映画・ドラマなど

2012年01月02日

『武士道シックスティーン』を鑑賞!!

ひかりTV(旧・4th Media)で、『武士道シックスティーン』の映画版を観た。

『武士道シックスティーン』 誉田哲也・著 『武士道シックスティーン』 映画版(DVD版)

『武士道シックスティーン』 誉田哲也・著 『武士道シックスティーン』 誉田哲也・著=原作=


磯山香織が通っていた『桐谷道場』は、映画版では存在しないことになっていて、磯山香織は自分の父に剣道を習っているという設定になっていた。

原作では、桐谷道場の桐谷玄明先生は重要なキャラクタになっていて、磯山香織や西荻早苗(甲本早苗)に稽古を付けながら、武道とはどういうものなのかとか、剣道に対する心構えなどいろいろなことを教えることになっている。

小説の方では、『武士道セブンティーン』でも、要所要所で桐谷玄明先生が登場してきたと思う。

残念ながら、映画版では桐谷先生は登場しないので、物語の厚みがなく何だが薄く感じられた。

また、磯山香織は髪の毛がボサボサな男の子のような女の子というイメージだったが、映画版では磯山香織役は成海璃子さんで歳は若いものの美人すぎて、わたしの考えている磯山香織のイメージとは違っている。
磯山香織役として、比較的口汚い言葉を発していたようだが、何だが違和感があった。

キャスティングはともかく、桐谷道場の桐谷玄明先生が登場しないという点は大きな脚本ミスのように思えた。

#例によって、投稿が滞っていて、今回の投稿は2012-02-19である。


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2011年10月02日

『ゴールデンスランバー』を鑑賞!!

昨日、『ゴールデンスランバー』をテレビで放映していた。

『ゴールデンスランバー』 DVD版 『ゴールデンスランバー』 DVD版

一応、録画もしておいたのだが、これに頼らずにリアルなタイミングで『ゴールデンスランバー』を観た。

伊坂幸太郎氏の原作で、昨年映画化され公開された作品である。
ケネディ大統領暗殺事件の実行犯とされてしまったオズワルドの日本版というようなおはなし。

地元出身の総理大臣が仙台に凱旋パレードをしたときに爆破事件が起こり、その犯人にされてしまう青柳雅春。
巨大な陰謀に巻き込まれてしまった男の闘いを描いたもの。
自分自身を青柳雅春に置き換えてみると極めて恐ろしい状況であるということがよく分かる。
身近な例では厚生労働省の村木厚子氏のえん罪事件があった。
ぞっとするおはなしであった。

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎・著 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎・著

『アビィ・ロード』 ザ・ビートルズ 『アビィ・ロード』 ザ・ビートルズ

タイトルの『ゴールデンスランバー』はビートルズの『アビィ・ロード』の曲で、はなしの中で出てくるもの。

#今日から原作を読み始めているので、数日後にはその読書
 記録を書こうと思っている。



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2011年05月02日

『阪急電車』を鑑賞!!

昨日(5月1日)、映画『阪急電車』を観に行った。

『阪急電車』 有川浩・著 『阪急電車』 有川浩・著

最近、飛ぶ鳥を落とす勢いの有川浩氏の作品を映画化したものである。
小説を読んだときから楽しみにしていたもの。

原作の『阪急電車』を読んだときの『わたしの読書記録』はこちら

勿論、主人公は高瀬翔子(中谷美紀:以下括弧内はキャスト)なのだが、森岡ミサ(戸田恵梨香)、伊藤康江(南果歩)、権田原美帆(谷村美月)と小坂圭一(勝地涼)の新米カップル、会社員・遠山竜太と女子高生・門田悦子の純情カップル(?)、そして、いじめられっ子の女子小学生・樋口翔子(高須瑠香)でさえ、真の意味での主人公である。

何といっても、阪急電車(つまり、阪急今津線)に乗っている一人一人が主人公なのだから。

ここでは、それぞれの人たちの人生は書かないが、皆、それぞれに味のある人生を生き抜いている。

その意味で、主人公の中谷美紀さんをはじめ、全てのキャストが絶妙の演技でぴったりはまっていて素晴らしい作品に仕上がっていたとわたしは思った。

何より、萩原時江役の宮本信子さんには、ほれぼれとしながら見入ってしまった。

パンフレットによれば彼女のヘアスタイルは宮本さんの発案とか。

一瞬どなたかは分からないような感じがして、『宮本信子』という今までのイメージを払拭する、素晴らしいアイデアだったと感心した。

芯の強い、曲がったことが大嫌いな老婦人の役がぴったりだった。
マナーも何もなっていいない大阪のおばちゃん軍団に向かって発するひとこと、ひとことは、けっして口汚いことばではないが、論理鋭く止めどを知らない素早さ。
ラストシーンにはだれもがすっきりしたことだろう。


小説も楽しかったが、映画の方も見応えがあった。

#映画版では図書館通いの征志くんは登場しなかった。


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2011年04月29日

『八日目の蝉』を鑑賞

休日の今日、近所のユナイテッドシネマまで『八日目の蝉』を観に行った。

http://www.youkame.com/index.html

朝一番の9:30からの回。

指定席制のシネコンだからチケットさえ買えてしまえば座席に関しては問題ないが、初日とはいえ、都会の映画館と違って『入り』はそんなに多くなかった感じがする。
連休中の一日なので、劇場公開日、つまり、初日に観に行けたことは、なんだか嬉しい。

『八日目の蝉』に関しては、かなりが思い入れあって、NHKのドラマを観たり、原作本の文庫化を待ちに待ったり、それを購入して読んだりしてきた。

その楽しみにしてきた『八日目の蝉』。

野々宮希和子役の永作博美さんは童顔の女優さんなので、どのような母親役になるのかと思っていた。
劇場でパンフレットを見て年齢を考えてみると特に違和感のある年齢ではないのだけれども、イメージからするとキャスティングに疑問も感じていた。
しかし、作品を観てみて、そんな疑問も全て消滅した。
今までの役のイメージとは違って、母親そのもので薫を見つめるまなざしは温かさに満ちあふれていた。

秋山恵理菜役の井上真央さん、いつも体当たりの演技が印象的だ。
映画の方は恵理菜が主役で、過去を探るために小豆島を訪れた部分が、過去のシーンと交互に表現されていた。

小池栄子さんが演じる安藤千種が、自分は特殊な環境で生活してきて、男の人には恐怖感があるということと、従って男性と付き合った経験はないけれど、一緒に子供を育てるということはできると思うという感じのことをいうシーンがあった。
秋山恵理菜が安藤千種を疑ったことに対する回答として、千種がいった言葉。
迫真の演技だった。

ラストの滝写真館に恵理菜と安藤千種が訪れたとき、写真の袋の中身、つまり写真は野々宮希和子が持っていていったことを伝えられ、ネガから再び写真を現像するシーンがあった。
そして、まだ子どもだった薫と野々宮希和子の記念写真か浮かび上がってきて、恵理菜が野々宮希和子を再確認するシーンが印象的だった。



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2011年02月25日

『となり町戦争』を観た!!

旧4th Media(ひかりTV)で、三崎亜記氏の原作の『となり町戦争』の映画版(2006年公開)を観た。

『となり町戦争』 DVD版 『となり町戦争』 DVD版

『となり町戦争』 三崎亜記・著 『となり町戦争』 三崎亜記・著

『となり町戦争』公式サイト

舞坂町に住む北原修路(江口洋介)は、役場の女性から、「となり町の森見町と戦争になった」というよく分からない電話を貰う。
そして、町長から特別偵察業務従事者に命じられる。

電話の主は『対森見町戦争推進室』の香西(香西瑞希)さん(原田知世)。
はなしが進むにつれて、北原修路と香西さんは、夫婦として森見町に潜入することになる。
この生活の中でふたりは親密になっていく。

一人取り残されてしまった北原は森見町から舞坂町に逃げる途中に、香西さんの弟『智希』(瑛太)に助けられる。
いろいろな関係があるもので、北原修治の上司は森見町の傭兵となっていた。
そして、この上司に殺されてしまう香西さんの弟『智希』

弟を殺されたにも拘わらず、事業に何の疑問も持たない香西さん。

一度、戦争は終結するのだが、終盤で香西さんには森見町役場に出向の命令が下る。
「今後の戦争再開に向けて、いわゆるスパイ的な仕事をするために潜入しろ」という命令だ。

森見町に向かう電車に乗り込んだ香西さんに向かって北原修路が「この戦争に意味があるのか」と引き留め、一見ハッピーエンドで終わるのかと思いきや、最後にとなり町への再度開戦することを示すアドバルーンが上がって終わる。

となり町との戦争のシーンはほとんど皆無といっていい映画なので、今ひとつリアルな感じがしない。
戦争を正当化するのが、それぞれの国(このものがたりでは『町』だが・・・)を統治している為政者たちだ。
しかし、その戦争に意味があるのか、正当性がある戦争などあるのだろうかということを考える切っ掛けにはなるのだろうと思う。

上記のように内容はよかったと思うが、映像としては少々地味だったように思う。



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2011年01月04日

『風が強く吹いている』を観た!!

三浦しをん氏原作の映画・『風が強く吹いている』を観た。
2009年年末から2010年にかけて劇場公開されたもの。
実はリアルな状況でこの本を購入し、映画もこのときに映画館で観たいと思っていた作品だ。

『風が強く吹いている』 公式サイト

『風が強く吹いている』 DVD版

『風が強く吹いている』 三浦しをん・著 『風が強く吹いている』 三浦しをん・著

昨年の(つまり、2010年の)正月に、妻を誘って観に行こうと思っていた。
もともと、長いこと走ったり、玉を打ったり、蹴ったりというスポーツには全く興味を示さない妻なので、映画館でこの映画を観ることはできなかった。

今年は箱根駅伝のテレビ中継をあえて流しておいたり、感動的なシーンでは「あっ、滑って転んでしまった」とか、「どんどん抜いてる」とかいって、何となくの雰囲気を作ってみた。
実は『ひかりTV(旧・4th Media)』で『風が強く吹いている』を流していることを知っていて、年末か、正月明けたところで観てみたいなと思っていたので、その布石を打っていた。

もくろみは見事的中。

わたしは勿論、妻も熱中して観ている。

−−−−−

竹青荘(ちくせいそう:通称・アオタケ)に集まった10人。

『ハイジさんこと、清瀬灰二』を中心に、『天才ランナーの蔵原走(かける)』、『ムサ(ムサ・カマラ)』という留学生、『神童と呼ばれている杉山高志』、『王子と呼ばれているマンガオタクの柏崎茜』、双子の『ジョータ(城太郎)』と『ジョージ(城次郎)』、『ニコチン大魔王でニコちゃん先輩と呼ばれている平田彰宏』、『キング(正座をしてクイズ番組を観るクイズ王の坂口洋平)』、『司法試験に合格済みのユキ(岩倉雪彦)』の10人が住人。

ハイジさんと走(かける)以外は、ほとんど素人。
この10人で箱根駅伝を目指し、予選会を突破して計画通り箱根駅伝に参加し、シード権獲得までを描いた陸上青春ものかだり。

足の故障で高校時代から長距離の道をあきらめかけていたハイジさんのラストシーンは感動の風が吹き荒れる。
そう、『風が強く吹いている』ラストシーンが素敵だった。

小説の方も延ばし延ばしで1年が経ってしまったが、近いうちに一度読んでおきたいと思っている。


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2010年10月17日

『食堂かたつむり』のDVD購入!!

先日、読んだ『食堂かたつむり』。
映画化されるくらいだから、読んでいて素晴らしいと思ったし、映画館には行かなかったが、観てみたいとは思っていた作品だ。

『食堂かたつむり』 DVD版 『食堂かたつむり』 DVD版

拒食症のウサギのはなしやもう一つのはなしが省略されていたり、近所でベーカリーを営んでいる一家が倫子の料理を食べに来て、毛を入れて言いがかりをつけるところが、倫子の旧友が他の友達と共に来て虫を入れて言いがかりを付けるように変更されていた。

細かいところろでところどころ違いはあるけれども、小説を読んでイメージしたこととほぼ同じような感じであった。

ただ、CGが多すぎで軽い感じが残念なところである。
原作はどちらかというとシリアスなイメージが強いけれども、映画版はコミカルというか、軽すぎて今ひとつ残念な感じが強く残ってしまった。



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2010年05月02日

『明日の記憶』を観た!!

渡辺謙・樋口可南子主演の『明日の記憶』を観た。

明日の記憶 明日の記憶

正月に購入した『明日の記憶』。

何となく延び延びになっていて、今日、やっと見終えた。

仕事一筋の凄腕の営業部長、佐伯雅行。
若年性アルツハイマー。

自分自身、自分の家族、いろいろな記憶がなくなってしまう恐怖。

奥多摩の焼き物窯。
妻の名「えみこ」と刻印された、最後のカップが印象的であった。


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2010年04月11日

休日のひととき

昨日までの忙しさで何だか疲れてしまい、その反動で今日はゆっくりペース。

このブログの未投稿記事を新たに書いたり、ちょっと近所のイオンに買い物に行ったり、丁度、今日、テレビで放映されていた『半落ち』を見たり。

『半落ち』は話題作だったが、私は読んでいない。
映画も観に行かなかったので、今回のテレビ放映が最初に観た『半落ち』である。

それそれれの役回りがぴったりで、尚且つ、構成がよかった。
興味をもったので、今度は小説を直接読んでみたくなった。



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2009年10月19日

『ヴィヨンの妻』を観てきた!!

先日、太宰治原作で根岸吉太郎監督作品の映画『ヴィヨンの妻』を観てきた。

『ヴィヨンの妻』 太宰治・著

太宰治生誕100年ということで、ここのところ太宰作品の映画化が盛んである。
『ヴィヨンの妻(青空文庫へのリンク)』もそのひとつ。

モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞した作品である。

太宰治の作品は中学校の国語が何かで『走れメロス』を読んだ程度で何も読んでいない。
自殺未遂や自殺、無茶苦茶な生き方など、読むことを何となく避けてきた作家だ。

ヴィヨンとはフランソワ・ヴィヨンのことで、これまた無茶苦茶な生き方をしてきたフランスの詩人だ。
ヴィヨンと自分を重ね合わせて、妻との生活を中心に自分の生活を描いたもの。

「こういう生活は私には絶対にできないな」などと思いながら、鑑賞した。

大谷修二(太宰治:津島修二)を演じる浅野忠信氏、佐知(津島美知子)役の松たか子さん、特に松さんの陽気でけなげな妻役が最高に素晴らしいと思った。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 「太宰治の作品は、どこがいいのだろう」とイメー
 ジで思ってきたが、映画の中で紹介された文章を聞
 いてみると、きらめくような表現が随所にあって、
 そこが魅力なのだろうということは分かってきた。

 これを切っ掛けに太宰治作品にも触れてみようかと
 思っている。


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2009年09月23日

シャーロックホームズ

最近、シャーロックホームズにはまっている。

ジェレミー・ブレット主演のシャーロックホームズ。
ワンコインでDVD1枚が購入できて、1話が楽しめる。

その昔、ポプラ社か偕成社だったかのホームズ作品を何冊が読んだことがあるが、残念ながらその内容はほんとんど忘れてしまっている。
そこで今度は映像で観てみようという試みである。

今回は『赤髪連盟』。

赤毛の質屋主人が、自分の店の敏腕店員から『赤髪連盟』のことを教わり、多くの応募者の中から欠員補充者に決まる。
午前10時から午後2まで4時間働くだけで200ポンド貰えるという厚遇。
仕事は百科事典の内容をを別の紙に書き写すだけというもの。

1ヶ月程度仕事をしたのち、何の前触れもなく『赤髪連盟』は解散。

ホームズに相談を持ち込んだところから話が始まる。

これだけの情報からホームズが大事件(銀行強盗事件)を推理して、その阻止をするまでのお話。
今、改めてみてみると、実に楽しい。

http://jeremybrett.client.jp/

にそのデータベースがある。


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2009年03月18日

『おくりびと』購入!!

『おくりびと』のDVDが発売された模様。

『おくりびと』 

既に映画館で観た『おくりびと』だけれども、大変素晴らしい作品なので、今回もDVDを購入し、自宅でも観てみようと思う。




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2009年02月28日

『対岸の彼女』を読了!!

角田光代氏の『対岸の彼女』を読み終えた。
皆さんご存じの通り、2005年、第132回直木賞の受賞作品である。
池田進吾氏の装幀が素敵である。
装画は根本有華氏と書かれているので、「根本氏の装画が素敵」というのが正しい表現かも知れない。

『対岸の彼女』 角田光代・著 『対岸の彼女(文庫版)』 角田光代・著

『対岸の彼女』 角田光代・著 『対岸の彼女(単行本版)』 角田光代・著


文庫本しか持っていないので、単行本の装幀と全く同じかどうかは分からないが、イメージ的には同じ感じがする(アマゾンのリンクを張ってみて、見比べてみると微妙に違うようである)。
じっくり観てみると、文庫版では、大きな川が流れていて対岸には『(高校生と思われる)二人の女性が佇んでいる。
戯れているようにも見える。
そして、それをこちらから眺めている自分がいることに気付く。
一通り読んでから、もう一度装幀(装画)を観てみると「なるほど」と思える素敵な絵だ。

『対岸の彼女』 角田光代・著 映画化もされたようなので見てみたい。



主人公は『田村小夜子(たむらさよこ)』と『楢橋葵(ならはしあおい)』。

『小夜子』は30代の専業主婦、『あかり』という3歳の娘が1人いる、どちらかという内向的な、非社交的な女性である。
公園デビューもままならない感じがある人だ。

一方の『葵』はプチナプラネットという会社の女社長で、『小夜子』とは対照的な外向的で楽天的な感じのする女性である。
小夜子と葵は年齢が同じで、生きてきた時代が同じ女性である。
話は小夜子が葵のプラチナプラネットの社員募集に応募するところから始まる。

旅行会社なのに業務拡大で『クリーニング事業』に進出し、その仕事(つまりは『お掃除担当』)をして貰うことになる。
パートタイムのような扱いだけれども、『小夜子』の持ち前の努力で仕事は順調に進む。自分の夫や義母には何となくウケが悪く、働くことに肩身の狭い思いをしている。

別の作家の作品にもよくあるのだけれども、話は二重構造になっていて、『現在のものがたり』と『過去のおはなし』が交互に現れる形式を取っている。

『現在のものがたり』の主人公は『小夜子』、『過去のおはなし』の主人公は『葵』ということになろう。
今からは想像できないが、『葵』もかつては『小夜子』と同じような内向的な性格の持ち主で、通っていた戸塚の学校で『いじめ』にあい、再出発をするために群馬に引っ越して、群馬の私立女子高校に転校する。
ここで知り合った野口魚子(のぐちななこ)と仲良くなり、2人で過ごすことも多くなった。
夏休みを使って、2人で伊豆にペンション手伝いのアルバイトに行く。
アルバイトは何の問題もなく終わったが、ここから直ぐに自分たち家には戻らず『人生の逃避行』が始まり、暫くはディスコで過ごしたり、ホテル(通常のものではない)で泊まったりした。
金策がつかなくなって、恐喝をしたりもしたが、結局、飛び降り自殺を図る。
2人は落ちたところがよかったので打撲程度で助かるが、このあと新聞・雑誌を賑わす記事となり、2人は同じ学校にはいられなくなる。
かつて約束した『19歳になったらプラチナの指輪をお互いに贈り合うこと』という約束も果たせずに引き離されることになる。

この事故で、『葵』は、いまひとつ人が信じられなくなり、進学した大学でも友達や恋人らしき人はできるが、それ以上親密にはなれず、結局、今も独身だ。

葵の会社は社員がクーデターを起こしたごとく、あるとき一斉に退職することになる。
退職金も払わなければならず、事務所をたたんでお金を工面し、規模を縮小して、自宅兼事務所で仕事を続けることになる。

『小夜子』の担当部署、つまり、『ハウスクリーニング』は、順調に立ち上がってきた矢先なのに、このときのことが原因で打ち切り。
『葵』は『小夜子』に「残って別の仕事を手伝って欲しい」というが、『ハウスクリーニング』に情熱を傾けていた『小夜子』は失望してここを去ることになる。
『葵』の過去のことも知っていた『小夜子』は、そのときの真相なども聞き出し、結局、決別したわけだ。

そうした、挫折・決別があった『小夜子』だったが、以前、保育園の運動会の時に『葵』が駆けつけてビデオを撮ってくれた映像を見て、再び、『葵』と共に働いていくことを決意する。
300ページを超える大作で、全てを上手くまとめることは難しいが、最後まで読んで見て、「いろいろなことがあって意気消沈するけれどももう一度精一杯頑張ろう」という感じになった。
大学生当時は全く面識がなかったもの、同じときに同じ大学で時を過ごしたふたりが、プラチナプラネットを通して知り合って、強固な絆で結ばれていくというエンディングにホッとする。
『葵』は人が信じられなくなっていたが、「心の底のどこかに人に裏切られても関係ない」、「信じてみよう」というかけらのようなものをまだ持っていたのだろうと思う。
そして、ラオスで最初の青年にだまされたシーンがあり、そのあとに人を信じて助けて貰うところがあった。
そして、ラストシーンでもう一度『小夜子』との絆ができ、再出発するところで話が終わる分けだ。

『いじめ』や『ひとを信じること』、『主婦の集まりも高校生の時のお互いに牽制しあったつきあいも同じだということ』など、いろいろと考えさせられるテーマが含まれている。
最後の方で気になった部分を引用させて頂いて終わりにしようと思う。

小夜子は既視感を覚える。
既視感というよりも、それは記憶なのだとすぐ気づく。
いくつも年齢を重ねたのに、机をくっつけて弁当を食べていた高校生のころとまったくかわらない。
架空の敵をつくりいっとき強く団結する。
けれどもその団結が、驚くほど脆いことも小夜子は知っている。


人間は、その根本において、そんなに簡単には進歩していないのだということも再認識する。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-02-26から2008-02-28
                    3日で1回読み終えた。


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2009年02月23日

『おくりびと』アカデミー賞外国語部門賞受賞

今日は何といっても、『おくりびと』が、アカデミー賞外国語部門賞を受賞したということを書いておこうと思う。

本木さんは、「ノミネートされたことだけでも信じられない」といわれていたが、見事受賞。

私も一度観たけれども、もう一度観てみたいと作品だった。
そのときの記事はこちら、原作の『納棺夫日記』を読んだときの記事はこちらである。


何はともあれ、受賞おめでとうございます。


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2008年11月03日

『P.S.アイラヴユー』を観た。

妻と二人で、近所のユナイテッドシネマ入間にて『P.S.アイラヴユー』を観てきた。
結論からいって、鑑賞後の感想は私にとっては「残念ながらNGという感じ」がした。

P.S.アイラヴユー公式サイト

いつものようにネットでチケットを購入して(座席指定をして)映画館に向かった。
途中、稲荷山公園駅を通るので、入間基地の航空祭を見に行った人たちの凄まじい数を見ながら入間市駅に向かう。
トイレ待ちの行列を見て、「2、30分は掛かるだろう」などとも思う。

さて、先に書いたように、私にとっては残念な結果となった。

通販で購入した本の梱包の中に入っていたこの映画の紹介チラシを見て、最愛の夫を亡くした妻が夫から送られてくる手紙によっと失意の底から立ち直るというイメージを読み取り、面白そうだと思ったので観ることにした。
チラシを読むかぎりは、もっとシリアスな物語だと思った。
コメディタッチとも違う、何だか統一感がないというか、一貫性がないというか、「この物語で何を伝えたかったのだろう」と思ってしまった。

そして、この映画を「イルマーレのような感じの映画なのだろう」と思って、一度は観に行ってみたいと思った訳だ。
かつて、4th Mediaで観た『イルマーレ(キアヌ・リーブス主演の方)』は、手紙のやりとり、生きている時間の違い、そしてその時間の違いを最後に乗り越えて二人が結ばれるというハッピーエンドだった。

今回の『P.S.アイラヴユー』は始まって直ぐに夫が亡くなって、その後、手紙のやりとり(というよりも『手紙の一方通行』)はどのような感じになり、最後はどう終わるのだろうと興味はあった。

しかし、夫の告別式後のパーティ(?)は何だか騒がしいだけで日本人の私には凄く違和感があった。
また、主人公ホリー(ヒラリー・スワンク)が夫の死を乗り越える過程も今ひとつ一貫性が感じられなかった。

ホリーに好意を抱いていると思われるダニエル(ハリー・コニックJr.)と最終的にはハッピーエンドとなるのかと期待していた。
しかし、途中にウイリアム(ジェフリー・ディーン・モーガン)というアイルランド人との関係も出てくる。
それでは、このウィリアムと結ばれるのかと思うとそうではなかった。

結果的に、最後の方の場面で再びダニエルと出会う場面があり、「やはり、ダニエルとハッピーエンドか」と思ったがそうはならない。

自立の道をつけるために靴のデザイナーになるような場面もあるが、これで成功したのかということは、今ひとつ私には伝わらなかった。

ということで、この『P.S.アイラヴユー』は私にとってはピンとこない作品であった。


−−−

原作はセシリア・アハーン氏という女性で21歳のときにかいたものだという。
全世界で500万部売れたというベストセラー(アマゾンのランクで168位(2008-11-03現在)は凄い)。



映画のパンフレットによると、原作と映画はかなり違っていて原作はアイルランド・ダブリンが舞台だが、映画はニューヨークとのこと。
どの程度違うかは不明だが、この映画を観て感じた違和感は、やはり原作者の年齢に寄るところが大きいのではないかと思った。

女性に大人気の林真理子氏が翻訳されたものが、書店にあったので眺めてみた。
林真理子氏の本は読んだことがない。
しかし、この翻訳本に限っていえば、改行が少なく、法律家の文章のように1ページにびっしりと文字が並んでおり読みにくそうに感じた。
ということで、普段の私ならば「原作の方も読んでみよう」と思うのだが、今回はまだ買っていない。

多分、私は購入はしないと思うが、500万部も売れた本なのだから、きっと若い女性にはよいのかも知れない。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 最後にヴォーカリストで有名な徳永英明氏の歌が
 流れてきた。
 「あれ、何で日本語なの」、「あれ、徳永さんだ。
 この映画の監督が徳永さんの声に惚れ込んでエンデ
 ィングテーマに選んだのかな」、「それにしても、
 洋画に日本語の歌が流れるのはちょっと違和感があ
 るな」と思った。
 しかし、これは日本独自のことだということが、あ
 とから分かった。

 何だか納得がいかないことが多い映画だった。


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2008年09月24日

『おくりびと』を観に行った。

昨日の投稿でも少し書いたが、『おくりびと』を観た。

ひょんなことから納棺師というお仕事をすることになった男のものがたり。
男の名前は小林大悟、オーケストラの団員でチェロ奏者であったが、突然の解散で失業してしまった。
新聞に入っていた広告で、旅行代理店か何かの仕事かと思って面接を受けた会社が納棺業務を請け負っている会社だった。
社長の押しの強さ、人柄に触れて納棺師としての仕事を取りあえず始める。
そして、数々の苦難はあったが、納棺師という仕事の大切さを身にしみて理解し、自分の天職として誇りを持って活躍するまでを描いた映画だ。

笑いあり、悲しみありのものがたりだが、「死」を扱うものがたりは、その反面において「生」を扱う物語ともいえる。
とにかく、素晴らしい映画であった。

臭い、汚い、きもいなど全国の学校では口汚いことばも多いと聞く。
納棺師という仕事は、死がタブー視されている現在、臭い、汚い、気持ちが悪いということがつきまとう仕事である。
ゴミの集積業者の方なども同じようなことがいえるだろう。
しかし、どの仕事もなくてはならない仕事である。

この「おくりびと」という映画は私と同じようにある程度、年齢のいった人がみる可能性が高い。
しかし、私はこの映画を観て、是非とも中高生に観に行って欲しいと思った。
いじめる側にまわっている人も、言葉がきたない人も、この「おくりびと」を観れば、何らかのことを考える切っ掛けになるのではないかと思う。

そのような意味も含めて、是非とも若い人にも積極的に観に行って欲しいと思う。
お薦めの映画である。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 昨日の投稿にも書いたが、主演の本木雅弘さんが「納棺夫
 日記」という本を10年くらい前に読み、
 そこから企画された映画である。
 こちらの本もお薦めである。







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2008年09月23日

『納棺夫日記』を読了!!

『納棺夫日記』という本を読み終えた。
作者は青木新門(あおき しんもん)氏。
冠婚葬祭会社に勤務し、納棺夫として仏さまの旅たちをお手伝いしていた方である。
現在は作家をしておられる方である。
数ヶ月前に古本屋で私の目に止まり、「いつかは読んでみたい」と思って、その時に購入した本である。

『納棺夫日記』 青木新門・著(文庫版) 『納棺夫日記』 青木新門・著

今日、話題の映画『おくりびと』を観てきたのだが、購入したパンフレットには主演の本木雅弘さんが
個人的に10数年前、インドの旅と、ある本を通して、納棺の世界を知りました。

それが今回の企画に繋がっています。

と述べられている。

それで、「これは『納棺夫日記』だな」とピンと来て、このタイミングで読まずにはいられないと読み始めた訳である。

『おくりびと』の舞台は山形県酒田市が中心になっているが、青木氏が活躍されたところは富山県である。

何よりもまず、この本で印象に残ったところは、昔付き合っていた恋人の父を納棺することになった部分である。
詳しくは書かれていないが、最終的には結婚までは至らなかったもののお互いに結婚も考えていた仲だったのだと思う。

その人の父を納棺する仕事の部分である。
納棺の仕事は見た目以上に体力を使う仕事で汗が出る。
仕事を始めたときにはその元恋人はいなかったのだが、知らない間にその場に加わっていた。
そして、ふと気がつくと青木氏の横にいて額の汗を拭いていたという。
自分の夫や親族がいるところで、普通はあり得ない光景である。
おそらく、青木氏のしている湯灌の行為が慈愛に満ちていて、かつ、荘厳な感じが心を打ったのであろう。

軽蔑や哀れみや同情など微塵もない、男と女の関係をも超えた、何かを感じた。

と青木氏は述べられている。
このシーンをまず挙げておきたい。

次は何といっても自分の妻に「穢らわしい、近づかないで!」といわれた部分だろう。
この部分はシチューションこそ違うが、映画「おくりびと」のなかでも広末涼子さんが叫ぶシーンがあった。
本人にとっては、最もショックが大きいシーンだと思う。

 職業に貴賎はない。いくらそう思っても、死そのものをタブー視する現実があるかぎり、納棺夫や火葬夫は、無残である。
 昔、川原乞食と蔑まれていた芸能の世界が、今日では花形になっている。士農工商と言われていた時代の商が、政府をも操る経済界になっている。そんなに向上しなくとも、あらゆる努力で少なくとも社会から白い目で見られない程度の職業にできないものだろうか。


 己の携わっている仕事の本質から目をそらして、その仕事が成ったり、人から信頼される職業となるはずがない。
 いやな仕事だが金になるから、という発想が原点であるかぎり、どのような仕事であれ世間から軽蔑され続けるであろう。


この本の中で、仕事人(社会人という意味)である自分にも言い聞かせなければならない部分を最後に2箇所挙げさせて頂いた。

#情報科教員MTの読書記録・・・2008-09-23

 目で追った程度だが、1日で1回読み終えた。

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2008年08月29日

おくりびと

まだ、始まるには間があるけれど、『おくりびと』という映画を映画館で観てみたいと思う。

http://www.okuribito.jp/

『西の魔女が死んだ』はタイミングがあわず、みそびれてしまったが、『おくりびと』は近くのユナイテッドシネマ入間でやるので簡単に予約ができる。

何だか興味がある。
9月13日ロードショーがスタートなので、近々に予約してみよう。


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2008年08月11日

あさのあつこ氏の『バッテリー』を観た。

あさのあつこ氏の『バッテリー』、私が気に留め始めたのは2007年の7月くらいである。

NHKのクローズアップ現代という番組で国谷裕子氏が取り上げた番組をみて以来である。
あさのあつこ氏の名前も知っていたし、本屋さんに行けば結構平積みされているので『バッテリー』が流行っているということも知っていた。
特にそれまで、気にもならなかったのだけれど、この番組をみて以来、「いつかはあさのあつこ氏の作品も読んでみたい」と思っていた。

そのため、いつもの古本屋巡りでもちらちらとは、この本があるかどうかをみてきた。
そんな状態が長く続いた昨日、安く6冊全てを入手することが出来た。


『バッテリー』 あさのあつこ・著 バッテリー

『バッテリー・2』 あさのあつこ・著 バッテリー2

『バッテリー・3』 あさのあつこ・著 バッテリー3

『バッテリー・4』 あさのあつこ・著 バッテリー4

『バッテリー・5』 あさのあつこ・著 バッテリー5

『バッテリー・6』 あさのあつこ・著 バッテリー6

そして、今日は月曜ゴールデンという番組で『バッテリー(映画版)』が取り上げられることを知った。

『バッテリー(DVD)』 

先日購入したNASに録画しつつ、リアルタイムで番組を観た。

ストイックな野球少年で天才的なピッチャーという原田巧と性格が素晴らしくよい永倉豪とのバッテリーを中心とした中学生の成長物語。

ということで本も全冊揃ったし、一度映画も観たことになるので、明日から1冊ずつ読んでいこうと思っている。



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2008年08月10日

『オリヲン座からの招待状』を観た。

昨年の12月9日に『オリヲン座からの招待状を読了』という記事を書いた。
そして、今日はDVD版の『オリヲン座からの招待状』を観たというお話。

『オリヲン座からの招待状(DVD)』 

正月休みに入って実際に観に行こうと思ったときには近所の映画館では既に終わっていて、残念ながら映画館では観ることとができなかった作品である。

鑑賞し終わっての感想を少し書いておこうと思う。

自分の投稿にリンクを張ったので、小説版の感想はそちらを観て欲しい。
小説版では、小さいときをオリヲン座で過ごし、今は夫婦になっている三好祐次と良枝が主人公であった。
その二人が離婚の危機を迎えているさなかにオリヲン座からの招待状を頂き、オリヲン座の最後の興行を観ることによって、再び夫婦として再スタートしようか、どうしようかというところで話が終わっていた。

『鉄道員−オリヲン座からの招待状−』 浅田次郎・著 『鉄道員−オリヲン座からの招待状−』 浅田次郎・著

映画版では仙波留吉と仙波トヨの方に視点を置いて、こちらをメインに話が展開していた。
映画全体の醸し出す雰囲気は素晴らしいものがあったし、映画そのものも素晴らしいものだと感じた。
しかし、この仙波留吉と仙波トヨをメインにするとどうも焦点がぼけてしまうように感じた。
このふたりを主人公にすると、どうしても時代の流れには逆らえずに悲しい結末だけで終わってしまうように感じるわけだ。
仙波トメが最後の興行中に映写室でなくなり、老人(仙波留吉)がひっそりと残される姿は悲しすぎる。
二人の愛の絆が強固なもので、その素晴らしさ伝わってくるが、あまりにも結末が悲しすぎた。

ここは原作(小説)のように、あくまでも三好祐次と良枝が主人公で、離婚の危機を乗り越えて再び夫婦として再スタートする(または、ここから先は読者・視聴者に任せる)というところで話が終わったほうが、よかったように思う。


#情報科教員MTの購入記録・・・2008-07-28購入。

 企業研修から帰る途中、練馬駅で出店していた
 販売店(エーワン)で購入した。


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2008年06月15日

『夜のピクニック(映画版)』を購入することにした

恩田陸氏の『夜のピクニック』を映像化した『夜のピクニック(映画版)』を購入することにした。
今まで、ずっと「いつかは購入して、観てみよう」と思っていた作品である。

原作を読んで、その映画を観るということは非常に楽しい。
『世界の中心で、愛をさけぶ』はドラマで感動し、映画で「こういうイメージもあるのか。ドラマとは全く違う切り口だな」と楽しみ、原作を読んで原作の持つ『文章からでてくるイメージの拡がり』を感じると共に、「この原作から、よくあのようなドラマや映画が出来るな」と脚本家や監督の力の凄さを感じた。
『象の背中』は原作と映画のイメージがほとんど変わらなかった記憶がある。
『いま、会いにゆきます』もドラマや映画を観たが、それぞれに楽しめた(原作も買ったが、こちらは未読本待ち行列に並びっ放し)。

さて、夜のピクニックは、4種類のDVDがあるらしい。

『夜のピクニック・ピクニックパック』 『夜のピクニック・ピクニックパック』

『夜のピクニック・特別版』 『夜のピクニック・特別版』

『夜のピクニック・通常版』 『夜のピクニック・通常版』

『夜のピクニック』 『夜のピクニック』

この中で『夜のピクニック・ピクニックパック』を買ってみようかと思う。
「本編」と「ピクニックの準備」の2種類のDVDがひとつになったパッケージのようである。
本編と書いたのは、ピクニックパックの構成が今ひとつ分からなかったからで、『夜のピクニック・特別編』と『ピクニックの準備』がひとつのパッケージになっているという記事があったためである。

『夜のピクニック・特別編』と『夜のピクニック・ピクニックパック』はほとんど同じような価格であり、それならば『夜のピクニック・ピクニックパック』の方がお得だと思う。
そうなると『夜のピクニック・特別編』の存在意義は何なのだろうと、私は思っている。

同様に『夜のピクニック・通常版』と『夜のピクニック(無印)』も価格だけが違っているが、その違いもよく分からない。

いずれにしても、私は『夜のピクニック』と『ピクニックの準備』の本編だけがあればよいので、『夜のピクニック・ピクニックパック』がよいのだと判断した。
基本的にDVDは通常版を購入することが多いのだけれど、「ピクニックの準備」も付いているので、(夜のピクニック部分が通常版であろうが、特別版であろうが関係なく)こちらにしてみようと思ったわけである。

このDVDのレビューをみてみると評価は二分しているので、鑑賞後に私が晴れやかな顔をしているか、失望してガックリ来ているかは分からない。
もちろん、原作の恩田陸作品は私にとっては『絶対名作』で、中学生や高校生だけでなく大人が読んでも素晴らしい作品だと思っている。
そして、この原作は誰もが推している「名作」だと私は思っている。


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2008年06月08日

DVD『Always 続・三丁目の夕日』を観た。

2007年11月3日にAlways 続・三丁目の夕日を観てきたという記事を書いた。

そして、最近、DVDも購入したということも書いた。

で、今日の話なのだけれど、そのDVD『Always 続・三丁目の夕日』を観たという話題だ。

映画館で2回、そして昨晩DVDで1回、現時点で3回観たことになる。

ストーリーを書いてみても余り意味はない。

ここでは最後のシーンで鈴木オートが社長の川渕康成に向かって「おまえは読んだのか」、「おれは読んだぞ」というところを自分の心に刻んでおこうと思う。
情報科の授業に関しても、実際に自分で行ってみていいと思うものを生徒達に紹介していくことが重要なのだと改めて心に留めておこうと思った。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 何度観てもジーンと来る。
 ストーリー展開は既に分かっているのだけれど、
 小雪さん扮する石崎ヒロミに「さぁ、勇気を出
 して、ここで『純青』を買えばいいのに・・・」
 などと思いながら観てしまう。

 なんど観ても素晴らしい。


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2008年05月26日

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を購入!!

発売日から既に随分日が経ってしまったが、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を購入した。

 通常版

 豪華版



今日はプ会(プログラミング情報教育研究会)が青山学院大学であり、それに参加したのだが、ここのところの体調不良で研究会のみの参加にした。

それで、午後8時に研究会が終わったので、渋谷から新宿に回って、ヨドバシカメラにて待望の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を購入したわけである。
どちらにしようか迷ったけれど、私は通常版の方を買うことのにした。

この通常版にも、何だかおまけを2つほど付いてきた。
特製ギフト用パッケージと昔懐かしい鉛筆削り。

ちなみにポイントが結構たまっていたので、実質の支払金額は1000円弱であった。

#情報科教員MTのつぶやき・・・この日曜日は映画鑑賞会かな。



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2008年05月21日

今日は発売日

今日は発売日である。

『Always 続・三丁目の夕日』である。

たしか、今日発売されることになっている。

少し元気なら新宿のヨドバシカメラにでも寄って買って帰ろうかと思ったが、今日は水曜日。
打ち合わせが3つも入っていてくたくたである。

午後8時少し前に学校を出て、そのまま家に帰ることにした。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 近いうちに買いに行き、思う存分、三丁目ワールドに
 浸ってみようと思う。

 本人は至って真面目だが、このような内容なので、一
 応、「他愛のないこと」カテゴリにも入れておく。


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2008年03月30日

『象の背中』を観た!!

3月22日に購入し、観るのを楽しみにしていた『象の背中』のDVDビデオを鑑賞した。

 象の背中

私は、小説の方を先に読んだ口で、映画はまだ観ていなかった。
映画館で観たかったのだけれど、気がついたときには二、三の映画館でしかやっておらず、結局、観そびれてしまった。

ということで、最近、DVDを購入したわけである。

タイトルの『象の背中』の意味は知っていた。
しかし、ずっと前から知っていたわけではなく、この映画が話題になった頃なので映画のコマーシャルか何かで自然と頭に入ってきたのだろう。

さて、映画を観てのコメントなどを少し書いておこうと思う。

何といっても、この映画は小説をほぼ忠実に再現しているということが、DVDを観ての感想である。
ほとんど、小説を読んだ後のイメージ通りであった。

あっ、この手の場合、映画が先なのか、小説が先なのかは、私は知らない。
映画が先にあって、それをノベライズしたのかも知れない。
いずれにしても、両者は、私にとってはほぼイメージ通りだった。

財務省のエリート官僚だった矢口というひとと、ベンチで煙草を吸いながら話をするシーンがあった。
藤山が煙草を吸おうと思ったときに火がなくて、ライターを貸してくれたのが矢口だ。

勿論、この矢口もガンなので間もなく亡くなってしまう。
小説では、このあと高利貸しの亀田富士子という老婆が出てきたが、映画では省略されていた。

『象の背中』の意味を映画では、藤山がつとめていた不動産会社が乗っ取ったゴールドエステートという会社の社長である高木という男から語られる設定になっていた。
彼もまた、ガンで余命1年である。

「あれっ」と思って小説のその部分を再度読んでみたが、小説ではこのようなことは書かれていなかった。

この2点くらいが相違点というところだと思う。
あとはイメージ通りだった。

著者の秋元康氏はどちらかというトレンディドラマというイメージが強かった。

しかし、秋本氏自身も父親をガンでなくしており、その体験がこの小説にも書き込まれている。
私も、2年前に父をガンでなくし、同じような境遇である。

また、この(小説や)映画の主人公である藤山も48歳という設定で、私と同じような年回りである。
自分になぞらえながら、この映画を観たことはいうまでもない。


#情報科教員MTのつぶやき・・・
 自分がガンで余命半年と分かったときに、妻ではなく
 自分の息子に打ち明けるシーンがある。

 この息子と父親の関係が実に素晴らしく、いや、妻や
 次女を含めた家族の絆が素晴らしい。

 この長男と父との関係にグッと来た父親は、私を含めて
 多いだろう。

 父の三回忌である本日、妻と二人で観た。


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2008年02月22日

象の背中・サウンドトラックを購入!!

『象の背中』のサウンドトラックを千住明氏が担当されたということを知った。
勿論、今、知ったというわけではなく、映画が公開されて暫く経ったある日のことである。
それで、このサウンドトラックを購入したいと思っていた。

ここのところで余分なポケットマネーも増えたので、今日、CDを購入した。

『象の背中−サウンドトラック−』 千住明・作曲 象の背中(サウンドトラック) 千住明・作曲

全曲、ピアノがメインのサウンド。
オーボエの響きも切ない。

物語自体が、ガンで余命半年を言い渡された男の6ヶ月間を追っていくものなので、何となくもの悲しさがあることは否めない。
しかし、残りの6ヶ月間を悔いなく生きることを決意し、それを着実に実行していったことが描かれている作品なので、このサウンドトラックも単なる寂しさだけではない、しっかりとした『男の意思』のようなものも私の中ではイメージされた。

『象の背中』 秋元康・著 『象の背中(文庫本)』 秋元康・著

映画の方は観るチャンスを逸してしまったが、小説の方は年末に一度読んだ。
残念ながら、このブログの記事としては書けていない(2008-02-24現在)。
暇をみて、過去にさかのぼって記事を書こうとは思っている。

『象の背中』 −スタンダードエディション− 象の背中(スタンダード・エディション)

『象の背中』 −スペシャルエディション− 象の背中(スペシャル・エディション)

「DVDの方もそろそろ出るかな」、「出たら買って、観よう」と思っていたら、もう買えるようである。
まずはDVDを買ってみよう。

#情報科教員MTのつぶやき・・・
 風林火山のサウンドトラック・完結編というものもで
 ているので余裕ができたらこれも買って聴こうと思う。

『風林火山・完結編−サウンドトラック−』 千住明・作曲 『風林火山・完結編−サウンドトラック−』 千住明・作曲

 千住ワールドに興味を持ってから、何だか千住明氏の
 関わっているCDを集めて聴きたいと思い始めている。


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2007年12月28日

Always 続・三丁目の夕日、再び

『Always 続・三丁目の夕日』を再び観に行った。
場所は前回と同じく、ユナイテッドシネマ。
前回は妻と二人で出掛けていたったのだが、今回は息子もいて、3人で観たわけである。
大まかなストーリーは前回で頭に入っているのだけれど、やっぱりいい。
何といっても泣けるし、クライマックスにはホッとする。

ラストの夕日のシーンもよいけれど、やはり、最高なのは次のところだと私は思う。
つまり、茶川竜之介が文芸雑誌「純青」に投稿した作品、「踊り子」を古行淳之介の実の親でもあり、会社社長でもある川渕康成氏が読んで自分の子を引き取ることなく去っていく場面である。
それまでは茶川のこと、茶川の作品のことを強くけなしていた川渕だったが、鈴木オートに「お前は読んだことがあるのか」、「オレは読んだ」、「読んでもいないのにけなすんじゃねぇ」といわれて、川渕が読んだ後のシーンである。

芥川賞こそ取れなかったものの、三丁目のメンバーがほとんど全員読んでおり、それぞれに感動し、涙した作品なのである。
お金で何でも解決できると考えている川渕が、「お金よりも大切なものがあるんだ」といわれて去っていくところが、今回も強くジーンときた。

石崎ヒロミが買えなかった「純青」だったが、ヒロミが東京を去るときに踊り子仲間の梅子が「餞別だよ。電車の中は退屈だろうから」と手渡すシーンも素敵だ。
ヒロミたちの会話に批判的で冷めた言葉を返していた梅子だったが、やはり、暖かい人だったのだとホッとするシーンだ。

どのシーンも、本当に素晴らしい。

茶川役を演じた吉岡秀隆氏は前作を13回観たそうだ。
私は当然彼には及ばないけれど、そっと2回観て満足をした。

**おまけ**
2回観たおかげで、私のブログに貼り付けている『日めくりカレンダー』が、映画の中でどこにあったのかが分かった。
鈴木オートの部屋でしたね。


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2007年12月09日

『オリヲン座からの招待状』を読了。

今年の11月3日に公開され、話題になった『オリヲン座からの招待状』を読んだ。
原作者は、有名な浅田次郎氏である。
残念ながら映画はまだ観に行っていない。
ということで、今日は本のお話。
原作本の方を読んでのイメージや思ったことなどを書いてみたい。

映画『オリヲン座からの招待状』では、仙波トヨ(宮沢りえ・中原ひとみ)と仙波留吉(加瀬亮・原田芳雄)が主人公のようだけれど、原作の方を読んだ限りでは別のイメージだ。

小さい頃、オリヲン座で映画を観て、よく遊んだ少年と少女が主人公のように思えてくる。
二人の名は三好祐次と、その妻・良枝である。
幼なじみ同士で結婚して、高校生の男の子が一人いる夫婦である。
妻・良枝は埼玉の東所沢に住んでいる。
最初に購入した自宅で、最初は皆でここに住んでいた。
そして、三好祐次は都内のマンションに独りで住んでいる。
自分の勤務している建設会社が建てたマンションで、自宅を持っているにも拘わらず、投機目的にこの都心のマンションを購入したところあたりから家庭の崩壊が始まる。
いわゆる別居状態だ。
この夫婦のところに『オリヲン座』からの招待状が届くところから、物語が始まる。

前述したように、この二人、離婚はしていないものの、崩壊寸前の二人であった。
そんな二人が『オリヲン座』からの招待状を受け、仙波留吉が流す最後の映画を観ることによって新たな一歩を踏み出すまでが描かれている。
わずか34ページの短編であり、結論は描かれていない。
この新たな一歩が、文字通り、真の意味での『新たな一歩』になってしまうのか、そうではない、やり直しとしての『新たな一歩』となるのかは読者次第。
私としてはハッピーエンドとしての後者をイメージした。
そうでなければ悲しすぎる。

エントリのタイトルは「『オリヲン座からの招待状』を読了。」と書いたが、実はこの作品は『鉄道員(ぽっぽや)』の最終編である。
数年前に映画化されて大ヒットした『鉄道員(ぽっぽや)』の原作本に含まれている。



鉄道員(ぽっぽや)
ラブレター
悪魔
角筈にて
伽羅
うらぼんえ
ろくでなしのサンタ
オリヲン座からの招待状


の8編からなる短編集である。

#情報科教員MTの読書記録・・・
 昨日、『鉄道員(ぽっぽや)』が急に読みたくなって、中村橋の
 BookMartにて購入した。
 中をみて、『オリヲン座からの招待状』を発見し、これは読まず
 にはいられないと思った。
 ということで、本日、『オリヲン座からの招待状』、『鉄道員(
 ぽっぽや)』の順で2編を読み終えた。


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2007年11月23日

『花いくさ』を観た

金曜プレステージで、『花いくさ−京都祇園伝説の芸妓 岩崎峰子−』を観た(参考ページ)。


2003年に話題になった本、『祇園の教訓』を書かれた岩崎峰子さんの自伝的ドラマである。
『祇園の教訓』は、本が発行された2003年、何となく本屋で半分くらい読んでしまったものである。



何だか一気に読んでしまった記憶がある。
さすがに、全部は読めなかったけれど、そのときに気になった、欲しいと思った本であった。
迷いに迷って、そのときには結局購入しなかったのだけれど、つい最近の古本屋巡りで『祇園の教訓』を見つけて、ついに購入した。
機会を見つけて読もうと思っている本である。

その岩崎さんの物語である。
有吉佐和子さんの小説『芝桜』のモデルになった方でもある。





置屋の岩崎に5歳で引き取られてから29歳まで芸妓を引退するまで(? ドラマではいくつまでだったのかは不明)を自らが語るという形で物語が展開していく。
ひとつ、ひとつの苦労話はここには書かないが、心にぐっとくるところが多かった。

てっきり、『祇園の教訓』が、今回のドラマの原本かと思っていたら、『花いくさ』という本もあったらしい。
こちらの本も探して読んでみたいと思う。



こちらを読んでから、『芝桜』も読んでみると楽しそうである。

---
翌日である今日、11月24日に、近所の古本屋で『芝桜』の上・下巻を見つけてきた。
本の繋がりとは面白いものである(2007-11-24追記)。


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2007年11月03日

Always 続・三丁目の夕日を観てきた

今日が初日の『Always 続・三丁目の夕日』を観てきた。
映画ファンというほどの人間ではないが、映画やドラマを観ることは好きな部類の人間である。
初日に観なければならないというほどのこだわりはないけれど、今後の休みの関係で今日が最適であると判断した。
そして、初日に観ることができた。

前作も非常に感動的であったが、今回の続編も前作を凌ぐものになっていると感じた。
ほのぼのと、なおかつ、希望に満ちた世の中になることを夢見ていた時代を表現している物語であるからハッピーエンドは必死だと思っていた。
その期待を裏切らせないことは確かである。


地震か。いや、昭和30年代といえば・・・・。
スタートとからド肝を抜かれる。

使い古した24色の色鉛筆と、削ってすらいない新品の24色色鉛筆。

給食に出てきたずっしりとして大きめのコッペパン、そして給食時にただ一人給食を食べずに読書する淳之介も、印象に残った。
当時の洗濯機に付いていた『手回し式の脱水装置』も懐かしい。

佐久間(悪魔)先生の焼き鳥踊り。

六子の幼なじみと詐欺師。そしてその改心。
           
クールな梅子だが、餞別としてヒロミに渡したもので梅子の優しさが光る。
文芸月刊誌『純青』を読んだヒロミは。
芥川賞以上の現実。ラストシーン少し前の茶川とヒロミ、淳之介は最高。

その『純青』に発表された茶川さんの作品「踊り子」を読んでみたい気がした。

ここで紹介した各種のアイテムやシーン、実際にその映像を観れば涙を誘われる。


続編を見る前に公式サイトに訪れて登場人物などを確認した。
映画の中では名字ではなく名前だけで呼ばれている人物もいたし、名前すら出てこない人物もいる。

淳之介の実父である社長は、「嫌みな社長」としか認識していなかった。
しかし、彼の名は川渕康成という。
何というネーミングだろう。
極めつけのネーミングは、淳之介の母だろう。
淳之介の実母は古行和子という。
この社長(川渕康成)が『純青』の茶川作品を読んで去っていくところもグッとくる。

そして、それぞれの家族達が見るラストシーンの夕日も印象的であった。
この記事では、ストーリーを余り追わない形で印象的であったシーンやアイテムを断片的に書いてみた。
この2時間半には、最高のドラマが再び私の目の前にあった。
最高だった。



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杉並区にある文化女子大学附属杉並中学校・高等学校で情報科教員をしていた津久井 大(まさる)と申します。
2019年3月に定年後、1年間雇用延長で働き、2020年4月から完全にリタイアしました。

従って正確には『元・情報科教員MTのBlog』ということになりますが、タイトルはこのままにしてあります。

元々は理科教員で、暫く理科と情報科の兼任をしていましたが、教育制度に則った情報科ができた2003年に情報科のみを教えることになりました。
my_twitter
@mtsinfodl