週間という感じになる。

評価の対象となる授業と実習は既に終わっているので、この1週間は全く別の内容をやってみようと思っている。
ということで、1回2コマだけだけれど『アンプラグド』を授業に取り入れてみようと思っている。
対象の部分は情報のデジタル化の部分。
2進数の紹介や画像のデジタル化ところで使う。

そのための準備をしたのだが、プレゼン資料を作ったり、ワークシートのプリントをどれにしようか検討したり、その結果を印刷したり、独自のワークシートを作ったり、結構準備の時間が掛かってしまった。

そのため、学校を出たのは午後の10時くらいになってしまった。
石神井公園駅行きのバスは既に終バスも行ってしまってない。
中村橋行きのバスに乗って別経路で帰宅した。
午後11時過ぎに家に着き、風呂に入って食事をしたらこの時間である(実時間は2008-12-10 0:55)。

#情報科教員MTのぶやき・・・
 ということで、今日の投稿はこのくらいに
 しておこうと思う。

 投稿の実時間は1:03になろうとしていると
 ころである。


will_pwr at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)情報教育 

2008年12月09日

転ばぬ先のバックアップ

バックアップソフトのどれかのキャッチコピーに『転ばぬ先のバックアップ』などというものがあったように記憶している。

「どのソフトだったかな」とちょっとググってみたけれど、サッと検索できなかった。
検索の結果からすると結構、一般的な言葉として使われているようである。

少し前置きが長くなったが、今日の話題はバックアップ。

多くのサーバを立ち上げている関係で、バックアップソフトも当然使っていて、古いサーバに関してはDATにバックアップを毎日取っている。
新しいサーバ群はNASをバックアップ媒体に使っているので、こちらは殆ど私の手を煩わせることなく動いている。
しかし、DATをバックアップ媒体に使っている古いサーバの方は、毎日、毎日、ぽっぽや(鉄道員)の佐藤音松さんのように律儀にバックアップを取っている。

バックアップを取っているものの、それを使う機会はあまりない。

しかし、今日初めてそれを使うことが訪れた。
今朝気がつくと、ある共有フォルダの中身がないことを発見した。
はっきりした原因は不明だが、どなたかが間違って全て削除してしまったのかも知れない。
とにかく、ごそっと丸ごと無くなってしまい、必要なファイルなのでリストアを試みた。
リストアボタンを押して、リストアウィザードを動かし、リストアする必要のあるフォルダを選択して、実行ボタンを押した。
時間はそろそこ掛かったが、問題なくリストア完了。

何もなかったように元に戻った。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 やはり、転ばぬ先のバックアップだ。







2008年12月08日

Livedoorブログランキング

ふと気がつくとライブドアのブログにランキングがついた。
ついたその日にには、「あぁ、こういう機能がついたのか」と思ったけれども、特に気にすることなくいつのころからだったかは忘れてしまった。

今日、一応、注意してみてみると4001位とのこと。
5ランクのうち、下から二つ目。
上には上がいるものだとつくづく思う。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 当然、今日の投稿は『他愛のないこと』カテゴリ。
 
続きを読む

2008年12月07日

『沼地のある森を抜けて』を読了!!

梨木香歩氏の『沼地のある森を抜けて』を読み終えた。

『沼地のある森を抜けて』 梨木香歩・著(文庫版) 『沼地のある森を抜けて』 梨木香歩・著(文庫版)

先日の投稿にも書いたけれども、12月1日の発売日にこの本を買った。
この手のものには先行販売もあるので、アマゾンの本紹介などを見てみると実際に発売されたのは11月27日だったのだろう。

キーワードは『ぬか床』。

主人公・上淵久美(かみふちくみ)の家に代々伝わる『ぬか床』は普通の『ぬか床』ではない。

久美の母は上淵佳子(けいこ)。
佳子、加世子(かよこ)、時子(ときこ)と続く三姉妹の長女である。
佳子とその夫、つまり、久美の父は久美が大学の頃に交通事故で亡くなってしまう。
当時、『ぬか床』は久美の家で佳子がお世話していたが、佳子夫妻の交通事故で時子叔母が引き継ぐことになる。
荒唐無稽な話だが、この『ぬか床』は生命体そのもので、茄子を漬けたり胡瓜を漬けたりして普通に『ぬか床』としても機能しているが、ここから生命が生まれてくるのである。
久美が子どもの頃は、久美の家には親戚がよく出入りしていると思っていたが、実はこの『ぬか床』から出てきた生命である。
久美の両親の死後、『ぬか床』をお世話していた時子叔母も亡くなり、時子叔母のマンションと共に久美が結局『ぬか床』をお世話することになった。

久美の子どもの頃の友人、フリオ、そして光彦。
フリオも光彦も実は・・・。

粘菌のタモツ君やアヤノちゃんを飼っている風野さんという少々変わり者の人との出会い。
久美の出生の秘密を調べることと『ぬか床』をそこに返すことを目的として、久美と風野さんはシマに行く。

上淵家(神淵家)と鏡原家の関係。

鏡原家の沼。
生と死との混在。

子孫を残していく方法としての有性生殖と無性生殖の関係。

最初の細胞が『孤独』を感じ、増えていくまでの過程。
そして、異質の細胞が融合して、一つのものなるという有性生殖の始まりに対して非常に勇気が必要だったろうという表現に興味を覚えた。

久美と風野さんとの最終的なハッピーエンド。

512ページにも及ぶ大作なので、全てを上手く紹介することは難しいが、荒唐無稽な話ではあるものの、とにかく面白い作品だった。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-12-01から2008-12-07
                    7日で1回読み終えた。


2008年12月06日

nifty flib

Niftyを訪れたら、Flibなるサービスが紹介されていた。

http://nifty.flib.jp/

電子書籍の無料オンライン図書館と紹介されていたので、ちょっとビューアをインストールしてみた。

ページを実際にめくるような感覚で、本が読めた。

まだ、内容を十分には把握していないけれども、完全に無料の電子図書館というわけではないようで、『立ち読み版』などもあり、数ページだけ立ち読みができるようになっているものもあった。
気に入ったら購入して全ページが読めるようになるようだ。

後日、もう少し使い込んでみようと思う。



2008年12月05日

Webページ作成実習終了

今日で高校3年生対象の『情報A』の授業が終わった。

試験後にあと1回あるけれど、これは一連のWebページ作成実習とは一線を引こうと思っている。

作成したWebページは、配当時間数の関係もあって3枚以上ということにした。

従って、トップページ(メニューページ)の他に2ページ作成するだけだから、考えようによっては直ぐにできてしまうともいえる。
企画書をしっかりと書いて、伝えたい内容を自分なりにイメージできた生徒はそれほど難しさを感じなかったはずだ。
反対に企画書を蔑ろにした生徒は苦戦した人が多かったと思う。

さて、他の学校のWebページ作成実習も大体そうだろうけれど、本校の実習でも写真画像や自分で描いたイラスト、GIFアニメを貼ったり、トップページから他のページへのリンクを張ったりする実習をした。
そして、できあがった全てのページや画像データを学内用のWebサーバにアップロードするところまでを実習した。


事前に説明した注意事項を列挙してみれば、
自分のフォルダをつくり、その中に画像専用のフォルダを作る。
フォルダ名やファイル名は半角英数小文字で作る。
普通はindex.htmというファイルも意識して使うが、今回の自習では正しくリンクが張れていないとindex.htmしか表示できないので、index.htmは使わない。
htmlファイルは自分のフォルダ内に入れ、画像ファイルは画像専用のフォルダ(今回はimagesフォルダというフォルダ名を指定)に保存する。
Webページ作成ソフトを使う場合には、他のソフトと違って何も書いていない前に名前を付けて一度保存をする。
アップロードするときには画像ファイルもアップロードを忘れないこと。

など。

そして、アップロードするときに、今、どこのフォルダにこのファイルをアップロードしているのかをしっかりと意識することが必要だ。
自分のフォルダ内にもう一つ同じフォルダ(自分のフォルダ)をアップロードしてしまい、何が何だか分からなくなる生徒がいた。

Webページ作成実習に限らず、ワープロで何か文書を作成したり、表計算ソフトでファイルを作成したときに、どこに書き込んでいるかを意識できていない生徒がいる。

「保存場所は重要だよ」、「自分でどこに保存したかを分からないのに、他人である私(教員)は分かるわけないよね」などと指導してきたが、このあたりの重要性が理解できないと、今回のWebページ作成実習のときは何が何だか分からなくなる場合が多いように思う。

画像は自分のフォルダ内に作成した画像フォルダ(imagesフォルダ)に集めて保存し、そこから画像の貼り付けをしないと、のちのち問題が発生する。
落とし穴に落ちないように事前に注意事項をくどく説明してきたが、きちんと伝わる生徒と中々伝わらない生徒といろいろとあるものだと事実を認識した。

難しい日本語は使っていないのだけれど、「漢字のファイル名は使ってはいけないよ」と指示しても、気がつくと漢字のファイル名を使っている生徒も時々いて、指示をきちんと守って貰うにはどのように表現して説明すればよいのか迷うときがある。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 漢字のファイル名は使ってはいけないと指示した
 場合に、漢字のファイル名を使ってしまう生徒が
 いることや、その他の指示(例えば画像はimages
 フォルダにまとめることなど)が通らない場合も
 含めて、単純に私の説明が悪いとも思えないけれ
 ど、口頭での説明や、プリントでの説明なども含
 めて簡単な日本語で説明したことが伝わらないこ
 とがあることがある。

 ときどき、無力感を感じるときがある。




will_pwr at 23:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)情報教育 

2008年12月04日

息子の帰国

オーストラリアに留学中の息子がメルボルンから日本に戻ってきた。

11年生(高校2年生)の過程を終了し、学年末休みに入る。
1ヶ月ちよっと日本にいて、再びメルボルンに戻っていく。
来年からは12年生(高校3年生)だ。
休みを有効に過ごすとともに、この休み中に進学先などを探すことに時間を使うことになろう。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 年末にはまだ間があるが、息子が帰ってきたので
 年末のような日が続くことになろう。
 今日はこれだけにしておく。

2008年12月03日

地デジ移行進まず?

日経ITの記事に『地デジ完全移行に黄信号、普及率目標下回る』という記事があった。

我が家は地デジ対応の液晶テレビになってから結構な時間が経ったけれど、同居している母は未だにブラウン管テレビだ。
家電量販店などの雰囲気を味わってみると随分元気よく買われているようにも見えるが、年配の方には敷居が高そうだ。
2011年の7月までに、自分だけで地デジ対応テレビに換えることは不可能だろう。
今のところ、まだこのままでいく積もりみたいだが、その気になったら必要な設定は私がすることになる。
我が家のような場合は問題がないが、一人で住んでいるご老人の場合には難しいことなのだろうなと思う。

9月の段階での目標値は50%だったようだが、これを下回ったという記事のようだ。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 当初から2011年7月までに完全実施するの
 は不可能とみている人が多かったように記憶し
 ているが、さて、どうなるのだろう。





2008年12月02日

FAQ

FAQという言葉がある。

コンピュータ関係では、有名な言葉でFrequently Asked Questionsの略だ。

『よくある質問』と訳されることばだが、単純に『エフエーキュー』ということが多い言葉である。
「分からないことを質問することは構わないが、みんながハマルことはネット上の何処かで紹介されていることが多いので、まず『それ(つまり、FAQ)』を読んで自分で解決することを努力してから質問をしよう」という考え方が前提となっている。

情報科の授業をしていても同様のことが起こる。

必要そうなことは授業の前半に説明している。
そして、後半で実習をしながら自分の作品である課題をこなして貰うというのが一般的なスタイルだ。
説明をどこまでするかということはあるが、おおかたの授業でこんな感じだろう。

勿論、質問にはその都度丁寧に答えているが、『度を超す質問』に出くわすことが時々ある。
70時間といわれている授業時間の中で、今まで実際に説明して、実習してきたことが前提となって次の説明や実習内容が組まれているので、ずいぶん前に戻って解説するという時間は取れない。
それでも、「先生の説明は長くて、退屈」などといわれることもあるが、前提となる部分がしっかりしていないで質問する生徒もいるので、基礎に立ち返って説明していることもある。

しかし、特に何らかの操作に関する質問、いわゆるスキルに関する質問は『配付プリント(だいたい1枚にまとめてある)』や『Webテキスト』でだいたい解決できるようになっているので、自己解決を試みればだいたいできるわけだ。

「このプリントのここの辺に書いてあるから、自分で読んでやってみなさい」などと突き放すこともある。
勿論、プリントを読んで解決する生徒も多いが、プリントを持ってきていない生徒もときにいる。
「プリントを持ってきていない生徒には教えられないな(プリントは必要なものだから、持ってきなさい)」などと突き放すこともある。
こんなときには友達に頼るということになるのだろう。

「プリントさえ読めばできるのに」と、「もう少し、配付プリントやWebテキストを自分なりに活用して貰いたい」と思うことがたまにある。

今後、自分たちに起こってくる問題を解決するにあたって、常に教員や友達がいるわけではない。
自分で解決して行かなくてはならないことも増えてくるだろう。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 FAQの前提となっている精神を、生徒達にも
 分かって欲しいとも思う。





will_pwr at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)情報教育 
楽天市場
Recent Comments
MT
杉並区にある文化女子大学附属杉並中学校・高等学校で情報科教員をしていた津久井 大(まさる)と申します。
2019年3月に定年後、1年間雇用延長で働き、2020年4月から完全にリタイアしました。

従って正確には『元・情報科教員MTのBlog』ということになりますが、タイトルはこのままにしてあります。

元々は理科教員で、暫く理科と情報科の兼任をしていましたが、教育制度に則った情報科ができた2003年に情報科のみを教えることになりました。
my_twitter
@mtsinfodl