2011年02月

2011年02月28日

『知的生産のためのすごい!仕事術』を読了!!

『知的生産のためのすごい!仕事術』を読み終えた。

『知的生産のためすごい!仕事術』 晴山陽一・著 『知的生産のためすごい!仕事術』 晴山陽一・著

著者は英語教育関係で有名な晴山陽一氏。
1ヶ月にほぼ1冊本を著作しているという驚異的なペースで仕事をされている方で、現在80冊以上の著作があるという。

内容的には『たった12の極意で、どんな仕事も美味くいく!』というもの(表紙に書かれているキャッチコピー)。

目次にある

1.アイデアなしでは生き残れない!
2.ユーザーはわかままでリーズナブルである
3.自分を透明化する
4.ストレスフリーの仕事術
5.仕事のコンディションを整える
6.仕事は「していない時」に進む
7.インプットとアウトプット
8.仕事は「問う」ことから始めよ!
9.本は逆に読め!
10.言葉の感覚を磨く
11.人はヴィジョンのないことは絶対できない!
12.果報は仕組んで待て!

というのが、その12の項目のエッセンスということになろう。

『はじめに』という部分にあった

Be original!(独創的たれ!)

ということが、著者の中に流れている基本的な姿勢であり、考え方だ。

『インプットとアウトプット』という章では、いろいろな方がいろいろなところで述べられているアウトプットするためにはインプットが重要であるということと次の点を述べられている。

1.材料をきっちりそろえておく
2.あらかじめ構成をしっかり決める
3.とにかく一度書いてみる
4.本丸(一番書きたいこと)から攻めよ!
5.批判力を自分に向けて推敲する

生徒達に何らかの文を書かせてみると、2と3あたりが特に弱いみたいで、いつも授業でいっていることの裏付けのようなことがここでも感じられた。

また、この章で紹介されている『瞬間最大専門家』という考え方も素敵に思った。

『言葉の感覚を磨く』という章や他の部分で紹介されている、一日一個以上記録する『疑問帳』、『企画集』、そして『自分名言集』を作ろうというアイデアは参考になる。

『人はヴィジョンのないことは絶対できない!』という章では、松下幸之助氏の

無理に売るな。客の好むものを売るな。客のためになるものを売れ。

という言葉を引用して、ヴィジョンの大切さを説く。
『できないと思ったことはできないし、それができた後の様子をイメージできればそれは実現するであろう』というヴィジョンの大切さを書かれている。
わたしがいつも思っていることを、代わりに説明していただいているようにさえ感じた。
多いに共感できる点である。

また、わたしは読んだことはないが有名な『ビジョナリーカンパニー』にも言及されている。

『ビジョナリーカンパニー』 ジェームズ.C.コリンズ・著 『ビジョナリーカンパニー』 ジェームズ.C.コリンズ・著

『ビジョナリーカンパニー2』 ジェームズ.C.コリンズ・著 ビジョナリーカンパニー2』 ジェームズ.C.コリンズ・著

『本は逆に読め!』という章では、『瞬間読書法』という方法が紹介されている。
多くの読書法に関しては、古来からいろいろな方が語られていて重複していることが多い。
この『瞬間読書法』もそんな感じがした。

『本は10冊同時に読め!』を読了!!で扱った成毛眞氏の『本は10冊同時に読め!』にも同じようなアドバイスが書かれていた。

『知的生産のためのすごい!仕事術』は2008-06-15第一刷発行、成毛氏の『本は10冊同時に読め!』は2008-02-10第一刷発行なので、時期的には晴山氏もこの本を読んで「同じようなことを実践している人もいるもんだなぁ」と思われたのかも知れないなどということを勝手に想像してみた。

全部ではないけれども、気になったところを何点か引用させて頂きながら、読書記録を書いてみた。

#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-02-28から2011-02-28
                       1日で1回読み終えた。
                       その後、だらだらと確認読書という感じ・・・。


2011年02月27日

『ターン』を読了!!

北村薫氏の『ターン』を読み終えた。

『ターン』 北村薫・著 『ターン』 北村薫・著

森真希、うれないメゾチント(版画)作家が主人公である。
メゾチントとは、版画の一技法とのこと。
メゾチントだけでは食べていけないので、週に2回ほど幼児相手の絵画教室のお手伝いをして生計を立てている。

交通事故を起こした後、意識が回復すると森真希には妙な変化が起きていた。
午後の3時15分になると『ターン』してしまって、くるりんと前の日に戻ってしまうのだ。
その世界には人がいないみたい。
いろいろなところを歩いてみるが、誰もいない世界。

しかし、全く何もない世界ではなく、ものはふんだんにあるし、ほんの少し前まで人もいたような気配がある世界に住むことになる。
そのまま、ものを盗ってしまうことに違和感がある森真希は律儀に代金を置いてくる(支払ってくる)。
銀行で自分の口座から結構な額の金額を下ろしてきてそれを使っても、午後の3時15分になるとくるりんと前の日に戻ってしまって口座残高も元通りという世界らしい。

しばらく、読者のわたしにとって退屈な『くるりん』が繰り返されたが、現実の世界で『森真希』のメゾチントを購入し森真希に強い興味を持った『泉洋平』というイラストレータが現れてきたあたりから俄然面白くなってくる。

現実の世界の『泉洋平』から、『森真希』だけの世界の『森真希』のとこに1本の電話が繋がったところあたりからグッと引き込まれる。
『泉洋平』の『森真希』探しが始まって、現実の世界では『森真希』の現在の状態を確認する。

交通事故にあって、その後『植物状態』の森真希。

一方、『森真希だけの世界』では、このあたりから『柿崎』という青年が現れる。
この世界では唯一存在する人間らしい。

『森真希』はこの『柿崎』もこの世界に閉じ込められてしまった人間だと好意的に判断し、一緒に『現実の世界』に戻ろうと接触を図る。

しかし、この『柿崎』は実は『危険人物』で、『森真希』の存在を知ってからは、『森真希』に迫ってくる。

ことのことは、同時に、北村薫氏が設定した『仕掛け』の第2波が押し寄せ、読者であるわたしにグングンと迫ってくることを意味する。
もう、無茶苦茶に面白い。

結末は、読み終えたわたしの中に仕舞っておくが、わたしにとってはハッピーエンドだったと思うことにする。


#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-02-24から2011-02-27
                      4日で1回読み終えた。


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2011年02月25日

『となり町戦争』を観た!!

旧4th Media(ひかりTV)で、三崎亜記氏の原作の『となり町戦争』の映画版(2006年公開)を観た。

『となり町戦争』 DVD版 『となり町戦争』 DVD版

『となり町戦争』 三崎亜記・著 『となり町戦争』 三崎亜記・著

『となり町戦争』公式サイト

舞坂町に住む北原修路(江口洋介)は、役場の女性から、「となり町の森見町と戦争になった」というよく分からない電話を貰う。
そして、町長から特別偵察業務従事者に命じられる。

電話の主は『対森見町戦争推進室』の香西(香西瑞希)さん(原田知世)。
はなしが進むにつれて、北原修路と香西さんは、夫婦として森見町に潜入することになる。
この生活の中でふたりは親密になっていく。

一人取り残されてしまった北原は森見町から舞坂町に逃げる途中に、香西さんの弟『智希』(瑛太)に助けられる。
いろいろな関係があるもので、北原修治の上司は森見町の傭兵となっていた。
そして、この上司に殺されてしまう香西さんの弟『智希』

弟を殺されたにも拘わらず、事業に何の疑問も持たない香西さん。

一度、戦争は終結するのだが、終盤で香西さんには森見町役場に出向の命令が下る。
「今後の戦争再開に向けて、いわゆるスパイ的な仕事をするために潜入しろ」という命令だ。

森見町に向かう電車に乗り込んだ香西さんに向かって北原修路が「この戦争に意味があるのか」と引き留め、一見ハッピーエンドで終わるのかと思いきや、最後にとなり町への再度開戦することを示すアドバルーンが上がって終わる。

となり町との戦争のシーンはほとんど皆無といっていい映画なので、今ひとつリアルな感じがしない。
戦争を正当化するのが、それぞれの国(このものがたりでは『町』だが・・・)を統治している為政者たちだ。
しかし、その戦争に意味があるのか、正当性がある戦争などあるのだろうかということを考える切っ掛けにはなるのだろうと思う。

上記のように内容はよかったと思うが、映像としては少々地味だったように思う。



2011年02月24日

同姓同名の方のtwitter

自分のブログのアクセスログを眺めていて、同姓同名の方のtwitterに行き当たった。

http://twitter.com/tsukui_bebop

名字は『つくい』と読むのだろうが、名前の方は何と読むのかは分からない。
漢字表記では『津久井 大』で、わたしと全く同じ。

小林とか、鈴木とか、田中とか、高橋とか、渡辺とか非常にメジャーな名字ならばいざ知らず、津久井という名字は比較的珍しい部類に入ると思う。
そして名前の方の『大』というのも結構珍しいと思っている。
『大』で文字通り『だい』とよんだり、『まさる』と読んだり、『ひろし』と読んだり、『おおき』という名前もあるらしいので、読み方まで同じかはわからない。

このような組み合わせで、漢字表記が全く同じになる方がいらっしゃるというのは非常に不思議な感じがした。

プロフィールを拝見したところ、モバイル業界で活躍されている若い方らしい。
お互い頑張りましょう。


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2011年02月23日

『ドラママチ』を読了!!

角田光代氏の『ドララママチ』を読み終えた。

『ドラママチ』 角田光代・著 『ドラママチ』 角田光代・著

中央線沿線の『町』と『待ち』を引っかけて作られた、テーマは『マチ』の短編集である。

わたしは荻窪や西荻はよく分からないが、阿佐ヶ谷は通勤で使っている町なのである程度のイメージはある。
後述するが、やはり、知っている町が紹介されているのは楽しい。

コドモマチ
ヤルキマチ
ワタシマチ
ツウカマチ
ゴールマチ
ドラママチ
ワカレマチ
ショウカマチ

タイトルにもなっている『ドラママチ』は結婚するのならば何らかのドラマが欲しいと思っている女性のおはなし。
荻窪の駅前で「結婚して下さい」と大声で宣言される。
昔は格好よかった人だったが、今は腹が出ていて決して格好よいとはいえない彼。
恥ずかしがっているみたいだけれども、きっと最高に嬉しかったことだろう。

『ワカレマチ』というはなしは意地悪な義母がアルツハイマーに掛かったのを、その嫁である女性が見つけ、介護マンションに入ることを決めるところで終わるはなしだ。
想い出の喫茶店でのタマゴサンドとソーダフロート、東郷青児の絵。
義母がここにこだわったことを、あとで知る主人公とその夫。
決して幸せな話ではないのだが、なんとなくほんわかしてくるはなしだった。

『ショウカマチ』というはなしでは阿佐ヶ谷がメインの場所である。
はなし自体は、男性を待つ女性のはなしが多く、そんな感じのはなしなので際どいはなしも多い。
このショウカマチもある意味では際どいはなしだが、舞台が阿佐ヶ谷なので、そのことだけ書いてみたい。

店の看板は道に面して出ているが、店自体は裏にまわった階段の上にあった。

という感じの表現は全くその通り。
このタイ料理の店は『ピッキーヌ』だなとか、その下の喫茶店はクラシック喫茶である『ヴィオロン』だなと読んでいて楽しさ倍増。
中杉通り沿いに、『塀で囲まれたお墓』がある設定になっていて、そこを通ってタイ料理店に行くことになっているが、このお墓がどなのかはわたしのイメージにはない。
「世尊院のことかな」など想像するも、はっきりとは分からない。

自分が知っている町が舞台になっている小説というものを初めて読んだ。
上に書いたような楽しさを感じた。


#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-02-20から2011-02-23
                      4日で1回読み終えた。


2011年02月20日

『紙魚家崩壊』を購入!!

ここのところで北村薫作品に注目している。

新潮文庫から出ている小説は結構集めてある。
しかし、『積ん読』状態で、昨日読み終わった『スキップ』が、わたしにとって最初の北村薫作品だった。

今日もいつもの日曜日のように買い出しに出かけたが、その流れで近所の『未来屋書店』に入る。

『紙魚家崩壊』という北村薫作品に出会い、「わたしを買って下さい」とメッセージを投げかけてくる。

『紙魚家崩壊』 北村薫・著 『紙魚家崩壊』 北村薫・著

以前読んだ本で、ここのところわたしのブックガイドの一つになっている『「王様のブランチ」のブックガイド200』で、著者の松田哲夫氏(筑摩書房顧問)が北村作品の中で薦めているもののひとつであることを思い出した。

ということで、購入することにした。

『「王様のブランチ」のブックガイド200』 松田哲夫・著 『「王様のブランチ」のブックガイド200』 松田哲夫・著



2011年02月19日

『スキップ』を読了!!

北村薫氏の『スキップ』を読み終えた。

『スキップ』 北村薫・著 『スキップ』 北村薫・著

いろいろな方面から、北村薫作品は「読後感がほんわか温かくいい感じである」という情報を得ていたので、文庫版を10冊近く買いためてはいた。
しかし、読んだのは今回初めてである。

そして、読んでみて、この『スキップ』は高校生に是非とも読んで欲しい本だと思った。
勿論、中学生でもよいけれども、そして、わたしのような大人が読んでみても素敵な本だ。

タイトルのごとく、17歳の女子高生がいきなり、25年の時(とき)をスキップして42歳の主婦になってしまうおはなしだ。
主婦といっても仕事を持っている女性で、高校の国語教師という設定。
市ノ瀬真理子という女子高生から桜木真理子という42歳の女性教員に、こころの中は女子高生の桜木真理子が主人公である。

自分の娘(桜木美也子)と同じ高校に通っている。

生徒に慕われている女性教員で、現在は高校3年生の担任をすることになっている。
そんな春休みのある日にこの事態になってしまった桜木真理子。
しかし、桜木真理子のこころ、市ノ瀬真理子は一所懸命に勉強し教師として生きることを決意する。
一見、SFみたいだけれども、リアルな世界からみれば何らかの精神的な事件が起こり、18歳から41歳までの記憶が失われてしまった記憶喪失ということになろう。
しかし、市ノ瀬真理子のこころからみれば、とにかく一所懸命。
その爽やかで、一所懸命なところが素敵なのだ。

学校での一コマ一コマの描写が妙にリアリティあるなぁと感じたのだが、もとは高校教員だったということが解説に載っていた。
なるほど、それで何の違和感もなく表現されていたのだなと納得した。


#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-02-15から2011-02-19
                      5日で1回読み終えた。


2011年02月16日

情報教育遠隔講座を更新−Excel2002からExcel2010へ−

情報教育遠隔講座を更新しているという記事の続報。
Officeの2007は見送ったが、今回はそうも行かない。
Excel2002からExcel2010へ、最新版のExcel2010対応にした。

本校のパソコン教室の更新(機器の入れ換え)も2回目になる。
前回の更新から6年経っているので、来年度は更新をお願いしている。
希望が承認されれば、今度のパソコン教室はOSはWindows7でOffice製品はMicrosoft Office 2010ということになろう。

ということで、今までにもSharePoint Designer2007の解説を追加したり、GIMP2.6の解説を追加したりしてきた。
Office2010対応も急務である。

網羅的な講座ではないけれども、基本的なところをある程度は押さえていると思う。
今回、新たにOffice2010対応にしてみて思うところは次のようなことだ。

Office2007のOfficeボタンはひどいインターフェイスだと改めて感じた。
知ってしまえばそれだけのことだけれども、知らなければデザインされたものだとしか思えない。
以前どこかで受けた研修で、ドアのデザインの話があり、ほんの少しのつまみ状のものが付いていて押すのか、引くのか、引き戸のように横にスライドさせるのか類推できないようなデザインは悪いデザインであると聞いたことがある。
まさに、その見本のような悪いインターフェイスだったと思う。

そんな批判に対応してのことだと思うが、Officeボタンはファイルタブというリボンのタブになってご丁寧に緑色に塗りつぶされている。

ステータスバーの標準、ページレイアウト、改ページプレビューボタンは使い慣れると便利だけれど、ボタンが小さすぎて、このボタンの意味を認識し体得するまでは探してしまう。

Office2010のリボンは、結局のところ、かつてのメニューバーのイメージに近くなってきた。
それならば、メニューバーのそれぞれのコマンド(『ファイル』、『編集』、『挿入』など)をクリックするとそれに連れてツールバーのボタンが変わるようなインターフェイスでよかったんではないかなどと思う。

−−−−−

まだ、Word2010対応とPowePoint2010が残っている。
先は長い。




will_pwr at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)情報教育 

2011年02月15日

HDCR-UEシリーズをRegza Z2000で使う・不具合報告編

今年になって最初の記事で『HDCR-UEシリーズをRegza Z2000で使う』という記事を書いた。

正月の休み中にいくつかの番組を録画してみて、しばらく様子を見てから書いた記事だ。

もともとこのハードディスクはfat32でフォーマットされているが、それをそのままregzaに接続して構わないと書いてあったので、4GB以上になる録画の場合はどうなるかなどの疑問はあった(この件は、接続したハードディスクをregzaに初めて登録するときにLinuxのファイル形式でフォーマットされるようなので問題はないらしい。後述するように、2時間以上の録画も問題なかった)。

そのため2時間を超えるような映画番組(民放で放映されていたもの)も録画してみて、その録画再生ができるかなどを確認してから、この記事は書いた。

その後、気になった番組を片っ端から録画していったが、再生は余りしていなかった。

ときどき、「あれっ」と思うことがあり、「再生できません」というエラーメッセージを表示して再生できないものもあることが確認された。

これに関して、特に規則性はないみたいで、一つ飛ばしてそのような再生できない録画データがあったと思えば、それが連続していたり、二つ飛ばしになっていたり。

そうかといって録画がされていないというわけでもないようで、「再生できません」というエラーメッセージを表示していた録画番組も、別の機会には再生できたりしている。

メーカーの人間ではない素人のわたしには、現時点ではこれ以上改善することはできないが、現状報告ぐらいはできるのでこの記事を書くことにした。

別の機器(LT-H91DTV)に繋いでいる1GBのハードディスクもあるので、確実に必要な番組についてはこちらに録画することにした。

残念ながら、2GBのハードディスクレコーディングの方は予備的に使うという状態に降格である。

正月休みが終わり、3学期が始まってみれば、入試のデータ入力や入試そのものなので、結構忙しい日々を送ることになり、ブログの更新も飛び飛びになっている。
できるだけ早い時期に、この記事を書きたいと思っていたが、結局のところ原因の特定も、解決もできぬまま、まずは不具合報告を書いて終わりにすることにした(書かずに空いていた日に埋め込んだので、2月15日の記事としているが、本記事の投稿実時間は2011-02-27 13:35頃)。


最初の記事にも書いたように、元々、それぞれのメーカーが対応保証をしていない機器の接続例の報告なので、スタンスは次の通りである。

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一応、HDCR-UEシリーズのRegza対応には、『Z2000は含まれていない』ので、ここに書かれていることは自己責任で行って下さい。
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2011年02月13日

『朝日のようにさわやかに』を読了!!

恩田陸氏の『朝日のようにさわやかに』を読み終えた。

『朝日のようにさわやかに』 恩田陸・著 『朝日のようにさわやかに』 恩田陸・著

14編からなる短編集である。
『冷凍みかん』という作品が印象に残る。
旧友と共にいった旅の中で、駅の売店で酒やつまみを買っている最中に売店の老販売員が亡くなってしまい、何となくの流れで自分の管理下になってしまった『冷凍みかん』。
よく見るとそのうちのひとつは『冷凍みかん』ではなく、地球のミニチュアだった。
そして、それを傷つけたり、管理を怠っててしまい溶かしてしまったりすると現実世界で地球に異変が起こるというおはなし。
そして、この主人公も歳をとり亡くなり、家族が氷が溶けかかっている『冷凍みかん』を見つけたところではなしが終わっている。
ゾッとするはなしだった。

『ご案内』というおはなしは極めて短いおはなし。
結末自体は想像できるものの、やはり恐ろしい内容。
ただし、わたしならこのような状況には陥らないように用心する。

『赤い毬』では、「一度読んだことがある」というデジャブに陥る。
まあ、別の新潮文庫の『七つの黒い夢』で読んだのだったと思う。


#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-02-10から2011-02-13
                      4日で1回読み終えた。


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2011年02月09日

『のぼうの城(下)』を読了!!

和田竜氏の『のぼうの城(下)』を読み終えた。

『のぼうの城(下)』 和田竜・著 『のぼうの城(下)』 和田竜・著

とりあえず記録だけ。
何とも痛快で楽しい本だった。

#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-02-08から2011-02-09
                      2日で1回読み終えた。


2011年02月08日

『情報教育遠隔講座』を更新−PhotoCREWからGIMPへ−

授業で使っている自作Webテキスト『情報教育遠隔講座』を更新している。

1999年の新校舎建築に伴って初めて作って頂いたパソコン教室で、2000年から生徒達に授業を始めるにあたって作成した自作Webテキスト『情報教育遠隔講座』。

Office2000用に作成しOffice2002になったときも部分的に手直ししてそのまま使っていたが、Office2007がでてユーザーインターフェースががらっと変わってしまい、そろそろ大々的に書き直しをしないといけないと思っていた。
しかし、Office2007にいい感情を持てなかったので今ひとつそのままにしていた。

そして、Office2010がでたときとに、徐々にでも書き換えようと決意した。

FrontPage2002がFrontPage2003以降はFrontPageという名称では発売されなくなってSharePoint Designer/Expression Webになってしまったので、とりあえず、SharePointDesigner2007の解説を作った。

グラフィックソフトもPhotoCREWはWindows7非対応になってしまったので、このタイミングでGIMPに変更することにしてその解説を作ることにした。
しばらく、ブランクがあったものの、PhotoCREWで説明していたことに関しては、一応、GIMPでできるようになったし、その解説も完成した。

作り終えてみると、パスについてなど追加したいところもあるが、他のソフトの部分もあるのでGIMPに関してはここでとりあえずこれで一時終わりにしようと思う。





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2011年02月07日

『のぼうの城(上)』を読了!!

和田竜氏の『のぼうの城(上)』を読み終えた。

『のぼうの城(上)』 和田竜・著 『のぼうの城(上)』 和田竜・著


とりあえず記録だけ。
何とも痛快で楽しい本だった。

#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-02-06から2011-02-07
                      2日で1回読み終えた。



2011年02月06日

iMindMap4を購入!!

iMindMap4のUltimate版を購入した。

久しぶりにmindmapで検索してみたところ、期間限定で大幅に割り引きされて販売されていることを知った。

 http://www.imindmap.jp/purchase/

iMindMap Ver.4 Ultimate 23,100円→13,860円
(旧バージョンからのアップグレード12,600円→7,560円)

iMindMap Ver.4 Pro 14,700円→8,820円
(旧バージョンからのアップグレード6,300円→3,780円)

とのこと。

昨年の1月に都高情研主催の研修でマインドマップの研修を受けてから購入したいと思っていた。
しかし、3から4へのバージョンアップの時期だったり、各種のレベルの製品が全て家電量販店で購入できるわけではなく、アルティメット版を購入したい場合にはダウンロード版だけだったりで今ひとつ購入するチャンスに恵まれていなかった。
勿論、そのときどきの経済的な問題もあって、結果的には延び延びになっていたわけだ。

そろそろ次のバージョンの日本語版がでるのだろうが、このチャンスにわたしはバージョン4を購入することにした。
このくらいの価格ならば、わたしにも直ぐに決断することができた。

一応、1月末までの限定販売だったようだが、期限を延長しているとのこと。
購入を考えている方は急いだ方がよいのかも知れない。




2011年02月05日

『スコーレNo.4』を読了!!

宮下奈都氏の『スコーレNo.4』を読み終えた。

『スコーレNo.4』 宮下奈都・著 『スコーレNo.4』 宮下奈都・著

Twitterで話題になっているという本である。
評判通りの本で、読んでいて嫌みがなく、思わず主人公を応援したくなってくるような本だ。

『本屋さん結社』というネットワーク上の団体が薦めている本で、骨董屋の娘たち、主人公の津川麻子(つがわあさこ)、七葉(なのは)、紗英(さえ)という三姉妹のものがたり。
七葉は名前も容姿も可愛らしい女の子でハキハキものをいうところ合わせても非の打ち所がないという女の子だ。
それに対して主人公の麻子は少し負い目を感じている。
紗英は『お豆さん』で、小さすぎて面倒を見てあげなければならないという設定。
三姉妹のものがたりと書いたが、実際は津川麻子の成長のものがたりだ。

スコーレとは解説の北上次郎氏によるとギリシャ語で『学校』とのこと。
英語のschool、ドイツ語のSchuleなどはわたしの頭の中にもあるので『学校』を意味するのだろうということはイメージし、題名を見ただけで理解していたがギリシャ語だとは分からなかった。
もっとも解説の北上次郎氏も「ギリシャ語らしい」と曖昧な表現なので、事の真偽は定かではない。

中学校、高等学校、大学、そして就職という4つの時代で麻子に関わる人びとを通して麻子が成長していく過程を書いたものだ。
とはいえ、作品は題名のようにNo.1からNo.4まで4つに分かれていて、No.1は中学校時代、No.2は高校から大学にかけて、No3.は大学から就職まで、No.4は勤めてからのおはなしになっている。
解説の北上次郎氏によれば『家族』、『恋愛』、『仕事』、『結婚』の4つのスコーレということだという。
「なるほど」と、その解説に納得する。

−−−−−

それどそれの章で恋愛小説的な展開が含まれている。
中学時代の淡い初恋のはなし、高校時代はいとこの愼(まき)に特別な感情を抱き、妹の七葉との関係を悪化させ、大学でもそれぞれの男友達ができるがいまひとつしっくりした結果がでない。
仕事に就いてからの茅野さんとの恋。
新しい生活が始まりそうな予感がして、その余韻を残して恋愛小説としてのものがたりは終わっている。

一人の女性の成長を描くものがたりとしては、No.3からNo.4あたりの仕事に就いてからおはなしが素敵だ。

英語を活かして就職した輸入代理店の出向として、輸入物の高級靴店で働くことになり、最初は戸惑うばかり。
しかし、骨董屋の娘として目利きの実力はあったのだろう。
1年もしないうちに自分の店にディスプレイする靴ならばその正確な値踏みができるようになる。
そして、輸入代理店の手違いでその高級靴店の靴の入れ換え時に価格表に問題が出てしまう。
価格表がない中で麻子が価格を正確に付けていき問題を解決してしまう。

また、高級靴店での2年間の出向を終えて輸入代理店に戻ってきた麻子が部長から「ヨーロッパへ靴の買い付けに行け」という命令を受けて、出かけていったヨーロッパでの仕事がどんどん上手く進んでいく。

こんなところが痛快で、読んでいて楽しく感じるところなのだろう。

繰り返しになるが、評判通りの素敵なものがたりであった。



#情報科教員MTの読書記録・・・・2011-02-01から2011-02-05
                      5日で1回読み終えた。



2011年02月01日

2011年01月に読んだ本たち

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杉並区にある文化女子大学附属杉並中学校・高等学校で情報科教員をしていた津久井 大(まさる)と申します。
2019年3月に定年後、1年間雇用延長で働き、2020年4月から完全にリタイアしました。

従って正確には『元・情報科教員MTのBlog』ということになりますが、タイトルはこのままにしてあります。

元々は理科教員で、暫く理科と情報科の兼任をしていましたが、教育制度に則った情報科ができた2003年に情報科のみを教えることになりました。
my_twitter
@mtsinfodl