2006年12月02日

著作権保護期間の延長問題について・その3

先日の私の記事『著作権の期間延長を考える国民会議』のWebページにリンクされていました。

Google経由でInternet Watchの『クリエイターら、著作権保護期間延長の議論を呼びかける国民会議発足』という記事を目にしたので、著作権とその延長問題に関する自分なりの考えを11月8日付けで書いたものでした。

私はときどき自分の氏名をキーワードにしてGoogleなどで検索します。
自分の過去の記事や、自分のことを書いている他人の記事を調べるためです。
大抵は自分の把握しているサイトやページのみが検索されるのですが、今日はそれ以外にも新しいサイトを見つけました。
上記の『著作権の期間延長を考える国民会議』のWebページです。

『著作権の期間延長を考える国民会議』のWebページにネットの反応(上から19番目)としてリンクがされました。

私のブログサイト『情報科教員MTのBlog』の読者は多くても今のところ80名前後ですから、自分の記事がどなたかに影響を及ぼすということはあまり多くはないと思います。
しかし、今回は『著作権の期間延長を考える国民会議』に一人の国民としての意見は流れたわけです。
私のつたない文章も全くの微力ながらも『著作権の期間延長を考える国民会議』に少しは貢献できたのだと思いました。

著作権の保護期間は現在、(映画の著作権は公開後70年になってしまいましたが)著作者の死後50年です。
この『保護期間が著作者の死後50年』でも私は長いと思っているのです。
私の考えているニュアンスをもう少し正確に書けば、「50年で十分だろう」という考えです。
ヒトの寿命は様々ですが、一般的には著作者の孫が立派な大人、もしくは老人になるくらいまでは保護期間があるということです。

それを延長して70年にするということは著作物を有効に使えなくなると思うのです。
他の多くの方も書いておられるように保護期間が過ぎるまでに埋もれてしまう著作物も出てくるわけで、文化の衰退に繋がりかねません。

私の思いの丈は前回の投稿に書いたとおりですから、詳しくはそちらも読んでみて下さい。

もし、著作権の延長に反対の考えの方、情報科教員の方でまだ記事を書いていない方は、何らかの意志表示をして頂きたいと思っています。
紙の署名運動ではないけれど、『著作権の期間延長を考える国民会議』に国民の真の考えはどちらが多いのかということを提供し、それがその後に起こってくる『国会による法改正』を阻止する力となると思うからです。

#情報科教員MTのつぶやき・・・・
 何年か前に著作権に関するセミナーを受けたとき、文化
 庁の元・著作権課長 岡本薫氏から「日本は著作権先進
 国である」というニュアンスの話を伺ったことがある。

 日本発、世界への呼びかけ(著作権の保護期間を世界レ
 ベルで50年に戻して統一すること=ベルヌ条約を逸脱
 してきた国は元に戻すこと)ができれば素晴らしいと思
 う。


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MT
杉並区にある文化女子大学附属杉並中学校・高等学校で情報科教員をしていた津久井 大(まさる)と申します。
2019年3月に定年後、1年間雇用延長で働き、2020年4月から完全にリタイアしました。

従って正確には『元・情報科教員MTのBlog』ということになりますが、タイトルはこのままにしてあります。

元々は理科教員で、暫く理科と情報科の兼任をしていましたが、教育制度に則った情報科ができた2003年に情報科のみを教えることになりました。
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@mtsinfodl